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Shopify構築費用の相場と内訳は?ShopifyでのECサイト構築方法や制作会社の選定ポイント、各方法のメリデメをご紹介

Shopifyが日本上陸して以降国内でも多くのEC事業者が利用し始めています。本記事ではShopifyを用いた自社ECサイトの制作/構築に必要な費用の相場観やコスト内訳(Shopify利用料含む)、制作会社の選定のポイントについてご紹介します。

近年D2Cブランド・EC事業を取り扱う企業や個人が非常に増えてきておりますが、その多くにShopifyが活用されています。ただ、一言にShopifyと言っても構築/制作にかかる費用の相場は内容によって異なり、制作会社も多く存在します。

この記事ではそんなShopifyについて具体的に紹介していきます。

この記事でわかること
・ShopifyでのECサイト構築/制作にかかる費用の相場と内訳
・ShopifyでECサイトを構築/制作する方法
・Shopify構築・制作費用を安く抑えるためのポイント
・Shopify構築・制作で失敗しないための外注先の選定ポイント

こんな方におすすめ
・Shopifyへのリプレイスを検討している方
・D2C事業・EC事業をこれから立ち上げる方
・Shopify制作・構築の相場を知りたい方

1. Shopifyとは?

Shopifyとは本格的なECサイトを開発・運営できるプラットフォームです。世界中の175か国、170万店舗以上のストアで利用されており、世界最大のECプラットフォームです。

2017年には日本向けにローカライズも行われ、国内の多くの企業も導入し始めています。低コストで導入が可能且つ決済手数料も安価であり、越境ECへの対応や豊富な販売チャネルを取りそろえるなど機能が幅広いことが特徴です。

2. ShopifyでのECサイト構築/制作にかかる費用の相場

Shopifyは機能が多岐にわたるため、実現したいECサイトの内容に応じて構築/制作にかかる費用の相場は大きく変動します。ここでは費用帯ごとに、どのようなECサイトを制作できるかを紹介します。

A: 無料~50万円:Shopifyテーマを利用した基本機能を搭載したECサイト
B: 約50~100万円:デザインをカスタマイズした基本機能を搭載したECサイト
C: 約100~300万円:ブランドストーリーの体現やマーケティング機能を搭載したECサイト
D: 約300~1,500万円:フルカスタマイズしたECサイト

2-1. A: 無料~50万円:Shopifyテーマを利用した基本機能を搭載したECサイト

Shopifyは無料のテーマも提供しています。そのため、基本機能を搭載するだけのECサイトであれば、費用を発生させず制作する可能です。外部に依頼する場合は、無料テーマの利用であれば約30万円の相場感になります。以下のような作業が含まれるケースが多いです。

・ドメインアカウント取得
・ドメイン設定
・無料テーマを用いたサイトのデザイン
・商品登録
・決済設定
・送料設定
・Shopifyストア公開までの導入支援

2-2. B: 約50~100万円:デザインをカスタマイズした基本機能を搭載したECサイト

無料で提供されているテーマも豊富に取り揃えているShopifyですが、基本機能の搭載に加え、自社ブランド向けにデザインをカスタマイズしたECサイトを制作したい場合の相場感は約50~100万円です。

2-3. C: 約100~300万円:ブランドストーリーの体現やマーケティング機能を搭載したECサイト

自社ブランドのためのオリジナルデザインでのカスタマイズや、マーケティング戦略や売り上げの分析のために、追加機能やShopifyアプリ利用/アプリ開発などを行うECサイトの制作する場合の相場感は100~300万円です。ブランドに適したECサイトを設計したい方やデータドリブンなマーケティングを展開したい方におすすめです。

