News

Facebook Icon Twitter Icon Linkedin Icon

D2C Solutions

Facebook Icon Twitter Icon Linkedin Icon

フルフィルメントサービスとは?EC担当者は押さえたい業務内容・メリット・比較選定ポイント5つから成功事例まで

フルフィルメントサービスとは?本記事では、EC物流代行や物流アウトソーシングにとどまらない「フルフィルメント」が意味する基本的な業務内容から、フルフィルメントサービスの種類、導入メリット・デメリット、5つの選定ポイント、どんな企業に向いているのかまでご紹介します。

フルフィルメントとは、商品を受注してから発注を行うまでの一連のプロセスを指し、その中には、顧客のアフターサポートの業務なども含まれます。EC事業では、実際の商品自体に意識を向けがちですが、フルフィルメントは顧客に商品を届ける大切な業務であり、売り上げにも直結するため、全てのEC業者が注力すべきポイントです。

Amazonや楽天などの企業では、直近のEC市場の大きな成長もあり、フルフィルメントをサービスとして提供しています。フルフィルメントサービスを導入することで、物流の高品質化、顧客満足度の向上、高収益化などのメリットに繋がります。自社でフルフィルメントの業務を担っており、コスト・人・時間の悩みを抱えているEC事業者には、フルフィルメントサービスの導入が好まれています。

本記事では、フルフィルメントが意味する基本的な業務内容から、フルフィルメントサービスの種類、導入メリット・デメリット、5つの選定ポイント、どんな企業に向いているのかまでご紹介します。

この記事で分かること

  • フルフィルメントの業務内容
  • フルフィルメントサービスの導入メリット・デメリット
  • フルフィルメントサービスの比較ポイント
  • フルフィルメントサービスが向いている企業

こんな方におすすめ

  • D2Cブランド・EC事業を運営している方
  • フルフィルメントサービスの基本から応用まで押さえておきたい方
  • フルフィルメントサービスの導入を検討している方

1. フルフィルメントとは?


フルフィルメントとは、英単語「fulfillment(実現・遂行・達成などの意)」の意味の通り、D2Cブランド・EC運営における「仕入れ〜ECサイト保守運用〜受注〜お届け〜顧客関係構築」までに必要なすべての機能と一連の業務プロセスを指しており、EC運営の根幹とも言える部分です。

フルフィルメントを細分化すると以下のような分野に分けられます。


  • ECサイト構築・保守・運用
  • 仕入れ・生産
  • 注文受付(受注管理)
  • 在庫の保管(在庫管理、EC物流倉庫でのその他業務含む)
  • 配送(出荷管理)
  • 決済処理
  • 返品交換対応
  • カスタマーサポート・クレーム対応
  • 顧客データ管理・CRM運用
  • 越境EC対応

次章では、それぞれの分野について基本的な業務内容をご紹介します。

2. フルフィルメントの基本的な業務内容・流れ


フルフィルメントは、商品が顧客に届いた後の、カスタマーサポートやクレーム対応までもが含まれることもポイントです。

ECサイト構築・保守・運用


ネットで商品を販売する企業ではECサイトは必須であるため、ECサイトの構築・保守・運用の対応をする必要があります。ECサイトは30分で構築できるものから、自社の在庫と連動した本格的なものなど多種多様です。

費用、カスタマイズの有無などによっても活用する構築方法が異なります。ECサイトを一度導入すると、システムの入れ替えが大変になるため、慎重に構築方法を選ぶ必要があります。

また、ECサイトは構築したら終わりではなく、保守・運用作業も欠かせません。ドメインやサーバーの維持、管理、デザインのブラッシュアップ、連携しているSNSのアップデートに応じた互換性の維持など、柔軟に対応をする必要があります。

仕入れ・生産


EC業者はメーカーから必要な商品を、必要な数だけ仕入れを行う必要があります。

また、素材の仕入れから生産までを自社で対応する必要があります。問屋やメーカーから商品や素材が届いたら、種類や数に誤りがないか確認をする作業も発生します。

注文受付(受注管理)


顧客から注文が入った場合、正しく情報を記録し、出荷作業まで進める必要があります。言葉にすると簡単ですが、販売チャネルは自社サイトのみでなく、Amazonや楽天市場など、複数のチャネルが利用されることが多いです。それらの複数のチャネルからの注文を受け付け、ミスが無いように注文の処理・管理を行う必要があります。

