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Web Publisher支援のフォーエム、AnyManagerでGoogle PPIDの実装サポートを開始

ログイン機能の実装不要でユーザーに1st party cookieを付与し、PPIDに活用

AnyMind Group株式会社(読み:エニーマインドグループ、代表取締役CEO:十河 宏輔)の子会社で、Web Publisher及びApp Developerのメディアパートナー事業を主事業として展開する株式会社フォーエム(代表取締役:小堤音彦/以下、当社)は、Web Publisher向けの「AnyManager(エニーマネージャー)」の新機能として、サーバーサイドで1st party cookieを付与し、Publisher Provided Identifier(PPID)に使用できる機能を開発し、本日より提供開始いたしました。

■本機能をローンチした背景

・個人データ保護の潮流に置ける3rd party cookieの廃止
近年、個人データを保護の重要性が増している広告業界において、3rd party cookieの使用は徐々に制限されていく傾向にあります。3rd party cookieの終了に伴い、広告のターゲティング精度が低下するため、Web Publisherの広告枠から得られる収益が低下する見込みです。ただし、3rd party cookieを使用しないソリューションは数多く、パブリッシャーは個人データ保護を重視した解決策を導入する動きが見られるでしょう。
*https://blog.google/products/chrome/updated-timeline-privacy-sandbox-milestones/

・GoogleによるPPIDの発表とWeb Publisherにとっての導入ハードル
コンテクスチュアルターゲティングや、IDソリューションなど数多くのポストCookieソリューションが登場する中、2021年3月にGoogleがPPIDを利用した新たなCookieレス広告の仕組みを構築していることを発表しました。PPIDとは、パブリッシャーがユーザーに割り当てる識別子を指し、通常はログイン情報などと結び付けて利用されます。
*https://support.google.com/admanager/answer/2880055?hl=ja

PPIDによって、パブリッシャーはCookieに依存しないターゲティング手法を確立し、CPMの向上を実現します。一方で、PPIDの導入にはログイン機能の実装や、ユーザーの1st party dataの一定数の確保が必要で、パブリッシャーにとってハードルとなっています。

このような背景において、当社は「AnyManager」でPPIDの実装をサポートする新機能を開発し、提供開始に至りました。

■本機能の概要

  • AnyManagerを使用し、サーバーサイドからユーザーに1st party cookieを付与
  • Google Ad Managerを経由してデマンドサイドにPPIDを渡す

■PPIDとは

PPIDとは、Publisher Provided Identifier(パブリッシャー指定の識別子)の略で、パブリッシャーがユーザーに割り当てる識別子で、通常はログイン情報などと結び付けて利用します。

このPPIDはこれまでプログラマティックダイレクトのみに使用されませんでしたが、GoogleよりGoogle Ad Manager経由でオープンオークションを含む全てのプログラマティックな取引においてPPIDが可能になったと発表されました。

これにより、パブリッシャーはログインIDをはじめとした1st party cookieを使ってユーザーにPPIDを割り当て、Google Ad Manager経由で広告主に暗号化されたPPIDを送ることが可能です。データは暗号化されているため広告主は特定のユーザーの興味・関心を知ることはできませんが、「ユーザーが旅行関連のwebサイトを頻繁に訪れているから、旅行関連のキャンペーン広告に向いている」といった判断に利用できるようになります。

■本機能を使用するメリット

  • ログイン機能の実装不要でユーザーの1st paty cookieを取得できる
  • 生成したPPIDをGoogle Ad Managerのオープンオークションに使用できる
  • PPIDによってCPMの向上が期待できる

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