近年、地球温暖化や海面上昇などの異常気象が続き、環境が急激に変化しており、こういった状況に対し、環境保護の重要性を改めて実感させられます。省エネや二酸化炭素削減などといった環境問題への取り組みは、今後の私たちの暮らしに大きく関わるテーマであると考えます。
そこで、オフィスに座って働く私たちが、環境のためにどのような「持続可能」な貢献ができるのかを検討しました。
「Growth For Everyone(すべての人の成長のために)」という考えのもと、今回AnyMind 台湾オフィスはCSR活動として、社員一同で台中の山林に台湾の気候や環境に適した「ベニクスノキタケ」の苗木を計74本植えました。地域に根付く植物を選ぶことで、生態系への配慮を考えた取り組みを行いました。
この苗木が成長し、地域の緑化や生態系の保全に寄与することを願っています。小さな一歩ではありますが、未来に向けた環境保護への意識を高めるきっかけになればと考えています。
自然がもたらす美しさ
活動の中で、谷関(Gǔ guān)の景勝地を訪れました。普段の仕事で張り詰めた気持ちをリフレッシュできただけでなく、森の中を歩きながらフィトンチッドをたっぷり吸い込み、木々や森林が自分自身や環境にもたらす変化を実感することができました。
鋤(すき)を手に取り、未来の活力を植えよう
今回の植樹活動では、Green Ant Ecological Enterpriseと協力し、Ching Yun大学のYunus社会企業センターに今後の管理と保護を依頼しました。将来的に1本のベニクスノキタケは、年間約12トンの二酸化炭素を吸収できるそうです。
植樹は全員が初めての体験だったため、最初はうまくできるか不安もありましたが、苗木や鋤(くわ)、手袋をみんなで分担して配り終える頃には、自然と気持ちがひとつになり、やる気に満ちていました。苗木に合った大きさの穴を一つひとつ丁寧に掘り、心を込めて慎重に苗木を植えました。掘り起こした土を戻した後は、手でしっかりと固めながら、苗木が元気に根付いて大きく育つよう願いを込めて作業を進めました。
最初の不安は次第に消え、次第にみんなの間には賑やかな会話が広がっていきました。「植樹って思ったよりずっと簡単だね!」「自分で穴を掘って木を植えるのって、達成感があって癒される!」「早く写真撮って!私の苗木、すごく可愛いよ!」など、楽しそうな声が飛び交い、それぞれが自分の苗木と一緒に記念写真を撮りながら、植えた木が元気に育っていくのを楽しみにしています。
74本のベニクスノキタケの苗木を植え、小さな行動で環境に変化をもたらす
広々とした平坦な草地が、私たちの汗と努力によって74本の苗木が並ぶ緑豊かな小さな森へと生まれ変わりました。植樹を終えた参加者には、それぞれ専用の木製キーホルダーが配られ、付属の二次元バーコードから自分が植えた苗木の成長を見守ることができます。
この体験を通して、自分の手で苗木を植えることで、環境保護はただのスローガンではなく、小さな行動でも誰もが未来に素晴らしい変化をもたらせることを実感できる貴重な機会となりました。