在庫の保管(在庫管理、EC物流倉庫でのその他業務含む)


仕入れた商品や自社で生産した商品は、倉庫などで保管・管理を行います。商品が劣化しないように温度の調整や、傷などがつかないよう保管することも大切です。

また、残りの在庫がどれくらいあるかを常に管理し、スムーズに発注が行える状況を常に整えておく必要があります。

EC担当者が押さえておきたいEC物流倉庫での業務プロセスと、在庫管理の基礎知識について、詳しくはこちらで紹介しています。

EC物流倉庫の業務プロセスとは?D2Cブランド担当者が押さえておきたい8つの業務をご紹介

EC物流倉庫の業務プロセスとは?D2Cブランド担当者が押さえておきたい8つの業務をご紹介

Sep 9,2021

在庫管理とは?基礎知識から具体的に必要な3つの活動をご紹介

在庫管理とは?基礎知識から具体的に必要な3つの活動をご紹介

Sep 14, 2021

配送(出荷管理)


配送の業務には、ピッキング、検品、流通加工、梱包、出庫・出荷などの業務があり、それぞれ以下のような内容になります。

  • ピッキング

    • 出荷に必要な商品倉庫内から取り出す作業
  • 検品

    • 配送する商品の品質に問題がないか、注文通りの商品の内容や数に間違いがないかを確認する作業
  • 流通加工

    • OPP袋入れやシール貼りなど、商品価値向上のための加工作業
  • 出庫・出荷

    • 配送業者に的確に配送指示を行うために、配送伝票を箱に貼り付け、配送業者に受け渡す作業

配送遅延による顧客からのクレームなどが発生しないよう、各業務をスピーディー且つ的確に対応する必要があります。

決済処理


ECでの決算処理は、日本ではクレジットカードが主流になってきています。その他にもコンビニや代引きという方法もあります。代引きとは、実際に商品を受け渡す際に、顧客から支払いをしてもらう方法のことで、基本的に宅配業者が請け負います。

顧客が購入をスムーズに行えるよう、複数の決済手段を用意し、支払い漏れなどがないよう、管理できる状況を整えておく必要があります。

また、決済処理や発想の状況に応じて、「お礼メール」「入金確認メール」「発送連絡メール」「フォローメール」など、顧客に進捗状況を連絡するメールを送る必要があります。

返品交換対応


発送した商材に不備があったと顧客から連絡が入った際は、必要に応じて返品や交換を行います。

すべての商品で返品・交換を行うことは難しいため、事前にルールを決めておく必要があります。返品・交換が必要と判断した場合は、顧客にできるだけ早く謝罪をすると共に、顧客の要望に応じて、返金か新しい商品の発送をスムーズに行わなければなりません。

また、EC物流では返品交換対応が頻発するのも大きな特徴です。例えば、アパレル商品の購入時、最初から複数サイズを注文して商品開封後の試着の後にサイズの合わなかった商品を返品する、ということがよく起こるため対策が必要です。詳しくはこちらの記事で紹介しています。

EC物流ならではの特徴や押さえるべきポイントをご紹介

EC物流ならではの特徴や押さえるべきポイントをご紹介

Sep 2, 2021

カスタマーサポート・クレーム対応


顧客からのクレームなどの問い合わせ先として、カスタマーサポートを用意します。

基本的なマニュアルを用意し、顧客の問い合わせに対して柔軟に対応する必要があります。また、顧客の声は商品の品質向上につながるケースもあるため、自社製品に対しての顧客の声をくみ取れるような状況を作っておくことが好ましいです。

顧客データ管理・CRM運用


CRM(Customer Relationship Management:顧客関係管理)とは、顧客との関係性を管理することで、直近ではあらゆる業界のマーケティング活動で重宝されています。

EC業界においては、CRMを活用することで商品を購入したユーザーの購買・行動履歴などの追跡が可能となり、その傾向を柔軟に分析することができます。結果として、顧客のリピート率向上 にも繋げることができます。

