SNS運用代行サービスとは？ 利用するメリットや料金相場を紹介

1. SNS運用代行サービスとは

SNS運用代行サービスとは、SNSマーケティングに関するノウハウを持つSNS運用代行会社に、自社の公式アカウントでの投稿・コメント返信・キャンペーン企画などの運用業務を委託できるサービスのことです。

たとえば、SNS運用の経験がない、割くリソースがないという場合や、SNSを効果的に運用できていない場合にSNS運用代行サービスを活用することができます。

SNS運用代行会社によって得意とする業務の領域やSNSが異なるため、複数社を比較して選定する必要があります。

2. SNS運用代行会社に依頼できる業務内容

SNS運用代行会社に依頼できる業務内容は多岐にわたり、投稿・広告運用・施策・分析を一気通貫でサポートする会社もあります。

ここでは、多くの会社で提供されている基本的なSNS運用代行サービスの内容を解説します。

2-1. 戦略・目標・企画の提示

SNS運用において重要な戦略設計を、SNSマーケティングで豊富な経験やノウハウを持つコンサルタントに委託することができます。

ミーティングを通じて「誰にどのような価値を提供するのか」という目標を設定し、自社ブランドや商品の強みが活きるコンテンツの配信方法や施策などをコンサルタントに提案してもらうのが一般的です。