2-4. D: 約300~1,500万円:フルカスタマイズしたECサイト

既存のパッケージやシステムを活用するのではなく、自社向けにフルカスタマイズをした大規模ECサイトの構築を行う場合、約300~1,500万円の費用が発生します。

要望をすべてECサイトの機能に落とし込めるため、デザイン・機能共に自社のユニークのものが出来上がります。もちろん、その分コストも時間も大きくかかることになるため、注意が必要です。大規模なECサイト構築を行いたい方や基幹システムとShopifyを連携したい方などにおすすめです。

3. ShopifyでのECサイト構築/制作にかかる費用の内訳

Shopifyでかかる費用には具体的に以下のようなものが挙げられます。
・Shopifyのシステム利用費用
  月額利用料
  決済料
・外注時の初期費用

ここではそれぞれの費用の詳細についてご紹介します。

3-1. Shopifyのシステム利用費用

Shopifyのシステムの利用費用は月額利用料と決済料の2つに分けられます。

■月額利用料

Shopifyの契約は基本的に月単位になっており、プランに応じた月額利用料を支払います。機能に応じて以下のようなプランがあります。プランによって手数料が異なったり、スタッフアカウント数が異なったりするなどの違いがあります。

■決済料

決済料もプランによって異なります。具体的には国内発行カード・海外発行カード・Shopify Paymentの利用時・未利用時で発生する費用が異なります。具体的には以下のような数値間になります。

3-2. 外注時の初期費用

Shopifyの制作/構築を外部に委託する場合、内容に応じた費用が発生します。別途記載している通り依頼内容に応じて大きく変動があり、安価なケースでは基本機能の搭載のみで約30万円で制作できるものから、大規模サイトの構築する場合は1,000万円以上がかかるものまであります。

Shopifyのシステム利用料は活用するプランによって異なり、外注時の初期費用も内容によって様々です。双方ともに自社に適したものを選定していく必要があるため、よく理解したうえで導入を進めましょう。

4. ShopifyでECサイトを構築する方法とメリット・デメリット

ShopifyでECサイトを構築/制作する方法は以下3パターンが挙げられます。
・自社/自分で構築/制作する
・個人事業主/フリーランスへ構築/政策を委託する
・制作会社/構築会社へ構築/政策を委託する

ここでは各パターンにおけるメリットやデメリットと実際に向いている事業者について紹介していきます。

4-1. 自社・自分で構築/制作する

Shopifyはショッピングカートや顧客管理などのECサイトの運営に必要な基本機能を備えています。無料で活用ができるテーマもあるため、専門的なWEB制作の知識がなくても、外部に委託することなくECサイトを構築することができます。

また、Shopifyでは『Shopify教育パートナー』というビジネスの立ち上げから成長までをサポートする学習コースを作成しています。Shopifyの構築/制作方法だけでなく、商品の仕入れ方、ストアの設計、顧客の獲得方法など、ショップの立ち上げに役立つ様々なコンテンツを学習することができます。
参考)https://help.shopify.com/ja/manual/community/shopify-education-partners

メリット

・導入費用が発生しない
・Shopifyの構築/制作の知見を自社に蓄積することが可能

デメリット

・WEB制作の知識と技術がない場合、Shopifyのアプリの選択や活用が不可
・自社のリソースを圧迫する可能性がある

向いているD2C・EC事業者

・初めてECサイトを立ち上げる企業
・初期コストを抑えたい企業

4-2. 個人事業主・フリーランスへ構築/制作を委託する

大規模なECサイトではなく、基本機能のみなどの簡易的なものであれば個人事業主やフリーランスへ委託した方が、制作会社・構築会社へ委託する場合と比較してリーズナブルな価格で対応してもらえることも多いです。そのため、A~Bタイプで対応者の能力があれば個人事業主やフリーランスへの依頼がおすすめです。