1人ひとりのユーザーのロイヤリティを向上させることは、継続的な売り上げの向上につながります。

越境EC対応


越境EC対応とは、国内のEC業者が国外の顧客に対して商品を販売するなど、国境を越えた取引のことを指します。

直近では、自社の商品が海外での売り上げを見込めると判断した場合、事業拡大に向け越境EC対応を行うEC業者も増えてきています。

しかし、そのためには言語対応含めECサイトの改修を行う必要があったり、海外で法人を立ち上げるなどの対応が発生します。国内より配送料が高かったり、国によって法律も異なったりするため、事業を展開する国に応じて入念な準備を行う必要があります。

まとめ


以上がフルフィルメントの全体像になります。どの業務も言葉にするとそこまで難しくはありませんが、1つ1つの業務の奥が深く、1つのミスで顧客の信頼を落としかねません。非常に重要な業務ではありますが、そのすべてを自社で対応する場合、多くの時間とコストが発生します。

3. フルフィルメントの品質・自動化の重要性


一連の流れを理解するとおわかり頂ける通り、フルフィルメントはEC事業の根幹を担う業務と言っても過言ではありません。魅力的な商品が完成して注文が殺到したとしても、正確且つスピーディーに顧客に商品を届けられない場合、顧客満足度の低下につながり、売り上げの拡大は見込めません。そのため、EC事業ではフルフィルメントの品質を常に高水準に保つことがとても重要です。

しかし、フルフィルメントをすべて人力で行うには、多くの時間やコストが必要になる上、ミスの発生も避けられません。だからこそ、ロボットなどの技術を活用することで効率化や正確性の向上が見込めます。直近では、ピッキングの作業にロボットを導入したり、受注管理や在庫管理をロボットに担わせたりするケースも増えてきています。これらの技術を活用した生産性の向上はコストの削減にもなり、他社との差別化につながります。

次章では、その一連の業務を委託することができるフルフィルメントサービスについて説明していきます。

4. フルフィルメントサービスとは?


フルフィルメントサービス


フルフィルメントサービスとは、フルフィルメントにおける一連の業務を外部の専門の業者に委託できるサービスです。ノウハウが蓄積された専門の業者に委託することで、自社で対応するよりも、コストの削減や品質の向上をすることが可能です。

提供する企業によって提供サービスの範囲も様々で、中にはプロモーションのサポートまでをワンストップで提供しているケースもあります。

フルフィルメントサービスと3PLの違い


よくフルフィルメントサービスと3PLについては同様のものと認識されることがあります。

3PLとは3rd Party Logisticsの略称で、品質の向上のため、物流業務を外部に委託する企業戦略を指します。一見、フルフィルメントサービスと3PLは同じ概念のように思えますが、3PLは物流に関わる業務のみを外部に委託するのに対して、フルフィルメントサービスは物流の業務のみだけでなく、ECサイト構築・運営・保守、決済処理・カスタマーサポートなどの、バックヤード業務の全ての領域を含むことが相違点となっています。

3PL含め、EC物流代行サービスの種類はこちらで詳しく紹介しています。

3PLとフルフィルメント、EC物流代行で押さえるべき物流サービスの種類とは?

3PLとフルフィルメント、EC物流代行で押さえるべき物流サービスの種類とは?

Oct 5, 2021

様々なタイプのフルフィルメントサービス


一言にフルフィルメントサービスと言っても、提供する企業によって、料金形態やサービスの内容も様々です。いくつか有名なフルフィルメントサービスを紹介していきます。


  • ECモール型: FBA (Fulfillment By Amazon)
    • Amazonでは、フルフィルメント by Amazon(FBA)というフルフィルメントサービスを提供しています。
    • Amazon出品者の主な業務はAmazonの物流拠点(フルフィルメントセンター)に商品を発送するだけです。24時間365日のスピーディーな対応が可能な点や、長年蓄積された世界でも最先端のノウハウを提供する点がAmazon の強みです。返品対応についても、ホームページ上に方法が詳しく記載されているため、出品者としても安心して利用ができます。
    • 料金形態は、Amazonが推奨している大口出品のプランの場合、月額固定費用の4,900円+販売手数料+配送料という形になります。

