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SNSアプリ「TapNow」/サンゴテクノロジーズ |マネタイズ支援で収益が30%アップ!海外市場における収益性改善もサポート

サンゴテクノロジーズ株式会社は、スマートフォンのウィジェット機能を使って写真を共有する次世代型SNSアプリ「TapNow(タップナウ)」を運営しています。同社はこれまで、インハウスで日本とベトナムを中心に世界中でアプリを運営してきました。今回アプリの成長に向けて収益を増加させたい一方、社内工数を削減したいという課題についてご相談をいただきました。当社グループのフォーエムは、国内外のアプリ内広告によるマネタイズを包括的に支援し、支援開始時と比較してARUPDAU*1の約30%増を実現しました。直近では「URL:Google Play ベスト オブ 2024」も受賞した「TapNow」の支援背景やそれまでの葛藤、実施の決め手や今後についてを、代表取締役CEOの野間氏にお伺いしました。

*¹デイリーアクティブユーザー1人あたりの収益

課題

・アプリのマネタイズを強化していきたいが、工数が不足
・海外展開におけるローカル情報の不足


施策

・アプリ内の広告マネタイズを担当
・海外ネットワークの提案とメディエーション設計
・Firebaseを用いたフォーマットごとの収益性に関するABテスト実施
・ユーザー継続率、回遊性向上のための提案


効果

・マネタイズにかかる工数を大幅に削減
・ARUPDAUが約30%向上
・パフォーマンスの高い海外ネットワークの接続に成功


野間 悠磨(Yuma Noma)

サンゴテクノロジーズ株式会社

サンゴテクノロジーズ 代表取締役CEO。2020年にサンゴテクノロジーを創業、2022年4月にTapNow iOS版、8月にAndroid 版をリリースし本格的にサービス提供を開始。

アプリ「TapNow」について教えてください

「TapNow」はスマートフォンのウィジェット機能を使って、撮影した写真を友達のホーム画面に送り合い、気軽なコミュニケーションを楽しむことができる次世代SNSアプリです。2022年4月にリリースしました。

リリース当時、SNSといえばフォロワー数が100-200人、場合によってはそれ以上の人と繋がり、周りから見た「見栄えのいい写真」、すなわち「映え」を意識した投稿を行うものという認識が一般的でした。

しかし、家庭内での「仲のいい友達同士でインタラクティブにやり取りしていたけど、なんか最近投稿すること減ったよね」 という会話をきっかけに、社内でも「絶対に『映え』意識のSNSに疲れてるユーザーはいるはずだ」「投稿の気軽さを追求したらどんなSNSが生まれるのか?」という話になり、TapNowのプロジェクトがスタートしました。

このような背景から生まれているアプリなので、InstagramやTikTokなどと並行して使いながらも、より密な関係の人と「映え」を意識しないプライベートな写真を送り合うのにTapNowを使うという方が多いですね。


広告マネタイズをはじめた理由と、直面した課題はなんでしたか?

一般的なSNSやコンシューマー向けのプロダクトの場合、アプリ業界のセオリーとして最初から最後までユーザー集客を優先し、収益を上げていくことが多いです。

その一方で、私は広告業界でキャリアを築いてきたため、正しい広告を、届けるべき人に、正しいタイミングで届けられれば、必ずしもユーザビリティーを下げるわけではないと理解していました。そのため、広告枠を活用したマネタイズもアプリ成長のための重要なエンジンになると考え、TapNowの事業計画を練る段階で、リリースから2年目に広告マネタイズを始めると決めていました。そして予定通り、2024年5月に広告マネタイズを開始しました。

これまで広告業界にいたといってもデマンド(広告主)側であったため、サプライ(媒体)側のマネタイズにはこれまで関わる機会がほとんどありません。そこでまずは、自分自身が仕組みを理解していく必要があると感じ、メディエーション含めた全てのマネタイズの設計を自分で行っていました。運用していく中で媒体としての広告運用の概念を理解しながら「さらに成長させていきたい、しかし追加で割くリソースはない」という壁にぶつかっていたところ、過去のイベント登壇で繋がりのあったアプリ事業責任者の佐藤さんを思い出してご相談しました。


フォーエムとの取り組みのきっかけや決め手はなんでしたか?

最初のきっかけは「広告マネタイズを成長させるためにGoogle アド マネージャーで Ad Exchangeを使いたい」というところからでした。利用するには、サイト運営者向けGoogle認定パートナー(Google Certified Publishing Partner:通称GCPP)の会社と契約を結ぶ必要があるため、フォーエムともう一社を候補に挙げていました。

相談の中で、Ad Exchangeの導入もメディエーション運用の部分含めサポートできるとお話しをいただき、すごくありがたい提案でした。しかし、ある程度メディエーションの設計が終わり、各種ネットワークの接続も終わるとフォーエムにやってもらうことも減るため最終的には自社での運用に戻ってしまう可能性が高いため申し訳ないとも思っていました。

しかし提案の際の担当の方の知識量と専門性にフォーエムが頼りになるという圧倒的な信頼感を抱きました。そして「一緒にやってみましょう」と背中を押してもらったことで、まずお願いしてみることに決めました。


実際の支援開始後はいかがでしたか?

