クライアント : Koala Sleep Japan ジャンル : 家具・インテリア プロダクト : AnyTag 担当 : インフルエンサーマーケティング事業部
Interviewee : Koala Sleep Japan Media Coordinator 渡井 麻由 氏
ー当社とインフルエンサーマーケティングに取り組んでいただけた背景
課題はSNS施策における「効果の可視化」 Koala Sleep Japanはオーストラリア発のD2C寝具・家具ブランドとして創業し、日本でもマットレスをメインの商材として実店舗を持たずECをメインに販売しています。 ECがメインの販売チャネルであることもあり、YouTubeやTikTokを活用したSNS施策は年々、重要度を増していると感じています。 一方で認知獲得を目的にYouTuberに商品を紹介してもらう動画レビュー施策を実施した際、マットレスのように消費者が頻繁に購入しない商材が、YouTubeでどのくらい購買に寄与しているかを可視化するのは難しいという課題を持っていました。 そんな中、AnyMindさんとコミュニケーションをとる機会があり、効果の可視化も含めた効果的なSNS・インフルエンサーを活用したマーケティング展開の実現に期待を持って取り組みを始めました。
ーどのような施策展開を行われましたか?
インサイトやデータやをもとにした親和性の高い選定は魅力の一つ YouTubeやTikTokなど複数のSNSにおいてインフルエンサーを起用し、実際にマットレスを使っていただいた上での商品レビューを中心とした、プロモーションを行っています。 インフルエンサーのリストはそれぞれのターゲットや狙いに応じてAnyMindさんから都度、提案をいただいている形ですが、フォロワー数や表層的なデータだけでなく、ファンのインサイトや、各インフルエンサーの投稿ごとのパフォーマンスなども加味して、総合的に提案をしてくれているので、データを基にインフルエンサーをキャスティングできるというのは非常に魅力的だと思っています。
ー反響についてはいかがでしょうか?
レポーティングも大きな魅力。ROAS10,000%超のケースも。 おかげさまでROASに関しても平均で100%をしっかり超えてきていますし、中には10,000%を超えるROASが出ている事例もあり、認知獲得だけでなく購買につながる施策が展開できています。 先ほどお話ししたキャスティングの部分はもちろんなのですが、AnyTagを活用することでうまく効果検証が出来ており、過去の施策の反省点を踏まえた次回の展開案が考えていけるという点では非常に助かっています。 例えば、YouTube動画を視聴した人が、概要欄からどれだけ商品を購入したかが可視化できるだけではなく「アシストコンバージョン」という指標で、一旦サイトを離れた人からの購買行動も、AnyTagから見ることができます。 単純な動画からの遷移だけでなく、YouTube施策がどれだけ購買に寄与したか、コンバージョンまでタイムラグのあったものも含めて分析することができているので、想定の売上数値も算出できできています。私たちは外資であることもあり、別マーケットにいる経営層に対しても成果の報告義務があるのですが、施策の費用対効果を裏付けを持って説明できるので、実施だけでなく、レポーティングの面でも強みがあると感じています。
今後の展望: プロと協働しながら、コアラマットレスの魅力を明確に伝えていきたい
私どものような事業会社がそれぞれ施策において、高い成果をを出していくには、全てを無理に内製化するのではなく「よいパートナーとしてのプロを見つけ、わからないことは聞く」ことにつきます。 もちろん、前提としてプロに頼るだけでなく自分たちでもSNS・YouTube界隈の最新情報をキャッチアップすることは必須です。 その上でAnyTagのようなプロダクトも活用しつつ、データをしっかりと分析・蓄積し、それらを元にPDCAをしっかり回せる状況をつくっていく必要があると私は考えています。 今後、YouTubeをはじめとしたSNSプラットフォームの中でも直接の販売チャネルが増えていったり、販売のあり方を変えるようなアップデートが次々に生まれていくと思います。 当社でも実践してみたい施策はたくさんあるので、AnyMindさんやインフルエンサーの皆様と協力していきながら、コアラマットレスを中心とした、我々の商品の魅力をさらにクリアに多くの方々に伝えていきたいと思っています。
宣伝会議7月号/AdverTimes(アドタイ)に掲載された記事はこちら。 是非合わせてご覧くださいませ。