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EC物流代行とは?サービス比較で押さえるべきポイント5つと成功事例をご紹介!

D2Cブランド・ECサイト運営において、物流業務の最適化は重要なポイントです。本記事では、物流サービス導入や切り替え時に抑えておきたい5つのポイント、ポイントをしっかりと理解するためのEC物流基礎知識のおさらい、サービス切り替えによる成功事例などをご紹介します。

D2Cブランド・ECサイト運営において、物流業務の最適化は重要なポイントです。世界中でEC化が進んでいる中で、多くのD2Cブランドにとって唯一のオフライン顧客接点である「物流」は、顧客の体験価値に大きく影響してきています。ところが、自社だけで物流を整備するのはハードルが高く、数ある物流代行サービス・物流アウトソーシング業者の中から自社に最適なところを選ぶのも容易ではないのが現状です。また、ブランド立ち上げ初期から使用しているサービスの見直しが出来ておらず、最適解もわからず放置しているという声も多く寄せられています。

本記事では、物流サービス導入や切り替え時に抑えておきたい5つのポイント、ポイントをしっかりと理解するためのEC物流基礎知識のおさらい、サービス切り替えによる成功事例などをご紹介します。

この記事で分かること

  • EC物流の仕組みと特徴
  • 物流代行サービス比較時のポイント
  • 成功事例

こんな方におすすめ

  • D2Cブランド・ECサイトを運営している
  • 物流業務を外注しているが、見直しを検討している
  • アウトソーシング事業者の選定ポイントを知りたい

1. EC物流とは?


ECサイト運営には決済や販促など多領域にわたり機能が必要な中で、物流領域に関する部分が「EC物流」と呼ばれています。EC物流はBtoCに特化しておりBtoBとは仕様もオペレーションも仕様が違うため、”物流業界”の中でも、EC特化の倉庫やオペレーションを包含して「EC物流」と呼ばれています。

ブランド立ち上げ時はオフィスに在庫を保管して出荷作業まで自分たちで対応できますが、ブランドの成長に伴い出荷数が増加し、在庫の保管や出荷は外注されていることがほとんどです。

EC物流で購入者まで商品を届けるために必要な機能は、「人的リソース」を除くと「商品在庫の保管」「配送」と、そこに「システム」を加えて大きく3つに大別できます。
※在庫を抱えない受注生産の場合でも、最近は倉庫での検品・同梱などを実施し、品質を担保してから配送することが多い。



1-1. 物流システム


WMS(Warehouse Management System: 倉庫管理システム)はクラウド型・パッケージ型・オンプレミス型の3タイプがあり、D2Cブランドに最適なクラウド型は、倉庫内での商品管理に使用されていたシステムが荷主側と連携可能になり「クラウド型物流システム/サービス」と呼ばれています。

受注情報の管理・倉庫への出荷指示・在庫数の管理といった機能が使用でき、OMS(Order Management System: 受注管理システム)を連携することで受注〜出荷の自動化も可能です。

また、提供サービスの範囲の違いで2つに大別できます。

  • 自己運用型・・・システムのみを提供するタイプ。店舗や自社倉庫を抱えるブランドに多く利用されています。D2Cブランドが使用する場合は、倉庫・配送業者とのコミュニケーションを内製化する必要があります。
  • 運用代行型・・・システム提供に加え、在庫保管・配送機能などを合わせて提供するタイプ。自社倉庫を持たないD2Cブランド/EC事業者に好んで利用されています。

1-2. 保管場所(倉庫)


倉庫は用途によって内部の仕様やオペレーションが違うため、EC物流ではECに特化した「EC物流倉庫」が使用されています。BtoBに特化した一般的な倉庫の場合は小SKUを大ロット数で管理するため、EC物流で必要な個別配送に対応していなかったりします。

EC物流倉庫ではオペレーションとWMSが密接に関わっているため、倉庫によって使用できるWMSが異なる場合があります。新たに倉庫と契約し物流オペレーションを内製化する場合は、自社で導入予定の物流システムに倉庫が対応しているか確認が必要です。

詳しくは後述しますが、EC物流では購入者データやパッケージなどによって同じ商品でも購入者ごとに(メッセージカードなど)同梱が必要な場合も多いため、対応業務の柔軟性も倉庫選定のポイントになります。


1-3. 配送


日本だと、ヤマト、佐川急便、日本郵便などになります。コンビニ受け取りや電子ロッカーなど受け取り方法も多様化しておりECサイト上での購入率にも影響するため、柔軟な対応が求められています。

