グループとしてDX推進を掲げ、D2Cブランドの立ち上げを強化しているサントリー。
その一環として、“野菜本来の味”をお届けすることをモットーにしたD2Cブランド「本気野菜マルシェ」を2022年に発足。今回は、AnyMind Group開発のECマネジメントプラットフォーム「AnyX」を活用した”EC/D2C領域の必勝法”について、サントリーホールディングス・デジタル本部デジタルマーケティング部 青野様、有村様にお話しをお伺いしました。
取材者プロフィール
有村 遊馬
サントリーホールディングス デジタル本部 デジタルマーケティング部
青野 智哉
サントリーホールディングス デジタル本部 デジタルマーケティング部
まず初めに、D2Cビジネス「本気野菜マルシェ」の事業内容についてお聞かせください。
本気野菜マルシェは、サントリーフラワーズが手掛ける「本気野菜」という青果ブランドの野菜をより多くのお客様に知っていただき、そして最も愛される高品質な野菜ブランドを目指し、OMO体験を提供するD2Cプロジェクトです。
現在野菜はコモディティー化し、流通では価格や産地が主流の判断軸となっています。そういった中から脱却して、純粋な野菜の美味しさや、作り手の思い・ストーリーなどを含むブランドで選択するという軸をお客様に提供したい、その場を提供しているのはまさにフランスなど本場のマルシェであり、野菜市場自体をそういった熱気のある、明るい方向に成長させたいという意思が本気野菜マルシェには込められています。そこで、独自のキッチンカーやECサイトなど幅広いチャネルにて「本気野菜」の販売を強化しています。
ECチャネル、広告、物流、CRMなどブランドビジネス成長における必要データ一元化を実現した「AnyX」
ありがとうございます。AnyX導入のキッカケはどんなところにあったのでしょうか。サービスの選定軸などあればお聞かせください。
サントリーでは本気野菜マルシェ以外にも様々なブランドでEC事業を展開しています。各EC事業において、D2Cサイトは重要な顧客接点・販売チャネルのひとつですが、事業全体を成長させるには、D2Cサイトに加えてAmazon、Lazada、Shopeeなど、国内外問わず複数のECモールで販売を適切に組み合わせる必要があると考えていました。
その際、チャネルごとの効果測定や商品管理をそれぞれ違うボードで分析すると非効率です。さらに、SNSやデジタル広告などの各接点も管理する必要があると考えると、業務が複雑になります。そんな複雑な作業を解消するEC管理システムを当時探していました。
AnyX導入の決め手はどこにあったのでしょうか。
実際に複数社からお話を聞く機会がありましたが、AnyMindさまは、グローバル展開に注力していることと、自社開発プラットフォームを持ち、データ活用に強いことが他社とは違っていた印象です。そこに惹かれてAnyMindさまをパートナーに選びました。 また「AnyX」は、販売チャネルだけではなく、広告効果やお客さまの手に渡る物流に至るまで一元管理し、各項目に横串を刺して分析することが可能です。当社の課題を解決できそうだと感じ「AnyX」を導入しました。
初期設定はわずか数分で完了!
海外展開も視野に入れたAnyXの導入メリット
AnyX導入されての感想やメリットについてお聞かせください。
とても使い勝手が良い印象です。各ECモール接続の初期設定は数クリックで完了しましたし、レポートも無駄がありません。また、海外ECモールの接続にもデフォルト対応しているのがありがたいです。各国のサントリーグループ・事業会社で、ECビジネスが非常に重要な柱になってきています。AnyMindさまはアジアやインドでも事業を展開しているので、知見は十分に活用したいと考えています。ECビジネスの必勝法を共に模索していきたいですね。
今後どのようなことに取り組んでいきたいですか?
私たちサントリーグループは、これまでマスをターゲットに製造・流通してきました。それゆえ、強固なサプライチェーンを所有しています。そんな「サントリーだからこそ展開できるD2Cビジネス」は、まさに現在模索しているところ。当社が培ってきた資産と、D2Cの良さを掛け合わせてブランドを成長させていきたいと考えています。
■ECマネジメントプラットフォーム「AnyX」とは
「AnyX」はECモールや自社ECサイトなど、複数の販売チャネルを一元管理することで、EC運営を支えるECマネジメントプラットフォームです。業務効率化×データ活用、豊富な実績を元にした運用支援、各国・市場のローカルの知見を生かした越境展開・海外販売まで、EC事業の成長に向けた幅広いソリューションを提供します。
URL:https://any-x.com/ja/
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