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AnyMind Group

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【プライド月間特別企画】誰もが働きやすく、平等な評価のもとで挑戦できる環境の実現に向けて

AnyMind Groupは2016年の創業当初から、各メンバーひとりひとりがプロフェッショナルとして最大限のパフォーマンスを発揮できるように、人種・ 性別・年齢など個人の外面の属性や、宗教、信条、経歴や価値観など内面の属性に関わらず活躍する環境を整え、純粋な成果に基づいた評価を実施しており、「ダイバーシティ&インクルージョン」を推進しています。

今回は6月のプライド月間に合わせて、AnyMindで実際に働くLGBTQ+コミュニティに協力を仰ぎ、彼らの課題や入社の決め手、働く環境についてなどを率直に語ってもらっています。
アジア各国では未だなお、LGBTQ+のコミュニティが過ごしやすい環境が整っているとは言い難い状況にあります。しかしここ数年、状況は少しずつですが前進し、誰もが暮らしやすい社会へと着実に近づいています。
私たちのLGBTQ+コミュニティの情報を発信することで、より社会が多様性を受け入れる一助となることを切に願っています。

左より順に
◇Pimdarin (Mook):Regional Deputy Head of Legal from バンコクオフィス(タイ) |写真左
◇Rig:Publisher Engagement Manager from マニラオフィス(フィリピン)
◇Antonio (Mico):Influencer Marketing Executive from マニラオフィス(フィリピン)

左より順に
◇Kirk:Business Development Manager from マニラオフィス(フィリピン)
◇Korakan (Game):Deputy Head of D2C & E-Commerce Enablement from バンコクオフィス(タイ)
◇Dyza:Senior Strategic Planning Manager from マニラオフィス(フィリピン)


はじめに:面接で何を伝えるかが重要

AnyMindでは全ての採用候補者は、その性別や嗜好などは関係なく、資格やそれまでの実績、能力のみで判断されます。
そのスタンスは面接の時から始まり、入社してからも変わりありません。

Dyza
もう2年以上前になりますが、入社前の面接で、私が働くフィリピンのカントリーマネージャーを務めるSiwat Vilassakdanontの関わりがとても印象的でした。正直、最初は不安もありましたが、初めて話した時から「私」という人間と誠実に向き合ってくださったことで、この人がリーダーの組織であれば大丈夫だなと安心できたことを今でも覚えています。
実際に入社してみて、マネージャー陣の半数が女性ですし、1/3がLGBTQ+コミュニティーのメンバーなので、私たちはマイノリティだという思いはなく、皆が平等に行動に対して正しく評価される環境にいられることが本当にありがたいなと感じています。

Kirk
AnyMind全体として、多様性を受け入れて、お互いの強みを活かし合おうという思いが強いな、と感じています。面接で履歴書に書いてある以上のこと、つまり自分が本当はどういう人間なのかを思い切ってカミングアウトした時も、カントリーマネージャーとの面接が気まずくなるようなことは全くなく、むしろカミングアウトした私に感謝を伝え、尊重してくださったことで、ここで頑張っていこうと決意するきっかけとなりました。

実際に入ってみてのギャップは…?

実際に入社したメンバーから見たAnyMindはぶっちゃけどうなのか、聞いてみましょう!

Rig
入社してから、自分はクィア(同性愛者)だから…ヘテロセクシュアル(異性愛者)じゃないから…と何かを諦めないといけないなと感じたことはありません。私は既にAnyMindで4年以上働いていますが、AnyMindにはクィアのメンバーも多く所属しており、それぞれの特性に関係なくメンバーがそれぞれフレンドリーにそしてフラットに関わることができるのが良いなと思っています。

Mook
私も4年以上働いていますが、レズビアンだからとか、男性の格好をしているからといって、チャンスが与えられる機会が少ないと感じたことは今まで一度もありません。性別や性的嗜好に関係なく平等に扱われる世の中が理想であり、現時点ではまだ完全に実現されている世の中ではないと思いますが、だからこそ全メンバーが成果を基準に、平等に扱われるAnyMindの環境が本当にありがたいなと感じます。

Kirk
世間では私たちのことをマイノリティの一員だと考える人もいるかもしれませんが、AnyMindではそのように感じたことは一度もないですね。
AnyMindのメンバーは皆平等に扱われていますし、私は特にオープンな人間なので初日から同僚たちに自分の特性についても伝えていましたが、それによって不愉快な思いをしたことはありません。
仕事において、誰もが同じ土俵で評価される環境なので、積極的に結果を出すために動くことで、これまで既に多くのプロジェクトに参加する機会を勝ち取り、経験を積むことができていると思っています。