2. EC物流の特徴


EC物流は、SKUが多く小ロット、迅速な出荷スピードが求められる、個別対応が発生するなどの特徴があります。 下記で詳しく紹介していきます。


2-1. 多SKU、小ロット、多配送先、高出荷スピード


EC物流は従来の物流とは違い下記のような特徴があります。


SKU

ロット数

配送先数

出荷時間

EC物流
(BtoC)

BtoB



ほとんどのEC事業者が物流業務を外注しており、物流管理を自社で行う必要がなくなったことによりSKU増加のハードルが下がり、さらに消費者の志向性も多様化していることから、SKUが増加してその分ロット数は比較的小さくなっています。

また購入者は企業ではなく消費者であるため、当たり前ですが配送先数は多くなります。

さらにAmazon/楽天などの物流サービスのレベルが非常に高くユーザーがそれに慣れているため、特に商品の当日出荷などのスピードについてもユーザーの期待値は高くなっています。出荷スピードが遅いだけで顧客満足度は下がってしまうため、自動化をはじめ業務効率化は必須となります。


2-2. 同梱・ギフトラッピングなどの個別対応


D2Cブランドは特に商品購入者にブランドのファンとなりリピートしてもらうことが重要なため、体験価値を向上させるために様々な施策が打たれています。購買履歴や注文内容に応じたメッセージカードやノベルティの同梱を行うケースや、購入者がプレゼント用としてギフトラッピングを要望するケースも多く、EC物流ならではの特徴といえます。


2-3. ブランドストーリーを体現するオリジナル梱包資材


物流はD2Cブランドにとって唯一のオフライン顧客接点であり、商品を開封して箱から取り出す瞬間は最も商品への期待が高まる瞬間といえます。商品を包んでいる包装紙やテープにブランドのロゴやキャラクター、独自のテーマカラーを入れたり、商品を入れる箱自体もオリジナルで作成するブランドが増えてきています。

重要なのは「ブランドストーリーを体現している」という点で、例えば環境に配慮したサステナビリティを謳っているD2Cブランドは、カーボンフリーなエコ素材を原料として梱包資材を作成しています。

↑オリジナル梱包資材の写真



また、最近では下記理由から梱包資材にカーボンフリー素材を使用するブランドが増加しています。

  • 世界的に消費者の環境意識が高まる中で、カーボンフットプリントを導入する企業/ブランドへの信頼感・好感度の向上が期待できる
  • カーボンフットプリントに対応していない企業との差別化になる


実際に、約62%の消費者が持続可能な包装を使用しているブランドから購入する可能性が高いという調査結果も出ています。

“62% are more likely to purchase from brands using sustainable packaging”

by Dotcom Distribution


2-4. 返品対応


返品理由は状況によって様々ですが、EC物流は通常に比べ返品率が高く、特にアパレルでは必ず発生するため、スムーズに対応する体制を整えておく必要があります。出庫作業前ならシステム上でキャンセルできますが、出庫作業中・出荷後だと、商品返送依頼、返品商品の品質確認(再度販売可能か商品の状態を確認する)など通常のワークフローとは別に追加で作業が発生します。クレームに発展しブランド毀損にならないように丁寧な対応が求められ、返品作業用ワークフローのマニュアル化が必要です。



3. EC物流の業務の流れ


EC物流の流れは、入庫フェーズ(入荷・入庫・検品)、保管フェーズ(棚入れ・保管)、出庫フェーズ(ピッキング・検品・流通加工・梱包・出庫・出荷)に大別できます。

日本の物流は世界の中でも非常にレベルが高く、物流に対するユーザーの当たり前の基準は非常に高くなっています。みなさまの中でも、「ネットで注文して翌日に届くのは当たり前」と感じている方が多いのではないでしょうか。

そのような高品質な物流をより迅速に柔軟に提供するため、物流業務は細かい工程に分かれています。下記の図は、EC物流の大まかな仕組みを表しています。


3-1. 入庫・検品


工場での生産後、商品を保管用倉庫に入荷します。入荷する商品の入庫伝票を事前にWMSに登録しておき、それを元に検品作業を行います。入庫用バーコードなどを用いて入荷商品の情報を読み取り、伝票に記載された商品の内容・規格・数量などに間違いがないかを正確に照合します。このとき、D2CブランドはSKUが多く在庫管理のアナログ部分が複雑になりがちなので、その後の管理に悪影響が出ないように入庫時の検品は特に注意が必要です。


