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日本におけるSNSのトレンドとインフルエンサーマーケティング

日本におけるSNSのトレンドとインフルエンサーマーケティング

私たちが2017年より事業展開を行っている日本のマーケットでは、世界と比べても非常にユニークなSNS利用における進化が見られています。今回はそんな日本におけるSNSのトレンドと、変化と進化を続けているインフルエンサーマーケティングについてお届けします。

■日本のインフルエンサーマーケティングの現状について
まずはインフルエンサーマーケティングの市場がいかに大きくなっているかについて、いくつかの統計を見ていきましょう。

HootsuiteとWe Are Socialのデータによると、アジアにおけるインターネットユーザーは全人口の92%、その中でアクティブなSNSユーザーは65%(8200万人)となっており、非常に成熟したマーケットになっています。とはいえ、これらのレポートによると、日本のインターネットユーザーは1日平均45分しかSNSに費やしていないとのことです。

一方、日本のオンラインにおける動画の視聴者数は、全インターネット利用者人口の74%、約8,600万人とSNSのアクティブユーザーを上回るほどになっています。

そして、このレポートによると、YouTubeが最もよく使われているソーシャルメディアとなっており、次いでLINEとTwitterが日本人に最もよく使われています。 そして、InstagramとFacebookがそれに続いており、それらが日本のSNSのTOP5となっています。また、傾向としてはTikTokも急成長SNSとして勢いを増してきています。

Japan influencer marketing social media platforms

各プラットフォームについては後ほど改めて説明しますが、上記の図を見てもわかるように、現代のマーケティングにおいて、日本のユーザーにリーチするためにはSNSを活用した有効なプロモーションが必要となっています。

当社のプラットフォームから見る日本のインフルエンサーマーケティング
過去6ヶ月間のAnyTag Platform (F.K.A. CastingAsia)のデータによると、インフルエンサーマーケティングを活用している主な業種は、コスメ・美容、旅行、EC、ガジェット・テクノロジー、ゲーム・アプリなどの分野です。プラットフォームで考えるとTwitter、Instagram、YouTubeなどが特に多く活用されていました。

そして、データをもう少し深掘ってみると、Instagramが最も「いいね!」を獲得したプラットフォームであることがわかりました。一方、Twitterに関してはインフルエンサーとフォロワー間で、最も多くのリプライやリツイートなどを含むコミュニケーションが生み出されていました。

日本のインフルエンサーについて
日本で当社がネットワーキングしているインフルエンサーのデータをもとに考えると、”フォロワー数が増えると、反比例してエンゲージメント率が低下する”という世界的な傾向は、今も変わっていません。しかし、それだけでは全体像が見えてこないというのも確かです。

当社のデータによると、フォロワー数とエンゲージメント率のバランスが最も良いと考えられる層は、インスタグラムでは500~1万人、ツイッターでは1,000~50,000人のフォロワー数のインフルエンサーと考えられます。

また、AnyTag Platformを通じた過去のキャンペーンデータから考えると、ユーザーのアクションは、単にフォロワー数が多いことや、投稿のエンゲージメント率が高いというポイントだけで判断することが難しく、ユーザーのアクションを得るためにはインフルエンサーがユニークかつ説得力のあるコンテンツを作成したときに良いユーザーアクションが得られることがわかっています。

Best influencer marketing engagement rates for Japan

これらのインサイトから考えると、エンゲージメント率は依然重要な指標ではあるものの、日本でのSNSにおけるインフルエンサーマーケティングの成功のポイントは、自社と親和性の高い適切なインフルエンサーと協力し、かつターゲットユーザーが特定の行動を取るように促すクオリティの高いコンテンツを制作することにある、ということがわかります。

SNSプラットフォームについて
日本でのYouTube、Twitter、Instagramの利用状況を見ていくことで、日本でのインフルエンサーマーケティングにおける最適な戦略を立てることができるようになります。以下で各SNSについて見ていきましょう。

YouTube
日本で最も使われているプラットフォームであるYouTubeにおけるYouTuberやインフルエンサーなどの活用はプロモーションやマーケティングにおいても、非常に有効な手段と考えられます。

YouTubeは、商品や様々な体験をレビューしたり、リアルタイムでリアクションを披露したりするのに適したプラットフォームです。現在はYouTubeを使ったライブストリーミングもリアルタイムでフォロワーとインタラクティブに交流できることから人気になってきています。

