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Case Study

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トラベル.jp/ベンチャーリパブリック |コロナ禍を乗り越えて80%以上の広告収益増を実現した取り組みの裏側

株式会社ベンチャーリパブリックは、国内最大級の旅行情報サイト「トラベルjp」を運営しています。このサイトには、40,000記事以上の人気観光スポットやホテル、イベント情報などの旅行ガイドが掲載されており、また国内・海外のホテル・ツアー・航空券プランの検索と最安値比較ができます。

同社は、これまでメタサーチ機能による従量課金の純広告とアフィリエイト収入が主な収益源でした。その後さらに幅広い旅行情報を発信するために「旅行ガイド」をスタートしましたが、コンテンツを拡大していく中で、既存の仕組みだけではユーザーの流入に対して収益性が低く、さらに幅広い旅行情報の発信するために「旅行ガイド」をスタートしましたが、コンテンツを拡大していく中で、既存の仕組みだけではユーザーの流入に対して収益性が低く、広告マネタイズを進める必要に迫られていました。

そこで、株式会社ベンチャーリパブリックが複数のパートナーを検討した結果、高収益性と開発工数削減、そして良好なコミュニケーションが評価され、当社グループのフォーエムが支援させていただくことになりました。支援開始後、直近では2023年3月と2024年3月を比較して80%超の大幅増収を実現しています。今回、フォーエムを選んでいただいた理由から、コロナ禍での施策、直近の課題と改善策に至るまでお伺いしました。



課題

・取り組み開始時の課題:旅行ガイドからの広告収益増加が技術的に難しい
・コロナ禍の課題:旅行制限により旅行記事のページビューが減少し、収益化が困難に
・直近の課題:従来と異なる新しい広告収益のパターンを模索


施策

・取り組み開始時:AnyManagerを導入し、広告枠を最適化
・コロナ禍の施策:A/Bテストを経て、広告枠を増加
・直近の施策:AnyManager Videoを導入


効果

・取り組み開始時:工数を抑えつつ新たな広告枠の設置で収益を増加
・コロナ禍の効果:記事における1PVあたりの収益性を向上
・直近の効果:2023年3月比で広告収益が80%以上向上


菅谷和男(Kazuo Sugaya)

株式会社ベンチャーリパブリック トラベル事業部 ディレクショングループリーダー

Web制作会社/広告代理店/大手小売会社を経て2007年にベンチャーリパブリックに入社。 旅行サイト「トラベルjp」にてディレクション・制作開発・マーケティングに従事。

西田久美子(Kumiko Nishida)

印刷会社/デザイン会社/Web制作会社を経て2012年にベンチャーリパブリックに入社。 主に「トラベルjp」の旅行ガイド・特集の企画・ディレクション・制作を担当。2020年より広告・SEOを担当。

会社概要とどのようなメディアを運営されているか教えてください


「トラベルjp」という旅行情報サイトを運営しています。メインの収益源は、純広告と旅行商品の購入に伴うアフィリエイト収入です。具体的には、メタサーチ機能を持ったサイトでさまざまな旅行会社の商品を比較・購入できるようになっており、その際に旅行会社から手数料を頂戴するビジネスモデルです。

一方で、「旅行ガイド」というコンテンツも重要な役割を担っています。こちらは旅行の前に必要となる情報や、旅行中に現地で役立つ情報、旅行の思い出を振り返るようなコンテンツなどを発信しているメディアです。


課題と取り組みについて簡単に教えてください


旅行ガイドでは、非常にユーザーメリットが高く、多くの方がサイトを訪れていましたが、直接的な売上に結びつけるのが難しいという課題がありました。そこからフォーエムに支援いただき、旅行ガイドのコンテンツから収益化する必要があるため、タイアップ広告以外にも広告でのマネタイズを進めることにしました。広告がなければ、旅行ガイドを見たユーザーは売上に繋がらないことが多いです。しかし、広告マネタイズを取り入れることで、そうしたユーザーからも一定の収益を生み出せるようになり、メディアを安定して運営できる基盤が整いました。

広告で収益が上がることによって、ホテルやツアーの予約に直結する記事だけでなく、ユーザーにとってより有益な記事作成が可能になります。例えば「週末の花見スポット」といった、旅行予約からの収益は見込めないものの魅力的なコンテンツを展開できるようになったのは大きな成果だと考えています。


フォーエムとの取り組みのきっかけを教えてください


当初は複数のパートナーを検討しておりました。その中で最終的にフォーエムを選定した理由は、大きく3点あります。

1点目は収益性の高さです。他社と比べても高い収益実績を出してくれました。2点目は、AnyManagerの導入です。ワンタグで、広告収益を最大化させたり、ABテストの工数を大幅に削減できるといったメリットがありました。3点目が、担当者とのコミュニケーションがスムーズにできたことです。これらの点が決め手となり、フォーエムに広告周りを一本化しました。

取引自体はかなり前からさせていただいており、広告のマネタイズ領域で5年近いお付き合いをさせていただいております。


AnyManagerの活用状況はいかがでしょうか?