3-2. 棚入れ


検品後、入庫された商品を倉庫マニュアルに従い所定の場所に運んで保管していきます。この棚入れ作業時に、商品情報と倉庫のロケーションをシステム上で紐付けて管理するのが主流になっています。これは「ロケーション管理」と呼ばれ、出荷時に作業ミスを防ぎ効率化もできるためEC物流倉庫ではよく活用されています。また、商品の入出庫サイクルが早い商品や返品の多い商品などは取り出しやすい場所に保管するのも、効率化ポイントになっています。


3-3. 保管


EC物流では基本的にSKUごとのロット数が多くないため、保管設備として棚・ラックが使用されることが多いです。また、商品カテゴリによっては必要となる保管環境が大きく異なります。温度・湿度が品質劣化に影響する商品は、冷凍〜冷蔵〜常温という温度管理あるいは湿度管理が必要になります。

商品サイズによって最適な荷積み方法が異なり、商品管理のプロであるEC物流倉庫に相談することで、保管費用の削減に繋がる場合もあります。


3-4. ピッキング


出荷に必要な商品を取り出す作業がピッキングです。ECサイトでの商品購入通知を受け取ったら、WMS上で出荷伝票を作成して倉庫へ出荷指示を出します。倉庫では出荷伝票をもとに出荷指示書(ピッキングリスト)が作成され、担当者が商品の保管場所を探し、ピッキングを行います。

EC物流では顧客が商品を注文してから受け取るまでのスピードが重要なので、受注情報と出荷伝票をシステム上で自動連携し、倉庫ではその出荷指示ごとにピッキングを行う「摘み取り方式(シングルオーダーピッキング)」が採用されています。ピッキング担当者の作業効率向上と漏れミス削減のため、UIの優れた出荷伝票も重要視されています。


3-5. 検品


ピッキング後は商品を出荷先別に仕分けて、SKU・数量などが出荷伝票通りにピッキングできているか、商品は出荷可能な状態であるかなどを確認します。


3-6. 流通加工


ブランドの戦略や商材によっては、購入者の要望で商品への加工を指示することもあります。この作業は流通加工と呼ばれ、OPP袋入れやシール貼りなどが該当します。


3-7. 梱包


ピッキング・検品・流通加工の後、出荷のためにダンボールや封筒に商品や緩衝材などを詰める梱包を行います。 D2Cブランドの場合は、特に商品受け取り・開封時の体験が顧客のファン度に強く影響します。そのためEC物流では、データを活用し顧客ごとに同梱するノベルティ・メッセージカードなどを細かく変更していたり、オリジナル梱包資材を用意したりと、ブランドストーリーの体現でファン度を向上させる施策が実施されており、倉庫側もそのような同梱・ラッピングに柔軟に対応する体制が求められています。

梱包方法を工夫して使用するダンボールのサイズを合わせることで、配送料金を最適化できることもあります。


3-8. 出庫・出荷


配送業者に的確に配送指示を行うために、配送伝票(宛名シール)を箱に貼り付けていきます。宛名シールの貼り間違えが起こるとブランドの信用にも大きく影響するため、正確な作業が求められます。

購入者が受取時間や受取方法を指定していることも多いため、そうした情報が紐付いている受注情報を、システム上で出荷伝票と連携させてヒューマンエラーが発生しにくい体制にしておくことが望ましいです。

出荷時間に配送業者が倉庫まで集荷に来るため、商品を受け渡して出荷完了となります。



4. EC物流でよくある課題


EC物流はOMO(オンラインとオフラインが混在している)かつ求められるレベルが高いため、様々な面で課題が発生しやすくなっています。


4-1. 在庫管理が正確にできていない


ブランドの成長に伴い物流量も増加してくると倉庫での業務量も増え、システム上に反映されている在庫数と倉庫での実在庫数が一致していないという課題です。この場合、ピッキング時システム上に在庫ありと表示されている棚に実際には該当商品がなく、探す工数が発生したり、実は在庫が切れており購入者が希望している時間までに商品を届けられない、ということが起こる可能性もあります。消費者は口コミやストア・商品のレビューを参考に商品購入を検討する傾向が高まっており、クレームにならずとも口コミでの評判やレビューへの悪影響は免れないでしょう。

