背景 SHEINは、衣類やアクセサリーなどを中心としたファッションアイテムをデザイン・販売しており、世界的に最も急成長しているECファッションブランドの１つです。
公式Instagram（インスタグラム）アカウントのフォロワー数は2,100万人以上、TikTokの「いいね！」数は合計1,620万回と、ECファッションブランドとしては驚異的なリーチを誇っています。
SHEINはフィリピンでのSHEINスマホアプリの認知度、インタラクション、クリック数を向上させるため、2021年の春シーズンにおける販促施策としてYouTube、Instagram、TikTok上のインフルエンサーやKOLを掛け合わせたインフルエンサーマーケティングキャンペーンを実施。
当社はインフルエンサーマーケティングプラットフォーム「AnyTag」を活用して、プロモーションを支援いたしました。
全体戦略 「AnyTag」のインサイト分析を活用して、SHEINのキャンペーン施策に向けた最適なインフルエンサーを選定し、さらにより効果的な施策展開を実現するために下記のような戦略を実施しました。
・Instagramの投稿で多くのいいね！やコメントを獲得し、InstagramユーザーをSHEINスマホアプリへ誘導する。 ・他のInstagramユーザーが真似をしたくなるようなSHEINの商品投稿を、インフルエンサーにアップしてもらうことで、一般ユーザーからのUGCの発生を促し、SNS上での拡散と認知拡大を図る。 ・各ブランド・商品に適したインフルエンサーやKOLを起用することで、一定のビュー数・エンゲージメント・リンククリック数を確保する。 ・公式スマホアプリ上でクリックトラフィックを追跡し、クリック総数から売上高へのインパクトを測る。
本施策ではインフルエンサーの選定に際して、「AnyTag」のインサイト分析をもとにした、インフルエンサー選定・キャスティング・キャンペーン実施時のインサイト分析・投稿のリアルタイムレポートなどのサービスの他、運用管理ツール機能などを活用。
さらに「AnyTag」を活用することで、SHEINがインフルエンサーに求める下記のような独自の基準に基づいてフィルタリングをすることで、孤立的に最適なインフルエンサー選定することができました。
・フォロワー数 ・ブランドとの関連性や年齢など、フォロワーのデモグラフィック ・平均エンゲージメント率（いいね！やコメントなど）
SHEINに起用されたインフルエンサーは、注文のHow To・商品レビューの投稿・Instagramのストーリー投稿、TikTok投稿など、インフルエンサー独自のコンテンツを投稿しました。
施策の効果 InstagramでのSHEINのキャンペーン投稿は、20万以上のいいね！を集め、フィリピンの1300万人を超えるユーザーにリーチし、さらにはInstagramのストーリー投稿にリンクしたSHEINのウェブサイトに多くのユーザーが訪れました。また、たった数件投稿したYouTube動画が、計80万回の視聴回数を獲得し、TikTok投稿でも高いビュー数を記録しました。
新機能「類似インフルエンサーの検索機能（lookalike）」を含む、「AnyTag」の機能を活用することで、ブランドに適したインフルエンサーを選定・起用した結果、TikTokでは85%の、YouTubeでは55%のエンゲージメント率を達成しています。ブランドや商品それぞれに最適なインフルエンサーを起用することは、ブランドの販促にとって非常に重要なポイントとなります。