SNS運用のプロに投稿文の作成やキャンペーンの企画立案・実行まで任せられるため、自社にSNS運用の経験が全くない場合でもSNSマーケティングを行えます。

2-2. インフルエンサーの起用

SNSで多くのフォロワーを持つインフルエンサーを起用した、インフルエンサーマーケティングの企画立案・実施も依頼することができます。

影響力の大きいインフルエンサーによって、自社商品を実際に使用した感想が配信されるため、情報の拡散力と信頼度が高まり、新規顧客獲得に期待できる集客施策です。

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2-3. SNS投稿

SNS運用において、特に手間のかかる投稿文の作成や定期的な配信を任せられます。

料金プランによって月に投稿可能な本数が異なるケースが多いため、SNS運用代行会社を選定する際には費用感を確認しましょう。

2-4. ハッシュタグ選定

リーチしたいターゲットに合わせたハッシュタグの選定を代行してもらえます。

トレンドになっているハッシュタグや、顧客の興味関心をそそるハッシュタグを投稿に付けることで、購買意欲の高い顧客に効果的にアプローチできます。

ハッシュタグの選定以外にも、各SNSに搭載された多彩な機能を活用した運用によって、自社の公式アカウントの認知度を効果的に高めることが可能です。

2-5. アクセス・ターゲット分析

各SNSに実装されている分析機能や、サードパーティツールを活用したさまざまな分析が行われます。

アクセス分析では、自社の公式アカウントのプロフィール閲覧数や、投稿ごとに獲得したシグナルなどを把握できます。

ターゲット分析では、フォロワーの年齢層・地域・男女比などを把握でき、分析データは投稿や企画の改善に役立てられます。

2-6. SNS広告運用

SNS広告の配信から運用の最適化まで、SNS広告運用のプロにまとめて依頼することが可能です。

各SNSに適した広告戦略の策定やKPI（重要業績評価指標）の設定、ターゲティング設定、広告配信後のデータ分析に基づいた改善まで依頼できます。

2-7. コメント欄の確認・返信

定期的な投稿に加えて、コメント欄の確認や返信もSNS運用代行会社に委託することができます。

コメント欄は、企業と顧客とのタッチポイントとなり、こまめに返信をしてコミュニケーションを図ることで、顧客エンゲージメントの向上につなげることができます。

2-8. 月次レポート作成

SNS投稿や広告運用の結果は、月次レポートにまとめられて共有されます。

月次レポートには、フォロワー数・リーチ数・インプレッション数・エンゲージメント数などが記載されており、自社の公式アカウントの現状を把握できます。

施策の実施・効果測定・改善を繰り返してPDCAを回す際に参考にすべき重要な資料です。

3. SNS運用代行サービスを利用するメリット

SNS運用代行サービスを利用する大きなメリットは、自社にSNSマーケティングに割くリソースがなくとも、自社ブランドの認知度を効果的に高められるというものです。

また、SNSマーケティングの成果が出るまでの時間を短縮でき、炎上のリスクが軽減されるのもSNS運用代行サービスが選ばれる理由に挙げられます。

3-1. コア業務に集中できる

SNSの投稿やコメント返信、企画・制作を全て依頼できるため、自社の従業員はコア業務に集中することができます。

施策結果の分析や月次レポートの作成までまとめて委託すれば、自社の公式アカウントやSNS広告の運用状況も手軽に把握できます。

3-2. SNS運用のプロによるPDCAサイクルの構築

SNSマーケティングで成果を出すために、施策を実行するだけではなく、データ分析に基づいた改善まで行うことは重要なポイントです。

SNS運用代行会社に依頼すれば、施策立案・実行・効果測定・改善のPDCAサイクルを効率よく回すことができるため、成果が出るまでの時間を短縮できます。

定期的なレポーティングやミーティングで施策をアップデートしていくことが、ECサイトの収益拡大につながります。

3-3. 炎上のリスクを軽減できる

SNSに関するリテラシーの高いSNS運用代行会社なら、自社の公式アカウントが炎上するリスクを抑えながら運用できます。

SNSでは、センシティブな投稿や配慮に欠けた顧客対応などが原因となり、炎上するケースがあります。

もしも炎上してしまった場合、ブランドのイメージ低下や売上減少などの不利益につながるため、リスクを抑制したい場合にSNS運用代行会社を活用できます。

3-4. SNS運用に関するノウハウが必要とされない

専門知識が必要な業務領域の代行もSNS運用代行サービスに含まれるため、自社でSNS運用に関するノウハウがない場合でも安心して依頼できます。

たとえば、Instagramのように多彩な機能が搭載されたSNSの運用でも、自社の従業員が各種機能の使い方を覚える必要はありません。

SNS運用のプロが、目的に応じて適切に機能を使い分けするため、通常のフィード投稿を続けるよりも効果的なPRに期待できます。

4. 料金相場に応じたSNS運用代行サービスの内容

SNS運用代行サービスは、さまざまな料金プランで提供されています。

料金プランの価格帯によって、委託できる業務領域やオプションサービスが異なり、「初期費用＋月額料金」で構成されるのが一般的です。

ここでは、料金相場に応じたSNS運用代行サービスの例をご紹介します。

4-1. 10万円以下

比較的安価な月額10万円以下の料金プランでは、投稿の作成・配信などの基本的な運用業務を委託できます。

初めて社内でSNS運用代行サービスを導入する際に、「安価なプランで使用感と結果を確かめた後に、上位の料金プランを検討したい」という場合などに適しています。

4-2. 月額20万円〜40万円以下

月額20万円〜40万円以下の料金プランは、投稿・配信に加えて、コメント欄の監視・返信、月次レポートの作成なども委託したい場合に選ばれます。

定期ミーティングが付帯したプランであれば、データ分析や月次レポートをもとにした改善点の提案などが行われます。

10万円以下の料金プランよりも、よりコンバージョンにつながりやすいSNS運用が期待できます。

4-3. 月額50万円以上

月額50万円以上の価格帯では、SNS広告の運用代行やインフルエンサーマーケティングの企画立案・実行・効果測定なども含まれます。

以下のように、SNS運用に関するあらゆる業務を代行会社に委託することができます。

・アカウント運用全般（企画・クリエイティブ作成・投稿・コメント対応など）
・SNS運用コンサルティング
・SNS広告運用サービス
・月次レポートの作成
・キャンペーンの企画立案・実行・効果測定
・インフルエンサーマーケティングの企画立案・実行・効果測定
・分析ツールの提供など

SNS運営代行会社の最上位プランは、安価なプランと比べてサポート体制も充実しており、SNSマーケティング全体の施策をプロの力で抜本的に改善したい場合に選ばれます。

5. SNS運用代行会社の選定ポイント

SNS運用代行会社を選定する際は、自社ビジネスとの相性の良さやサービス内容などに注目しましょう。

また、費用感が適正かどうか、自社ビジネスと同業種の実績がある会社かどうかも重要な選定ポイントです。

5-1. 自社ビジネスとの相性の良さ

SNS運用代行会社には、それぞれ得意とするプラットフォームやターゲット・施策があります。

何を強みにしたサービスなのかを知ることで、自社ビジネスとの相性の良さを判断できます。

たとえば、若い女性をターゲットに自社ブランドや商品の魅力を伝えたい場合、「Instagramでのクリエイティブな配信に強みを持ったSNS運用代行会社に依頼する」といった選定をすることが可能です。

SNS経由でのECサイトの購入率（CVR）を伸ばしたい場合には、フェーズごとにKPIを設定するSNS運用代行会社を選択することで、戦略的に目標達成につなげることができます。

5-2. 業務内容と費用感の適正さ

SNS運用代行会社によって、委託できる業務が異なります。

そのため、「SNS運用に関するどの業務領域を委託したいか」を事前に整理しておきましょう。委託したい業務領域に強みを持っている代行会社を選択することも重要です。

業務内容と併せて確認しておきたいのが、料金体系です。基本的に初期費用と月額料金で構成されますが、どの業務に対してどのくらいの費用が発生するのかを確認しておきましょう。