また在庫管理は生産連携・お客様の満足度に加え、現金同様にキャッシュフローにも影響するため、正確な在庫管理により健康な経営ができる状態にしておく必要があります。


4-2. 在庫を一元管理しておらず機会損失が発生している


Amazon,楽天など販売チャネルを複数活用する場合などに出てくる課題です。各販売チャネル(ECモール)が提供している物流サービスを活用する場合はそれぞれに在庫を入荷する必要があり、他のショップには在庫があるのに購入者が訪れているショップでは在庫切れで購入できない、ということが起こります。また、各サービスの管理画面にログインして在庫管理を行う必要があり、作業も煩雑になってきます。


4-3. 受注管理がスムーズでない


ECサイト上での受注情報を一つひとつ確認して出荷依頼を出すオペレーションで発生する課題です。また、ECサイトを構築しているECカートや出店しているECモールとWMSが連携できていない場合、マニュアル作業でCSVアップロードが発生します。出荷までのスピードが求められる中で受注数増加に伴い作業工数もそのまま増加するため、D2Cブランドの成長に特に受注〜出荷間の自動化による省人化は必須といえます。


4-4. 物流コストが増加している


労働集約産業に位置づけられる物流業界では、日本における最低賃金の増加がダイレクトに物流コスト増加に影響しています。アナログ作業発生を免れないEC物流でも、それに対応するロボットを活用した倉庫内オペレーション自動化や、自動運転による配送なども進んでいますが、実用化にはまだ時間がかかると言われています。変えられない部分ではなく、LTV向上による売上増加やマニュアル作業の自動化、外注業者への交渉や業者の見直しなど、変えられる部分を積極的に改善する必要があります。

自動化のために倉庫内ロボットの活用が進んでいますが、EC物流では特に多商品数、小ロット、且つ顧客ごとの細かいカスタマイズが必要となりアナログ作業が発生するため、ヒューマンエラーを限りなく0に近づけるためにシステム連携やデータ活用でアナログ作業を出来るだけ削減し、効率化することが求められています。


4-5. 外注している会社が自社に適切かどうかわからない


事業立ち上げフェーズに物流を外注して売上を増加させることに注力し、そのまま今も継続していることが多いのではないでしょうか。問題なく購入者に商品を届けられており且つ自社の事業フェーズに適切かも判断が難しいため、業者見直しの優先度が低いままになっているという話をよく聞きます。



5. EC物流代行サービスの比較ポイント


物流代行業者は、その業務内容によって3PL・4PL・フルフィルメントなど様々な形態があり、システム提供・倉庫の在庫保管機能・配送機能・人的リソースを包括したサービスが基本となっています。

自社のフェーズや戦略、取り扱っている商材特性によってサービス選定ポイントの優先順位は変わって来るため一概に優先順位はつけられませんが、ポイントはシステムの機能、オペレーションの品質、システムとオペレーションの柔軟性、費用、サポート体制の5つに分けられます。

例えばアパレルの場合は特にSKUが多くなり倉庫管理が複雑化しやすいため、倉庫オペレーションの品質が重要になってきます。


5-1. システムの機能


EC物流にシステムは必須で、物流代行業者は自社でクラウド型物流管理システムを開発していることがほとんどなので、そのシステムに使いたい機能が完備されているか・実現できるかは最も重要視したいポイントです。

日本のEC物流オペレーションの品質は世界でも高い水準となっており、慎重に選定さえ行えばどこも高品質なサービスを提供してくれますが、システムの機能はそうはいきません。

例えば自動化を進めやすい受注〜出荷連携の場合も、システムが接続しているECカート・ECモールによっては外部のOMS(受注管理システム)を自社で追加契約して繋ぎこむ必要があったりと、導入後の利便性にダイレクトに影響してしまいます。コストを抑えることも重要ですが、使いたい機能が実装されていないシステムの利用により、継続的な売上向上を妨げる要因となってしまっては元も子もありません。

クラウド型物流システムの機能は、受注管理・在庫管理・出庫管理と大きく3つの機能に分けられます。それぞれ注意したいポイントを見てみましょう。


  • 受注管理機能

    • そもそも受注管理機能が搭載されているか?

        ↳手動でのCSVアップロードや他システム導入連携を行う工数を減らし効率化するため

    • 使用したいECカート・ECモールと接続されており、受注情報の自動取込が可能か?