メリット

・企業に依頼するよりも安価なケースが多い
・委託者の能力次第では企業に依頼するよりもクオリティが期待できる。

デメリット

・人によって実力に差がある
・個人への依頼となるため、対応範囲が狭いケースもある。

向いているD2C・EC事業者

・小/中規模のECサイトの構築を行いたい企業
・初期コストを抑えたい企業

4-3. 制作会社・構築会社へ構築/制作を委託する

メリット

・多数の実績があり、一定以上のクオリティが期待できる
・大規模なECサイト構築/制作でも対応可能

デメリット

・自社や個人事業主・フリーランスと比較して費用が高い
・選定ポイントを外すと、希望通りの納品物にならない可能性がある

向いているD2C・EC事業者

・大規模なECサイト構築/制作を行いたい企業
・ECサイト構築/制作だけでなくマーケティングなどの包括的なサービスを受けたい企業

5. Shopify構築・制作費用を安く抑えるためのポイント

Shopifyは機能が豊富なこともあり、活用の仕方次第で大きな金額が発生してしまう場合もあります。どんな企業も抑えられる費用は抑えるべきだと思いますので、ここではShopifyをお得に活用する方法を紹介します。

5-1. 初期運用に必要最低限の機能だけを利用する

Shopifyはプランやカスタマイズによって多くの機能が存在します。付加価値がある機能ばかりですが、機能によっては不要なものがある場合もあります。機能の追加は後からも可能ですので、初期導入時は最低限の機能だけを利用するようにしましょう。

また、Shopifyはプランのアップデートをせずに、必要な機能だけを追加することもできるので、すぐにアップデートを行うのではなく、柔軟なカスタマイズを行いましょう。

5-2. 年間契約にする

Shopifyは年間契約が可能です。料金の先払いをすると以下のような割引が発生します。

1年契約:約10%割引
2年契約:約20%割引
3年契約:約25%割引

長期的な活用を考えている場合は、年間契約を利用し割引を適応させましょう。

5-3. Shopifyペイメントを利用する

『Shopifyペイメント』はShopifyが提供する独自の決済サービスです。Shopifyペイメントを利用すれば販売手数料が無料になります。しかし、Shopifyペイメントを利用する場合他の決済サービスの利用ができなくなるため、注意する必要があります。

6. Shopify構築・制作で失敗しないための外注先の選定ポイント

Shopifyの成長に伴って、国内でも多くの会社がShopifyの構築・制作などの業務を事業として展開するようになりました。ここでは、多くの企業がある中で、どのような企業を選ぶことが適切かを具体的に紹介していきます。

・ShopifyでのECサイト構築・制作の実績がある会社を選ぶ
・社内にエンジニアを抱えており開発力がある会社を選ぶ
・D2Cブランド・EC事業への解像度が高い会社(自社でShopifyサイトを運営している会社)を選ぶ
・構築・制作後のECサイト運用も委託できる会社を選ぶ
・ECサイトの保守運用業務
・EC物流業務
・フルフィルメント業務
・事業成長のためのサポート業務

6-1. ShopifyでのECサイト構築・制作の実績がある会社を選ぶ

実際に実績がある会社であるかを確認することは非常に重要です。Shopifyが日本にローカライズされたの自体が2017年であるため、すでに豊富な実績を持つ企業が多数出てきています。ホームページには制作実績を掲載していることも多いので、自社が求めるShopifyのECサイト構築・制作の内容と類似した実績があるかを確認するようにしましょう。

6-2. 社内にエンジニアを抱えており開発力がある会社を選ぶ

基本機能の導入だけであればエンジニアは不要ですが、大規模なECサイトの構築/制作や機能の拡充時にはエンジニアの力が必要不可欠になります。

そのため、実際に社内にエンジニアを抱えており開発力がある会社を選ぶことをおすすめします。ディレクションのみを行い、実際の開発は外部に委託する会社もありますが、細かいハンドリングが効かない可能性が高いのがデメリットです。

6-3. D2Cブランド・EC事業への解像度が高い会社(自社でShopifyサイトを運営している会社)を選ぶ

D2Cブランド・EC事業への解像度が高い会社であれば、クライアントであるD2Cブランド・EC事業主が悩むポイントも理解しているケースが多いです。また、自分たちも実際にShopifyを活用しながら事業を行っているので、自分たちが使ってみておすすめの機能などを紹介してもらうことも可能です。