  • ECモール型: RSL (Rakuten Super Logistics)
    • 楽天では、楽天スーパーロジスティクス(RSL)というフルフィルメントサービスを提供しています。
    • 基本的な提供サービスはFBAと似ていますが、あす楽というサービスを提供しており、翌日配送エリアは日本全国90%をカバーしています。また、導入する際には、EC特有のポイントを熟知した専任の担当者がつくこともメリットとして挙げられます。
    • 料金形態は、スタンダードプランの場合、月額50,000円の出店料とシステム利用料(月間売上高の2.0%~4.5%)になります。

  • ECモール型:Yahoo!フルフィルメントサービス
    • クロネコヤマトの子会社であるヤマトロジスティクス株式会社では、Yahoo!出品者に向けてフルフィルメントサービスを提供しています。2021年4月には、サイズ別の全国一律配送料金を適用し、サービスをパッケージ化したことでより多くの事業者が活用しやすくなりました。
    • また、EC事業者向け配送商品「EAZY(イージー)」が利用でき、購入者は対面に加え置き配を含めた多様な受け取り方が選択可能です。注文日の当日配送も対応するなど機能も向上しています。
    • 料金形態は、配送手数料+保管料になります。楽天・Amazon等の受注分も委託は可能ですが、Yahoo!ショッピング経由で注文された場合の方がお得にご利用できます。

  • ECカート型:Shopify Fulfillment Network ※USAのみ
    • 世界最大級のECプラットフォーム「Shopify」では、USAにてフルフィルメントサービスを提供開始しています。Shopifyは比較的簡単に自分のECショップの開設が可能なサービスです。
    • 現在日本では、Shopifyで商品の注文があった場合、自分で発送対応をするか、Amazonや楽天市場などと連携して配送を行う必要があります。日本市場でのShopifyの拡大に伴い、日本国内でもShopify自体のフルフィルメントサービスが提供される日も近いかもしれません。

  • 第三者型:AnyMind フルフィルメントサービス
    • AnyMind Groupでも、D2Cブランド・EC事業者向けにフルフィルメントサービスを提供しています。
    • これまで紹介したフルフィルメントサービスは物流の効率化が主でしたが、AnyMindではそれらに加えて、ものづくり・生産、ECサイト構築・運用、マーケティング(インフルエンサーマーケティング含む)などの幅広い範囲まで対応が可能です。特徴的なサービスとして以下のような点が挙げられます。
      • 【1】生産時の工場の選定
        • アジア各国の200を超える生産工場と連携しており、つくりたいプロダクトに応じて最適な工場をマッチングします。また、予算や生産数、商品の種類など、希望に応じた最適な向上の検索が可能です。
      • 【2】自社ECサイトの構築・保守運用
        • 自社ECサイトがない場合でも、Shopifyを用いて、顧客に最適なECサイト構築・運用をデザインから提案します。Amazon・楽天・Shopee・LazadaなどのECモールで、出店手続きからストアページ作成、データに基づいた運用改善まで、モール運用に必要なすべてもサポートします。
      • 【3】インフルエンサーマーケティング・ソーシャルメディアマーケティング
        • インサイト分析を元にしたインフルエンサー選定・キャスティング、キャンペーン実施時のインサイト分析・投稿のリアルタイムレポートなどのサービスを提供しているほか、クライアントのSNSアカウントと連携することで、企業向けSNS運用管理ツールとしても利用できます。
          また、ソーシャルメディアマーケティング全般も得意としています。
      • 【4】越境展開
        • 世界13マーケット17拠点への展開を行っているため、越境ECの場合でも、すべて現地に最適化したソリューションを用いて、戦略設計・カスタマーサポート・物流まで支援することが可能です。

5. フルフィルメントサービス導入のメリット


フルフィルメントサービスのメリットを整理すると以下のような点が挙げられます。


  • 高品質なフルフィルメントを実現できる
  • 顧客満足度の向上
  • 高収益化
  • 一連の業務をまとめることによる業務の効率化
  • 売り上げ拡大へ注力できる

高品質なフルフィルメントを実現できる


自社でゼロから物流の仕組みを作るのは時間とコストを要する且つ、事業が拡大した場合、品質の維持が難しくなります。フルフィルメントサービスを活用すれば、経験から得たノウハウや最新の技術を持つ物流のプロに一連の業務の委託が可能となり、常に高い品質を維持することができます。競合他社も多く存在するため、各社の競争性のあるサービスの活用が可能です。