        ↳使用したいECカート・ECモールと接続されていない場合、システムの機能開発を待つしかなくなるため

    • 各受注ステータス別に管理が可能か?

        ↳対応が必要なステータスの件数管理や対応自体を効率的に行うため

    • SKUカスタマイズでどこまで商品情報を管理できるか?

        ↳固有IDで商品情報を管理することで、エクセルなどでの管理から脱却して作業を効率化するため

    • セット商品管理が可能か?

        ↳同じ在庫内でセット商品・単品商品を一元管理できると、セットの元となる単品商品を単品用とセット用とで別々にSKU登録する必要がなくなるため

    • 商品コードを自動生成可能か?

        ↳インストアコードを自動生成して振り分けられることにより、工数を削減できるため


  • 在庫管理機能

    • 在庫品のステータス別管理が可能か?

        ↳商品生産や販売計画を最適化するため

    • ロット別・消費期限別に管理が可能か?

        ↳品質劣化商品の出荷によるブランド毀損リスクを回避するため

    • 複数ECカート・ECモールへの在庫の自動反映が可能か・タイムラグはどれくらいか?

        ↳オンラインとオフラインの在庫数をリアルタイムに連携して、ユーザーの購買機会損失を防ぐため

    • 返品商品の在庫計上は可能か?

        ↳toCのD2Cブランドで多い返品商品を検品し在庫として計上して、効率的に一元管理するため


  • 出庫管理・出荷管理機能

    • 出庫・出荷管理機能が搭載されているか?

    • 伝票分割が可能か?

        ↳在庫状況に合わせた柔軟な出荷により、顧客満足度を向上させるため

    • 到着日の指定が可能か?

        ↳購入者が希望している受取日・受取方法をまとめて管理するため

    • 支払い方法の多様性があるか?

        ↳現金主義の日本では代引きがEC決済方法の20%弱を占めており、対応できるだけで購入率向上が望めるため

    • 伝票の自動発行が可能か?

        ↳配送伝票の自動生成により工数を削減して出荷スピードの向上に繋がるため

    • 追跡番号の自動反映は可能か?

        ↳追跡番号を連携して自動でユーザーへ共有できることにより、オペレーション工数の削減と購入者の満足度向上に繋がるため

    • 同梱物の指定が可能か

        ↳ブランドのブランドストーリー・ブランディング・販促施策に合わせてステッカーやメッセージカードなどをシステム上で同梱指定することで効率化と満足度向上に繋がるため


5-2. 物流品質


物流品質は、保管・梱包・配送と3つの要素で構成されると言われており、配送業者の対応も含まれますが、特に倉庫のオペレーションが大きく影響してきます。PPM(Parts Per Million:パーツ・パー・ミリオン)でも測定できる「誤出荷率が低い」「購入者指定の受取日時・受取方法でお届けできている」「商品が配送中に潰れたり型崩れを起こしていない」ということであれば物流品質が高いと言えます。

厳密にはこのように下記のように6つに分類することができます。


  • 納期品質

    • 商品の指定日時やお届け方法を遵守できているか
  • 商品品質維持品質

    • 商品の品質劣化(変形・変質・ホコリ・サビ・腐敗・汚れ・破損も含む)を防げているか
      ↳倉庫保管時と配送時の商品管理環境の整備や、特に商品が食品の場合は作業スピードも影響してきます。
  • 正確性品質

    • 指定商品を指定住所に正確にお届けできているか
      ↳誤出荷率・PPMの低さでも測定可能。ピッキング作業で起こりやすい。
  • 事故防止品質

    • 交通事故などを含む人身的な事故を起こしていないか
  • 環境貢献品質

    • 温室効果ガスの削減など、環境への貢献水準がどれくらいあるか
  • 印象品質

    • ドライバーの運転マナーや商品お渡し時の気持ちよさなど、好印象水準がどれくらいあるか

歴の長い倉庫でも、EC物流経験が浅い場合はこうした「誤出荷率(PPM)の低さ」「安定した出荷スピード」「波動対応」などが安定的に実現できない場合もあり、実績や経験は要確認ポイントとなります。


5-3. 柔軟性


代行業者サービスとしての柔軟性に加え、提供サービスに内包されているシステム・倉庫・配送の柔軟性も重要となります。自社ブランドの差別化のために購入者に対して独自性のあるサービスを提供するのは大切ですが、そのために発生する作業は外注することになるため、どこまで対応してもらえるのかという柔軟性は要確認ポイントです。