6-4. 構築・制作後のECサイト運用も委託できる会社を選ぶ

ECサイトは構築・制作が終わり、初期導入が完了した後のサイト運用も非常に重要です。自社にそれらのノウハウがない場合は、その後の運用も委託できる会社を検討しましょう。以下に記載するような業務はノウハウが重要であることに加えて、コストも人も必要です。

EC事業において必要不可欠な領域でもあるため、外部のプロフェッショナルへの委託の検討をおすすめします。

■ECサイトの保守運用業務

ECサイトは構築して終わりではなく、保守・運用作業も欠かせません。ドメインやサーバーの維持、管理、デザインのブラッシュアップ、連携しているSNSのアップデートに応じた互換性の維持など、随時対応をする必要があります。

■EC物流業務

EC物流とは、EC事業の運営に必要な多くの機能領域の中で『物流領域』に関する部分を指します。ECに特化した倉庫やオペレーションを包含して『EC物流』と呼ばれています。

大きく以下3つの機能が必要になります。

・EC特化の物流管理システム
・保管場所
・配送

■フルフィルメント業務

フルフィルメントとは、商品を受注してから商品をお届けするまでの一連のプロセスを指します。EC物流業務と似ていますが、フルフィルメントは物流の業務だけでなく、受注処理やカスタマーサポートなどのバックヤード業務の全てを含みます。

■事業成長のためのサポート業務

企業の中にはEC事業の運営の基本的な業務範囲にとどまらず、プロモーションなど事業成長のためのサポート業務まで行ってくれる企業もあります。具体的には以下のような業務まで対応する企業もあります。

・インフルエンサーマーケティング(ギフティング含む)
・CRM運用
・ECモール運用
・仕入れ/生産

6-5. Shopify公認のShopify Experts(エキスパート)を選ぶ

Shopify Expertsとは、Shopifyのパートナーの中でも実績を認められたパートナー企業や組織のみに与えられる認定資格です。Shopifyから正式に実績を認められているため、一定以上のノウハウが期待でき、安心して任せることができます。

ここまでShopify構築・制作を行うに当たっての外注先選定のポイントを挙げてきました。これらの項目を参考にしつつ、自社では優先すべきポイントが何になるのかをを整理して自社にマッチする会社を選定しましょう。

7. 【まとめ】AnyMindは、Shopify構築・制作に加えサプライチェーンすべてをワンストップで支援

AnyMindではShopify構築・制作のみではなく、ブランドの商品企画・生産、EC構築・運用、マーケティング、物流までを一括で支援できるプラットフォームを開発、提供しています。

7-1. Shopify Expertsで豊富な制作実績

2020年10月に『Shopify Experts』に認定されています。クライアントのShopify制作・構築以外にも自社オリジナルのD2Cブランドを運営しており、クリエイターとコラボしたクリエイターD2Cブランドなど含め豊富なShopify制作実績があります。

7-2. 国内外で急成長D2Cブランド・クリエイターD2Cブランドを40以上運営

インフルエンサー事業・クリエイター事業に強みを持つ国内外の企業が傘下に存在します。また、自社内でも多くのD2Cブランド・クリエイターを所持しており、制作の実績のみではなく、事業成長に向けたワンストップでの運営実績も豊富です。

7-3. 東南アジアを中心にグローバル展開済

事業範囲は国内にとどまらず、東南アジアを中心に10以上の国・地域でサービス提供を行っています。

7-4. Shopify構築・制作、運用、物流、マーケティング、越境展開などの事例

これまでの支援ブランドや支援したクリエイターは1,000を超えます。様々な業種で広範囲に渡るサポートを行ってきたため、EC事業におけるの多くの事例が蓄積されており、それらを踏まえたソリューション提供を行っています。

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