AnyManagerのワンタグ技術を使うことで工数が大幅に削減できていますし、シンプルで見やすいダッシュボードのため、広告収益の状況を可視化できており、普段の定点チェックに役立っています。


フォーエムとの取り組みで印象に残っていることを教えてください


コロナ禍では、旅行業界自体が非常に厳しい状況に見舞われ、社内事情により急遽現業務に加えて広告業務も兼務する必要に迫られましたが、私自身広告周りの知見が全くない状況でした。そんな中、フォーエムの担当者が手厚くサポートしてくれたことで、なんとか乗り切ることができました。まずAnyManagerの管理画面の見方や基本的な知識を一から教えていただき、ABテストの実施もフォーエム側で実施していただけたのはありがたかったですね。コロナ禍で人員が限られている中でも、自社の工数を削減しつつ収益を向上させ、広告収益を安定化させていただきました。


長年フォーエムと取り組む中で良かったと感じた点を教えてください


まず、長年のお付き合いを通じて弊社サービスを熟知していただいているという点が大きいですね。弊社が置かれた立場や事業の特性、許容範囲をよく理解してくれているため、コミュニケーションがスムーズに行え、安心してお任せできています。

担当者が代わる際にもしばらく並走期間を設けてくれるため、サポートの質が変わらず、引き継ぎの懸念がありません。むしろ長年のお付き合いのおかげで、サポートの質は安定していると感じています。

加えて、細かいレポーティングを行ってくれるだけでなく、毎回具体的な改善提案をいただけるのも収益向上に大きく貢献している点だと感じています。一方的に売り込んでくるだけの同業他社も多かったりするのですが、フォーエムはそうした心配がいらず、本当に「一緒に」考えて提案してくれますね。


他社のパートナー企業と比較して、フォーエムの良い点が他にもあれば教えてください


大きく2点あると思っています。1点目は、手厚いサポートです。時間の経過とともにサポートの手が抜けがちな代理店が多い中で、フォーエムはそうした心配がないです。他社の場合、最初の数ヶ月はレポーティングも行き届き、提案も積極的に行われるものの、だんだんそうした動きがなくなっていったり、レポーティング自体が形骸化したりすることが多々ありました。しかし、フォーエムは長年の付き合いを通しての中でもレポーティングや提案の質が全く落ちず、そうした心配がありません。定例会議でのレポーティングも細かく行っていただけるため、私たちが広告運用から目を離していても、しっかりと状況を確認できるのが安心材料になっています。むしろ、PVが落ち込んでいれば積極的に踏み込んだ提案もしてくれますし、弊社の事情を考慮した上で必要な提案をしてくれる、心強いパートナーだと評価しています。

2点目は、細かい調整にも素早く対応してくれるため、リスクを抑えてチャレンジしやすい環境が整っていることです。他社の場合、「できません」と一蹴されがちな要望にも、「では、こうすれば可能ですね」と柔軟に調整してくれます。そうした姿勢のおかげで、新しいソリューションへのチャレンジもしやすく、パフォーマンス改善に繋がっていると考えています。

さらに、外部配信の設定でつまずいた際には、すぐにサポート体制を組んでいただき、システム面での手厚いサポートを受けられたことが印象に残っています。広告の運用に留まらず、そうしたテクニカルな部分までサポートいただけるのは大きなメリットだと感じています。


具体的な収益面での成果はいかがでしょうか?


定量面で見ると、フォーエムの支援により収益が大幅に増加しています。直近では動画広告を導入し、収益が大きく伸びました。CPM(Cost per Mille)の高い良い枠を適切にブレンドしてくれたことで増枠も図れました。数字を冷静に見極め、パフォーマンスが芳しくない場合には速やかに切り替えも提案してくれます。

その結果、2023年3月と2024年3月の収益を比較して80%以上も増加しました。さらに、新しいソリューションとして追尾広告のテストも実施できました。他のメディアの事例なども交えながら提案をいただいたことで、新たなチャレンジをすることができています。

▼2023年3月と2024年3月の収益とRPM(PV単価)の比較



最後に、今後の方針やフォーエムへの期待をお聞かせください


弊社は、「旅行に行きたい人に必要な情報を全て提供できる」ことをミッションとして掲げております。そのためには、アフィリエイト経由での売上には直接つながらないコンテンツも重要になってきますので、そうした記事展開を今後も強化していく考えです。

その上で広告収益の確保が重要になってくるため、このポイントに関してはフォーエムに大きく期待しています。具体的には、より一層の収益性向上に向けて、広告掲載ページの拡大などでも支援をいただきたいですね。プログラマティック広告の領域では、クッキーレス時代への対応などのご提案もいただけるとありがたいです。引き続きパートナーとして長いお付き合いをさせていただきたいと考えています。



トラベルjp

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