費用感が適正かどうかは、複数社の料金プランと提供サービスを比較することで判断できます。

5-3. 同フェーズ/同業種の実績

SNS運用代行会社の導入実績・事例を見ることで、信頼性の高い会社なのかどうかを把握できます。

導入実績を見る時は、自社ビジネスと同フェーズ/同業種の実績に注目しましょう。

同業者による導入実績があった場合、自社ビジネスとの親和性も高い可能性があるため、選定する際に参考にしましょう。

6. SNS運用代行サービス5社のサービス比較

ここでは、SNS運用代行会社5社のサービスが、各社でどのように異なるのかを比較しながらご紹介します。

6-1. AnyMind Japan

「AnyMind Japan」は、ブランドの生産・EC構築・マーケティング・物流を一気通貫でサポートするプラットフォームを、世界13市場17拠点で提供するテクノロジーカンパニーです。

日本で主要なSNS全般の運用代行に対応し、各プラットフォームに最適な戦略の提案と施策実行〜分析までを包括的にサポートしています。

AnyMind Japanは、アジア最大級のインフルエンサーマーケティングプラットフォーム「AnyTag」を提供しており、分析に基づいたデータの活用でインフルエンサーマーケティングの効果を最大化できます。

食品・アパレル・美容・エンターテイメント・旅行など、多種多様な業界・業種での導入実績があるSNS運用代行会社です。

6-2. Social Media Lab

参照元

国内最大手のSNS情報発信メディア「Social Media Lab」では、SNS運用のあらゆる業務を網羅的にサポートする代行サービスが提供されています。

SNSを使ったデジタル戦略の策定をはじめ、SNS投稿・キャンペーン企画・SNS広告・UGCの創出・インフルエンサーマーケティングに至るまでをワンストップでサポートしています。

toC・toBを問わず累計支援1,000社以上の幅広い業界実績があり、公官庁や消費財にも導入されたSNS運用代行サービスです。

6-3. FrontSupport

参照元

デジタルエコノミーに特化したソリューションを提供する「アディッシュ株式会社」が提供する「FrontSupport」では、SNS運用代行・SNSキャンペーン事務局・リプライマーケティングという3つを軸としたサービスが提供されています。

SNS運用代行は、アカウントの開設やプラットフォームの選定から始まり、投稿の作成と配信・コメント返信・キャンペーン運用・広告運用などに対応しています。専用システムと適切なクローリングキーワードを用いて実施されるリプライマーケティングは、潜在顧客を新規顧客へ変えることが可能です。

ECサービス・家具レンタルサービス・宿泊サービスなどの導入実績があり、独自に開発したAPIと専任担当者によるサポートで安全にSNS運用できるサービスです。

6-4. GLOBAL LINK JAPAN

参照元

海外展開に強みを持つ「GLOBAL LINK JAPAN」では、日本で主要なSNSに加えて、中国で人気のあるWeibo・WeChatの運用代行サービスも提供しています。

Instagramの運用代行では、豊富な実績を持つカメラマンが実店舗や商品の撮影を行い、クオリティの高い配信コンテンツの制作をサポートしています。他にも、ライブコマースの出演者やインフルエンサーのキャスティングなども依頼することが可能です。

旅行・観光業界に強いSNS運用代行サービスであり、株式会社JTBや株式会社三井住友銀行などの導入実績があります。

6-5. MARQS

参照元

Webメディア制作などを行う「MARQS」では、安価な価格帯で専任スタッフによるSNS運用代行サービスが提供されています。

Webメディア制作会社の強みを活かしたデザイン・コピーライティングや、SNS映えする写真の使用によって、ユーザーに刺さりやすい投稿が作成・配信されます。

専任スタッフがSNS運用の業務全般をサポートし、キャンペーンの企画立案・実行・効果測定もワンストップでサポートしているSNS運用代行サービスです。

7. インフルエンサーを使ったSNS運用はAnyMindにお任せください！

SNSマーケティングに割くリソースがない場合でも、SNS運用代行会社に依頼すれば、定期的な投稿からコメント返信、キャンペーンの実施に至るまでプロに代行してもらうことができます。

SNS運用代行会社は、各社で強みとする業務領域やプラットフォームが異なるため、自社ビジネスとの相性の良さを考慮した選定をしましょう。

AnyMind Groupでは、日本で主要なSNS運用代行サービスを提供しており、インフルエンサーマーケティングにも対応可能です。

SNSマーケティングにお悩みの方は、ぜひこの機会に「AnyMind Group」までご相談ください。