顧客満足度の向上


EC事業の場合、自社の商品だけでなく、顧客が商品を受け取って利用するまでの、発送からカスタマーサービスなどを含めた一連のサービスが他社との差別化のポイントとなります。

事業が小規模な段階では、1人ひとりの顧客に対して丁寧な対応が可能かもしれません。しかし、事業拡大後業務が煩雑化し、丁寧な対応が難しく発送ミスなどが発生してクレームにつながるかもしれません。SNSの普及により誰でも簡単に発信できてしまう現代、1つのミスがブランドイメージの低下につながるケースも少なくありません。

フルフィルメントのノウハウが蓄積しているプロに業務を委託し、スピードと品質を大幅に改善することで、顧客満足度の向上に繋がります。万が一クレームがあった場合でも、カスタマーサポートや返品対応のフローが整えられているため、安心して活用することができます。

高収益化


自社で一連の作業を行う場合、事業の規模が大きくなれば大きくなるほど、人件費や商品を保管する倉庫代などの費用が拡大します。

外部のフルフィルメントサービスを利用することは、一見、自社内で業務を回すよりも費用が発生するように思われるかもしれません。しかし、フルフィルメントをサービスとして提供する企業は、複数の企業の物流の業務を一貫して担うことで規模の経済を働かせ、コストを抑えたサービスを提供していることがほとんどです。

また、多くの企業が利用しやすいように料金形態も様々であるため、自社に合ったサービス・プランの選択が可能です。
月間出荷件数の目安として1,000件〜数十万件までのEC事業者は、フルフィルメントサービスの活用によりコスト削減と高収益化に繋がることが多いです。

一連の業務をまとめることによる業務の効率化


フルフィルメントを自社で一貫して行う場合、それ相応の人員の配備やワークフローの整備が必要になり、多大な時間も要します。他社にすべてを委託することで、業務の効率化が可能です。

委託した場合、どんなに事業が拡大したとしても、自社の物流の業務負担が増えることはありません。

売り上げ拡大へ注力できる


事業が成長すればするほど、物流業務の作業量は増加します。他社へ委託して効率化を行えば、既存の商品の改善、新商品の開発、プロモーションの企画実行など、その他の基幹業務に人員や時間を割くことができ、売り上げの拡大へ注力することができます。

6. フルフィルメントサービス導入のデメリット


一方で、フルフィルメントサービスにはデメリットも存在するので、メリットだけではなくデメリットも踏まえた上で導入を検討する必要があります。


  • ノウハウが蓄積しづらくインハウス化が難しい
  • オペレーションの柔軟性が低下する可能性がある
  • リアルタイムで商品の状態を確認できない
  • お客様との直接的な接点が少なくなる

ノウハウが蓄積しづらくインハウス化が難しい


フルフィルメントを自社で行う場合、実際に業務を行うことで、ある程度の効率化やコストパフォーマンスの改善が可能です。そして、ノウハウとしても自社に蓄積されていきます。

しかし、フルフィルメントサービスを活用する場合は、他社で業務が完結するため、それらのノウハウが蓄積されることはありません。一度委託を行った場合、後から自社で業務フローを整えることは困難であるため、導入する場合は長期的な目線での検討が必要です。

オペレーションの柔軟性が低下する可能性がある


自社でフルフィルメントの対応をしている場合は、急なキャンセルや梱包時に手紙を添えるなどの柔軟な対応が可能です。

一方で、フルフィルメントサービスでは、スピードと正確さを維持するために、機械的に作業が行われる形になるため、自社ほど臨機応変な対応は難しくなります。委託した業者がどこまで柔軟な対応ができるかは事前にすり合わせをしておく必要があります。

リアルタイムで商品の状態を確認できない


フルフィルメントサービスを利用する場合、商品は自社ではなく外部の倉庫に保管される形になります。そのため、商品の保管の状態や発送時の梱包のされ方、不良や欠品の有無を目視で常時確認することは困難です。

お客様との直接的な接点が少なくなる


フルフィルメントサービスではカスタマーサポートの業務も担うケースが多いです。そのため、結果的にお客様と直接会話をするケースが減りことになります。

「クレームは宝の山」という言葉がありますが、実際に顧客の声が商品の改善につながることも少なくありません。そのため、フルフィルメントサービスの活用の際には、SNSやユーザーアンケートなど、別の方法で顧客の声を確認できる手段を整えておくのが良いでしょう。