また、日本では多くのYouTuberやインフルエンサーを抱える専門のプロダクションやMCNと呼ばれる事業者も増加しています。例えば、AnyMind Groupがの連結子会社となったGROVEは、俳優、ミュージシャン、お笑い、アスリートなど、150人以上の専属インフルエンサーと750人以上の登録インフルエンサーなどのクリエイターを持っているインフルエンサーネットワークです。

Twitter
日本のインフルエンサーマーケティング業界において、YouTubeに次いで2番目に人気のあるSNSはTwitterであり、日本は世界の中でもTwitterが最も普及しているマーケットの1つです。Twitterの文字数制限の中では日本語が英語に比べて、より多くのコンテンツを伝えることができるという点が大きいと考えられます。

またTwitterは他のユーザーとの交流以外にも、ニュースや情報収集などに使われたりもしています。また、日本独自のトレンドとして「オンラインサロン」というものがあります。これは、知名度のあるタレントやその道の専門家がツイッター上にクローズドなプライベートグループを開設して、サロンメンバーに相談したり、ディスカッションしたりすることで、サロンオーナーがより近い距離でメンバーに向けた価値提供をしていくというコンセプトのもので、有料のものも無料のものもあり、Facebookでも同様の傾向が見られています。

Instagram
Instagramは20代〜30大を中心に人気のあるプラットフォームで、写真や動画などのビジュアルコンテンツ系が主流である一方で、ブログのような長文テキストを使った投稿も人気となっています。

Facebookの調査によると、ユーザーの65%が「Instagramでの情報が新商品やサービスの発見に役立った」と答え、さらに64%が「商品・サービスのリサーチに役立った」と答えており、また61%が「購入の意思決定をする際にInstagramが判断要素になっている」と答えており、興味喚起や購買決定における判断材料として有効なプラットフォームであると考えられます。

AnyTag platformのデータによると、Instagramはファッション、美容・コスメ、旅行、ガジェットなどのサービス・商品を持つ企業に人気のSNSであることがわかりました。また別の傾向として、日本では不動産、卸売、ゲーム・アプリなど、これまで主流であった旅行系や女性系商材以外にも、様々なタイプの企業がInstagramでインフルエンサーマーケティングを活用し始めています。

AnyMind Groupが日本で提供するインフルエンサーマーケティングサービスについて
AnyMind Groupは日本においても、インフルエンサーマーケティングを十分に活用できるよう、様々なサービスを企画・実施・分析までワンストップで提供しています。以下では当社のブランドラインについて、簡単にご紹介をさせていただきます。

インフルエンサーマーケティングプラットフォーム:AnyTag Platform
「AnyTag Platform」を利用することで、マーケターや広告代理店の担当者は最適なインフルエンサーを発掘・選定し、日本をはじめとする世界各国のマーケットにおいてインフルエンサーマーケティングキャンペーンの実施、管理、分析を行うことができます。

MCN事業:AnyCreator(F.K.A. AnyMind Creators Network)
「AnyCreator」は、AnyMind Groupが立ち上げたアジア全体を網羅するインフルエンサーネットワークであり、インフルエンサー向けに自身の活動管理や活動のためのノウハウや撮影スタジオなどのリソースを提供し、インフルエンサー・クリエイター自身のさらなる成長のためのサポートをしています。

インフルエンサープロダクション:GROVE
当社は俳優、ミュージシャン、アーティスト、アスリートなどの様々なクリエイターを抱えるインフルエンサープロダクションであるGROVEを傘下に持っており、所属クリエイターによる様々なプロモーションの提案と実施が可能です。

著名人のYouTuber化支援企業:AnyUp
また、日本の大手PR会社であるサニーサイドアップとの合弁会社「AnyUp」を立ち上げ、プロスポーツ選手やタレント・モデルなどの著名人YouTuberの活動支援を行っており、彼らと連携したプロモーションも可能にしています。

日本在住外国人クリエイターネットワーク:AnyStyle.Tokyo
AnyStyle.Tokyoではインバウンド・アウトバウンド対策に向けて、各国現地のユーザーに影響力の強い日本好きの日本在住外国人インフルエンサーをネットワーキングしています。

育成型ライバーマネジメントプロダクション:AnyLive
日本で人気になってきている17 Live(イチナナライブ)やPokochaに代表される、ライブストリーミングプラットフォームで活動する”ライバー”の発掘・育成に特化した事業であるAnyLive事業も立ち上がっています。

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アジアだけでなく、日本における効果的なインフルエンサーマーケティングを活用したい方は是非、下記より気軽にお問い合わせください。

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