Mico
AnyMindのメンバーは、当たり前のように私たちのことをとても歓迎して受け入れてくれるので、本当に感謝しています。LGBTQ+コミュニティのメンバーでなくても、当事者意識を持って私たちの葛藤の理解に努めてくれますし、批判することなく、本当の自分を出すことを後押ししてくれることが本当にありがたいです。

インクルージョンに向けて

受け入れたいという願望が、これまでのキャリアの高みを達成することにつながった
Game
私は、全ての人がそれぞれ、自らの選択をもとに進む道を選ぶ権利があると思っています。
しかし実情は、タイのように比較的ジェンダーの多様性が受け入れられている社会でさえ、LGBTQ+としての自分の決めた道を進み続けるには困難が伴います。
一定の評価を得るためには、同じ能力を持つヘテロセクシュアルの人よりも大きな結果を出さなければいけないと思ってきたので、そのためにより一層の努力を重ねてきました。

特に私は、両親ともに公務員の保守的な家庭の生まれです。なので、家族や社会から受け入れられるためには、学業やその他の活動で結果を出す必要がありました。私たちLGBTQ+コミュニティのメンバーが最も望んでいるのは、普通の人と同じように、当たり前のように家族からも社会からも受け入れられることだと思います。

Rig
私にとっては自身がクィアであると認めた瞬間が、自分自身の個性や独自の特徴を受け入れると決めた瞬間でもありますし、私の人生の中でも大きな瞬間でした。仕事、人間関係、自尊心などさまざまな面においてもそうです。自分自身の個性的な一面を受け入れることは、二元性や均質性のある現代社会に疑問符をうち、その流れを打破することにも繋がり、それはすごく美しいことだと思います。もっと多くの人々が二元性や均質性に囚われないことの重要性に気付けたらいいなと思います。

職場でダイバーシティ&インクルージョンを推進するために

「ダイバーシティ&インクルージョン」を既に推進している企業は既に多く存在しますし、その数は今後もどんどん増えていくことでしょう。
そこで、LGBTQ+コミュニティのメンバーに、今後さらにダイバーシティ&インクルージョンを推進していきたいと考えている人たちに向けたメッセージをお願いしました。

LGBTQ+コミュニティのメンバーに対して
Mook
ありのままの自分で、最高のパフォーマンスを発揮してください。会社はあなたの個性やパーソナリティではなく、出した結果を公平に評価することでしょう。そのために、LGBTQ+コミュニティのメンバーかどうかに関係なく、日々学び続けながら一人のビジネスパーソンとしての自分を高め続けていくことが一番大切です。

コミュニティへ Dyza
私が伝えたいのは、性別や性的指向を理由に、マネージャーの地位に就いたり、優れた成果を上げて良い評価を受けることが妨げられるべきではないということです。そして、誰かに、あなたが何者であるかを証明する必要も、個人的な部分についてを他人と比較する必要もないのです。自分の価値を受け入れ、そのポジティブさを他の人々に広めることで、全体のやる気を高めていきましょう。
私はジェンダー平等や多様性、包括性を重視している会社の一員であることに、とても幸せで感謝していますし、それぞれが自分らしくいられるAnyMindの環境を誇りに思います!
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多様性を認め、活気ある職場を作るために企業は…
Kirk
性別に関係なく、なりたい自分に向けて才能を開花させる。そして周囲の人々も、制限するのではなく、可能性を最大限に発揮するサポートし、お互いの信頼を積み重ねていくことが最も重要です。LGBTQ+コミュニティーの一員にとって、日常生活は良い時よりも困難な時の方が多い、という方も少なくないはずです。しかし、私たちが求めているのは、そこに対する特別な配慮というよりもむしろ、当たり前のように分け隔てなく同じように接することです。これ以外にも、情報の少なや接する機会が少ないが故に誤った理解をされていることも多くあることでしょう。
だからこそ、少しでも誤解を減らして、誰もが平等に生活できる世界にしていくべく、私たちはこれからも情報発信を続けていきますし、一緒に取り組んでいくことができたら幸いです。
Rig
Kirkからもありましたが、私たちは、他の人たちと同じように扱われ、成長と発展の機会を平等に提供されることを望んでいます。そのために各企業ができることは、社内での機会と評価の平等を担保した上で、LGBTQ+のコミュニティへの支援を表明して、支援の輪を広げていくことです。それが、よりひとり一人の個人が尊重された平等な社会を作っていくことでしょう。


最後にお伝えしたいこと

Game
私は、男性であろうと女性であろうと、LGBTQ+であろうと、それぞれの人が独自の視点を持っていると信じています。私たちは皆、人間であり、根本的に平等です。したがって、『平等』こそが、すべての性別が享受すべき権利です。
社内外問わず、個人の嗜好性問わず、一人でも多くの仲間と共に、平等な社会を作っていけることを切に願っています。

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