背景・課題
Canonは、世界的に知られたカメラブランドとして高い知名度と人気を誇りますが、スマートフォンなどの使用率が高い若い世代、特にコンテンツクリエイターやZ世代、ミレニアル世代への認知を高めたいという課題を抱えていました。
こうした課題を解決するため、コンテンツクリエイター向けに、新製品「Canon Powershot V10」は、高品質な撮影が可能で、コンテンツ制作に向いている訴求を行うPRキャンペーンを実施しました。
戦略
「#CanonCompanion」キャンペーンを実施しました。当社のインフルエンサーマーケティングプラットフォーム「AnyTag」を活用し、InstagramやTikTok、TwitchなどのSNSプラットフォームで活躍するフォトグラファーやライフスタイル・ファッション分野に関する情報を発信するクリエイターやインフルエンサー、ライバーの中から、キャンペーンに的したクリエイターとインフルエンサーを選定しました。
キャンペーンでは、Powershot V10がいかにコンパクトで使いやすく、高品質な映像を撮影できるかに焦点を当て、クリエイティブ活動の必須アイテムとして位置付けられるような訴求を行いました。また、ターゲット層となる若い世代の視聴者が多いTikTokライブの配信も行いました。TikTokでのライブ配信はCanonブランドとしては初めての実施です。
結果
6人のインフルエンサーを起用し、54.39%のオーガニックリーチと8,007のエンゲージメント(「いいね」や「コメント」などのアクションの数)を記録しました。オーガニックリーチとは、広告費を使わずに自然に届いた人の割合で、一般的に20〜30%のリーチが良いとされる中、54.39%という非常に高い水準となりました。また、人気ライバーによるTwitchライブ配信イベントは23,000人以上のユニークビューを集めました。
TikTok shopを活用したライブコマースも実施しました。3,194人が視聴者し、ライブ配信中に7台が購入されました。この配信を通してCanonの製品への関心が300%増加し、最終的に合計74台の購入があり、流通取引総額(GMV)は 44,326シンガポール$に達しました。
第13回 Marketing Excellence Awardsで受賞
このキャンペーンは、「第13回 Marketing Excellence Awards」(主催:Marketing Interactive社)のインフルエンサーマーケティング部門においてブロンズを受賞しました。Marketing Excellence Awardsは、東南アジアにおけるマーケティングキャンペーンの好事例を表彰する賞で、毎年開催されています。
受賞に関するプレスリリースはこちら
URL:https://anymindgroup.com/ja/news/press-release/marketing-excellence-awards2024