■サイトスピード向上施策を実施した背景
株式会社三栄様とは、2016年からディスプレイ広告のマネタイズ支援でお付き合いさせていただいてました。 三栄様は「Core Web Vitals基準が一般化する過程で、編集部、運用チーム内でサイトスピードの数値が今一つ良くないという認識がありました。 離脱率も高かったため、要因の一つにサイトスピードの遅さがあると仮定しました。」と、当時からサイトスピードに対して課題感をお持ちでした。 サイトスピードの向上させることによりUXが向上、そして検索流入も向上し、それが結果的に広告収益向上にも繋がるため、弊社でサイトスピード向上施策をご提案しました。CMSの変更など大きな変更を行わずに、現状のサイト内の実装変更で解決できる範囲でご提案させていただいたため、実施に至りました。
■サイトスピード向上施策内容とは
現状のサイト内の実装変更で行えること弊社のエンジニアにて確認させていただき、6個ほど課題を提出させていただきました。 わかりやすい施策の一つをご紹介します。内容としては、レコメンドウィジェットなどの下の方に設置してある枠を遅延読み込みへの変更です。ユーザーがページに訪れたタイミングで記事下のレコメンドウィジェットを読み込んでしまうと、やはり読み込みに時間がかかり、サイトの動きが重くなってしまうのを、遅延読み込みにすることで改善されました。
■サイトスピード向上施策の効果
サイトスピードに関しては、Google DevelopersのPageSpeed Insightsを活用して計測しております。 PageSpeed Insightsで確認したところ、施策の実施前後で19点向上させることができました。 三栄様からは「数値上ではサイトスピードは事前にシミュレーションを行ってもらっていたためもちろん向上し、体感速度としても速くなり編集部からも評判が良いです。」とお褒めの言葉をいただきました。 また改善前後3ヶ月で比較したところ、サイトスピードの向上だけではなく、検索表示回数・クリック数はプラスで1.32倍向上しました。
■Motor-Fanの未来
三栄様から「広告表示(収益)とユーザビリティは相反する部分もありますが、事業目的としての「収益最大化」をぶれない軸として意識して最適なバランスで運用していく予定です。」とのお言葉をいただきました。また、三栄様は、自社でAMP化も行っており、サイトの実装変更以外でもサイトの表示の高速化に向けて取り組んでいます。 引き続きパートナーとして、1ユーザーとして、弊社もMotor-Fanに関わっていきたいです。
【Motor-Fanとは】
株式会社三栄が運営するMotor-Fan[モーターファン]は新車情報からドレスアップ、チューニングから最新テクノロジー解説まで、独自取材と分析に基づいた自動車関連記事を中心に配信するメディアプラットフォームです。 カーライフを楽しむトピックあり、業界動向を探る考察あり、クルマに関わる全ての人が楽しめる内容をタイムリーに発信します。