AnyMind Group株式会社(読み:エニーマインドグループ、代表取締役CEO:十河 宏輔、以下「当社」) が提供する海外配送自動化プラットフォーム「AnyLogi」は、配送方法、送料、関税を自動計算し、Shopifyの決済ページに表示する新機能「関税・配送料自動表示機能」を提供開始いたします。
本機能を活用することで商品を購入するユーザーは、配送会社のシステムから送料と関税をリアルタイムで取得し、さらにそれらも含めた最適な配送方法を決済画面に表示し、選択することができるようになります。これらの情報はShopifyの決済ページに自動で即時に表示されるため、EC事業者は、世界中のユーザーに対して安心感と信頼性の高い商品販売および配送を提供することが可能になります。
■新機能提供開始の背景と狙い
越境EC市場の拡大に伴い、関税はEC事業者とユーザーの双方にとって大きな障壁となっています。ユーザーが商品を購入する際、商品金額だけでなく、支払い段階で追加される関税の金額が想定予算を超えてしまうことがあります。その結果、予想外の追加費用が原因で、商品購入をキャンセルするケースが出てきており、EC事業者は最終購入フェーズで機会損失をしてしまっています。 このような状況に対処するために、関税を含む料金を配送料と一緒に事前に支払うことで商品を受け取ることができるDDP(Delivered Duty Paid)*1への需要が増しています。
そこで当社は、ユーザーが事前に送料や関税を把握し、納得感を持って購買できるように、本機能の提供を開始する運びとなりました。各配送会社とAPI連携を行うことで、AnyLogiが受注ごとに正確な送料や関税を計算し、Shopifyの決済ページに関税込みの送料と関税抜きの送料の両方を表示することが可能になります。
今後も当社は、EC事業者が購買率を向上できるよう積極的に取り組んでまいります。
*1=DDP(Delivered Duty Paid)は、国際取引における国際商取引条件の一部であり、販売者が商品の送料、輸出入の手続き、関税、その他の諸費用を負担する形態を指します。これは、販売者が商品をユーザーの指定した目的地まで運ぶ責任を負い、関税を含むすべての費用を支払うことを意味します。