7. フルフィルメントサービス比較検討時の5つの選定ポイント


一言にフルフィルメントサービスといっても、提供する企業は複数あります。自社の要望やサービスの内容をしっかり把握した上で、選定を行う必要があります。

ポイントとして以下のような点が挙げられます。


  • 【ポイント1】自社戦略からのサービス導入の目的明確化
  • 【ポイント2】業務内容・システム機能の比較
  • 【ポイント3】カスタマーサポートの品質
  • 【ポイント4】EC物流倉庫のオペレーション
  • 【ポイント5】サービス全体の柔軟性

【ポイント1】自社戦略からのサービス導入の目的明確化


まずフルフィルメントサービスを導入する目的を明確化する必要があります。フルフィルメントサービスは無数に存在し、長所や短所は様々です。どの業務まで委託するのか、業務の効率化が目的なのか、配送までのスピードの改善が目的なのかなど、利用する範囲と目的を整理し、優先順位を付けるのが好ましいです。

【ポイント2】業務内容・システム機能の比較


フルフィルメントサービスの中には、商品の生産やプロモーションの支援をしてくれるものもあります。

注文翌日の配送の可否や決済方法の種類などもサービスによっても様々です。費用などの基本的な内容から、細かい業務内容を確認しましょう。

また、EC物流にシステム導入は必須で、物流代行業者は自社でクラウド型物流管理システムを開発していることがほとんどなので、そのシステムに使いたい機能が完備されているか・実現できるかは最も重要視したいポイントです。

【ポイント3】カスタマーサポートの品質


顧客との直接のやり取りを他社に委託することになるため、カスタマーサポートの品質の確認は必須です。

顧客に発送した商品が不良品だった場合の返品対応の方法や顧客からのクレームの問い合わせに対しての対応方法などを事前に確認しておきましょう。ユーザーからするとカスタマーサポートが内部運用か外部運用かは関係ないため、委託しているカスタマーサポートの品質がそのまま自社ブランドの印象を左右する形になります。

【ポイント4】EC物流倉庫のオペレーション


商品がどのように保管がされているかも事前に確認しておきたいポイントです。倉庫内が煩雑ではなく商品が整理されているか、適切な室内の温度が設定されているかなど、実際に足を運んで確認するのが好ましいです。

【ポイント5】サービス全体の柔軟性


外部委託を行うことになるため、フルフィルメントの一連の業務が自社の管轄外になってしまいます。しかし、急な商品の在庫切れや、万が一商品に欠陥が見られた場合、場合によっては注文の停止対応を行う必要などもあります。

そのほかにも、予期せぬ事態は多々発生する可能性があります。そんな時にどこまでフルフィルメントサービスを提供する事業者側が柔軟に対応してくれるか、事前にすり合わせておくのが好ましいです。



フルフィルメントサービスは、提供する企業によって料金形態や提供するサービスも様々です。一度導入した場合、自社運用に戻すことや、他社に移行することはコストも労力もかかるため、慎重に選ぶ必要があります。

導入の際には、自社の戦略も踏まえて、何を求めるのかを明確化した上で、各社のサービスを比較しながら、自社に最も合うサービスを選びましょう。サービスを提供する企業の担当者と入念にすり合わせを行い、必要に応じて実際の倉庫を確認することも大切です。

8. どんな企業に向いているのか


最後にフルフィルメントサービスがどんな企業に向いているかをご紹介します。もし自社にフルフィルメントのノウハウが蓄積されているのであれば、必ずしも導入する必要はありませんが、以下のような企業に当てはまる場合は、ぜひ導入を検討してみてください。


  • D2Cブランド成長にともない課題が発生してきている企業
  • 物流業務に工数が割かれてコア業務に注力できていない企業
  • SKU数やカスタマイズのパターンが増えてきて業務が煩雑になっている企業
  • D2Cブランドを立ち上げて間もない企業

D2Cブランド成長にともない課題が発生してきている企業


商品の販売数が少ない時期は、自社で人やコストをあまり使わずに、フルフィルメントの作業を完結できるかもしれません。

しかし、D2Cブランドが成長すると、商品の種類や販売数も増えるなど、煩雑化が進み、各工程において課題が発生します。そのようなケースでは、自社で課題解決に尽力するよりも、フルフィルメントのプロに委託したほうが、大幅な効率の改善に繋がる場合が多いです。