  • システム

    • 機能開発にどこまで対応してくれるか(基本的にはどこも対応が難しい)
  • 倉庫

    • 保管場所の倉庫見学に対応してくれるか
    • 事業成長・季節変動・キャンペーン実施による大量注文などの「波動対応」にどれくらい対応してくれるか
    • 特別な機械が必要な「流通加工」にどこまで対応してくれるか
    • 「当日出荷・翌日出荷」や土日祝などの「希望稼働日」にどこまで対応してくれるか
  • 配送

    • 指定日・指定お届け方法で配達してくれるか

5-4. サポート体制


サービス導入後にどのくらいのサポートを受けられるのか、物流に関してどのくらいノウハウがあるのかも重要なポイントとなります。


  • コミュニケーション

      システム導入後にも代行事業者とは継続的にコミュニケーションを取っていくことになるため「コミュニケーションツールは何か」「返信スピードは早いか」「サポート担当が物流ノウハウがあるか」「コミュニケーションは気持ちいいか」などは重要視されている方が多いです。

  • 越境への対応

      越境対応可能な代行業者が増えてきていますが、越境への対応範囲は確認しておきたいポイントです。例えば決済方法に関して、アジアでは一部地域を除き商習慣・法的制約の影響で大多数がクレジットカードを所有していない現金主義な地域も多いため、代引き導入で購入率を向上させたいものの回収不可リスクもあり代引対応しきれていないECストアもあります。「現地に法人が有るか」「現地の言語対応が可能な人員がいるか」「現地のネットワークがあるか」も確認しておいたほうが良いでしょう。

  • 倉庫見学や倉庫移管サポート

      「保管倉庫の見学可否」や「他倉庫からの商品移管時に適切な指示を受けられるか」も確認しておいたほうが良いでしょう。


5-5. 費用


物流にかかる費用は細かく分かれており事業者によって定義がバラバラなことも多いため、比較するためには何に対して費用が発生するのかを事前に押さえておく必要があります。

最近は明朗会計で分かりやすい料金形態をとっている事業者も多いですが、予想していなかった部分で課金されないためにも押さえておきたい課金ポイントをご紹介します。


  • システム利用費

      【初期費用・固定費】システムの利用に際して発生する初期費用や固定費用
      【変動費】入庫数や保管数に対して発生するシステム利用費

  • 入庫料

      【変動費】倉庫への商品入庫作業で発生する手数料(料金は入庫方法や入庫頻度で変動)

  • 倉庫保管費

      【変動費】倉庫での商品保管時に発生する費用
      ↳課金される単位が「商品の個数」「使用パレット数」「使用坪数」のどれになっているのかも確認しておきましょう。保管する商品が小さい場合は、同じ空間でもたくさん保管できるため、商品の個数単位への課金ではなくてパレット・坪課金の方が大幅に費用が節約できます。

  • 検品料

      【変動費】商品の検品時に発生する手数料

  • 資材費

      【変動費】商品を梱包するダンボールなどの梱包資材費

  • 梱包料

      【変動費】商品の梱包作業で発生する手数料

  • 配送代行料・輸送費

      【変動費】配送会社が商品を配送する手数料
      ↳出荷量を担保した価格交渉によりコストダウンを行っている事業者もいるため、自社単体での個別契約時よりも安い場合があります。

  • その他オプション料

    • 出荷内容修正手数料
    • 返品対応手数料
    • 緊急出荷手数料
    • EMS手数料
    • 複数ピッキング手数料
    • ギフトラッピング費用


6. EC物流代行サービスの切り替えによる成功事例


当社の提供する物流サービス「AnyLogi(エニロジ)」への切り替えにより、物流コスト20%以上削減と品質向上を実現し、顧客からもSNS上で物流への好反響も出てきている事例をご紹介します。

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Sep 8, 2021



7. まとめ


EC物流はD2Cブランド・ECサイト運営においても重要になってきており、ほとんどが物流代行業者に委託されています。代行業者の選定基準はブランドの戦略やフェーズによって異なり一概に良し悪しを決めることは難しいため、まずは自社に最低限必要な機能・サービス内容を満たした上で、その他の機能・サービス内容と費用とを天秤にかけて選定するのを推奨しています。また、それを判断するためにもある程度のノウハウが必要なため、気軽に代行事業者に相談してみるのはいかがでしょうか。

物流サービスをお困りの際は、お気軽にお問い合わせください。



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