正直、今では本当にいてもらわないと困るというくらい重要な存在となっています。

支援開始当時は、マネタイズの代理店に入ってもらうことが初めてで不安もあったため、運用してもらいつつ、自分も関連した数字は頻繁に確認している状況でした。しかし数字もしっかり上がって、今ではマネタイズ全般の数値管理や作業も丸投げさせてもらっていて、本当に助かっています。

CPMは全体として向上していますし、ARPDAUは最初と比較して最大値で30%向上しています。これも、担当の松田さんが地道なフロアプライスを調整し、新たなネットワークをご提案していただくなど、小さな積み重ねがあってこそです。直近で主力になっているベトナムのアドネットワーク「BIGO Ads(ビゴーアズ)」も、ご紹介していただいたことをきっかけに導入し、現在ではTapNowの収益を牽引するようなネットワークになっています。

また全体として、支援の中で常に能動的にアクションしていただいており、担当の方から問題を発見し、具体的に何をするのかというところまでを提案いただけるので、こちらが行うのは確認のみ。工数をかけずにしっかりと運用や検証を行っていただけるので、本当にありがたいです。

また質問した際には早い段階で確認してで教えていただけますし、複雑な質問に関してもすごく整理してご回答いただけて、非常に助かっています。


特に印象に残っている点はありますか?

日本発のSNSで、さらに広告でマネタイズしているものだとさらに事例が少なく、参考にできる材料が少ない状況です。そんな状況の中でも、TapNowをしっかり使い込み、アプリに合った内容をご提案をいただいています。

だから毎月の定例ミーティングでのレポートや提案がとても楽しみで、経営陣や開発側の責任者なども必ず一緒に参加しています。直近いただいたアイディアも、まさに弊社側では思いつかなかった目から鱗な提案で、「いかに広告マネタイズを進めるか」だけでなく、ユーザビリティや継続率等、我々のビジネスとしてのKPIをしっかりとご理解いただいた上で「アプリを成長させるためにどうしたらいいのか」を考えてくださっているのが伝わってきます。

一般的なマネタイズ系の代理店さんからは「ここにリワード広告を入れましょう」とダイレクトな話が多いのですが、正直それくらいなら自分でも思いつくよ、という内容ばかりです。フォーエムは、一工夫を加えて考えてくれるので、私たちが思いつかないような提案をしていただけると感じています。


また、海外展開でのマネタイズ面での対策もご一緒させていただきました。

我々の主力のネットワークの一つとなっているBIGO Adsも、フォーエムのご提案があったからこそ活用できています。

ベトナム、日本、アメリカとメディエーションを分けているのですが、当時CPMが低くなりやすいベトナムの改善方法を模索して相談させていただきました。そこで、ローカルメンバーがいて、現地にもオフィスを構えて事業展開しているAnyMind Groupの強みを生かして、リアルな海外SSP(Supply-Side-Platform:広告枠販売や広告収益最大化支援のプラットフォーム)の動向をキャッチしていただき、「合うのではないか」というところでご紹介いただき、今に至ります。現在のようにTapNowに導入でき、本当にフォーエムのご支援のおかげだと感じています。


最後に、今後の展望やフォーエムへの期待をお聞かせください

アプリとしては、2年経って200万ダウンロード達成し、「Google Play ベスト オブ 2024」のBest Hidden Gem(隠れた名作部門)にも選ばれました。日本のアプリ市場、SNS市場への参入はできて、初速としては悪くなかったと思っています。

次のステップとしては「TapNowという存在は知っている」と多くの方に認識されるアプリにしていきたいです。

また海外への展開に関しては、 アプリ全体で見ても日本のシェアがまだまだ大きい状態なので、まずは日本国外でも今の日本と同様のようなポジションを確立することが目標です。

そこに向けて、今までマネタイズの部分でフォーエムとお付き合いさせていただいていますが、国内に関してはユーザー獲得における主力なマーケティング手法ともなっているインフルエンサーマーケティング施策でもご協力いただきたいと考えています。特に、AnyMind Groupのグループ会社であるGROVE株式会社に所属するインフルエンサーとの親和性も高いため、コラボレーションしていきたいです。また海外文脈でいうと、「ベトナム×BIGO Ads」の勝ちパターンができたので、ベトナム以外の国のローカルネットワークもご提案いただきながら、自分たちではできないような領域全般での支援を引き続き期待しています!


ありがとうございます!国内外、様々な領域で支援させていただきながら、一緒にアプリ成長を伸ばしていきましょう!

■サンゴテクノロジーズ株式会社とは

”アジアから世界を驚かすサービスを”をコンセプトに、「TapNow」の開発、運営並びにウェブソフトウェアの受託開発を行うテック企業。日本とベトナムにて事業を行う。

■TapNowとは

「TapNow」は、スマートフォンのウィジェット機能を使って、撮影した写真を友達のホーム画面に送り合い、気軽なコミュニケーションを楽しむことができる次世代SNSアプリです。ふとした瞬間にホーム画面の写真が更新されている楽しさや、アプリを開くことなくウィジェット上で写真共有できる便利さ、送りたい人にだけシェアできる特別感が特徴で、恋人と日常の出来事や仲間同士で面白い写真を共有し、大切な人との繋がりを感じることができます。


iOS:https://apps.apple.com/jp/app/id1612005183
Android:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.sangotech.tapnow

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