物流業務に工数が割かれてコア業務に注力できていない企業


フルフィルメントはEC事業を行う上で、顧客満足度にもつながる非常に重要な工程です。それゆえに、スピードや品質の向上を意識し、フルフィルメントに自社の社員のリソースを大きく活用し、コア業務に注力できなくなることは本末転倒です。

フルフィルメントは顧客満足度の向上にはつながりますが、大きな売り上げの拡大にはその他のコア業務への注力が必須です。そのような状況に陥っている場合は、一度フルフィルメントサービスの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

SKU数やカスタマイズのパターンが増えてきて業務が煩雑になっている企業


SKU数や同梱などのカスタマイズのパターンが増え、業務が煩雑になると時間がかかる上、ミスも発生しやすくなり、顧客からのクレームにつながりかねません。

フルフィルメントサービスを提供している企業には、そのような場合でも、蓄積されたノウハウや管理システムがあるため、自社で対応するよりも正確且つスピーディーな対応が可能です。

D2Cブランドを立ち上げて間もない企業


D2Cブランドを立ち上げて間もない企業は、フルフィルメントのノウハウがほとんどなく、ゼロから業務を行う必要があります。

フルフィルメントサービスを利用すれば、物流業務への労力を割かず、ブランドの基幹業務に最初から注力することが可能です。自社の中長期の戦略を踏まえて、ノウハウを蓄積させるためにも自社で対応していくのか、最初からフルフィルメントサービスを活用するのか、メリットデメリットを抑えた上で、導入を検討してみましょう。

9. フルフィルメントサービス導入による成功事例


当社の提供するフルフィルメントサービスへの切り替えにより、EC展開の効率化を実現した事例をご紹介します。

ZAIMA | 柔軟性を兼ね備えたフルフィルメントサービスでEC展開を効率化「AnyLogiは一緒に挑戦していけるパートナー」

ZAIMA | 柔軟性を兼ね備えたフルフィルメントサービスでEC展開を効率化「AnyLogiは一緒に挑戦していけるパートナー」

Oct 22, 2021

10. 自社に最適なフルフィルメントサービスを導入しよう


フルフィルメントは顧客の満足度に直結するため、EC事業者にとって非常に重要な業務です。業務の工程も多く、1つ1つの作業にスピードと正確性が求められますが、ミスも発生しやすく、多大な時間と人員を要します。

商品を発送して終わりではなく、顧客が商品を使って満足するまでが大切であるため、カスタマーサポートの業務も欠かせません。

EC業者にはフルフィルメントだけではなく、売り上げを伸ばすためにやらなければならない業務が多々あります。フルフィルメントサービスを活用することで、一連の業務をノウハウが蓄積されたプロに委託ができ、結果的には利益や顧客満足度の向上につながります。

各社が様々なサービスを提供しているため、少しでも課題を感じる点があれば、まずは気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

資料ダウンロード

「AnyLogiサービス紹介資料」をダウンロード頂けます。

ダウンロードはこちら

お問い合わせ

月間出荷量が500件以上の方はお気軽にボリュームディスカウントをご相談ください。

お問い合わせはこちら

一緒に読まれているコンテンツ


EC物流代行とは?アウトソーシング前に押さえるべきポイントを徹底解説

EC物流代行とは?アウトソーシング前に押さえるべきポイントを徹底解説

Oct 5, 2021

Richill | CX(体験価値)向上と20%のコスト削減を同時に実現!SNS上で物流に関する好反響も

Richill | CX(体験価値)向上と20%のコスト削減を同時に実現!SNS上で物流に関する好反響も

前年比+2,000%の急成長により発生した物流課題を「AnyLogi」導入で大幅に改善

CityCamp | 物流サービスを複数比較しAnyLogiに即決。優れた物流管理システムと伴走型CSの両立が大きな差別化ポイントに

CityCamp | 物流サービスを複数比較しAnyLogiに即決。優れた物流管理システムと伴走型CSの両立が大きな差別化ポイントに

AnyLogi導入により物流面でもD2Cブランドの”こだわり”を実現することが可能に

Latest News