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Case Study

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サンサンスポンジ / ダイニチ・コーポレーション | 創業50年の歴史を持つメーカーがEC販売を強化し、ECでの売上は前年比120%に成長、年間約200万個の販売を実現!

(左から順に)
代表取締役社長 吉田元之 氏
常務取締役 吉田晴美 氏
取締役・プロデューサー 吉田雄哉 氏
取締役・CFO 吉田幸祐 氏

株式会社ダイニチ・コーポレーションは、1973年に先代・吉田雄一氏が設立した「大日化成株式会社」を前身とする、食器洗い用固形洗剤やキッチン雑貨を製造する老舗メーカーです。同社が創業から約5年後(45年前)に開発した「サンサンスポンジ」は、現在も多くの家庭で愛され続けています。 昨年より当社、AnyMind Group(以下、AnyMind)がサンサンスポンジの公式ECサイトおよびECモール(楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピング)の運営支援を開始しました。今回、サンサンスポンジのブランドを守り育ててきた吉田家の皆さまに、EC領域への挑戦を決意した背景や、その過程での葛藤と成功についてお話を伺いました。


サンサンスポンジについて

ダイニチ・コーポレーションは創業から、食器洗い用固形洗剤の製造販売を行っています。製造から販売を行う中で、固形洗剤と相性の良いスポンジを研究し、高品質ポリウレタンを使用した、従来のスポンジの概念を覆す「サンサンスポンジ」が生まれました。半年以上使えるほど丈夫で長持ちなので、ごみの削減になります。

泡立ちが早く、そして、泡切れ、水切れが抜群のため節水にも繋がります。また、圧縮されたわずか7mmのパッケージで届くので収納場所にも困りません。
「洗い物に費やす時間に“ときめき”」をモットーに、利用いただく方の声にお応えしつつ、コスパよく、ずっと使いたい商品を作り続けています。

そんな「サンサンスポンジ」は口コミで広がり、今では楽天市場で6年連続1位を獲得※するなど、当社を代表するアイテムです。
(※2018年8月~2023年7月14日現在 掃除用品スポンジ部門)

公式サイト:https://dainichi-corp.co.jp/collections/all-products
楽天市場:https://www.rakuten.co.jp/dainichi-corp/
Amazon:https://www.amazon.co.jp/stores/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%82%B8/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8/page/8B505351-4CFF-4DDD-888C-659A7384B699
Yahoo!ショッピング:https://shopping.geocities.jp/sunsunsponge/



まずは、サンサンスポンジの特徴について、教えてください。

晴美 氏
サンサンスポンジは、高品質ポリウレタンを使用した活気的なスポンジです。へたりにくく半年ほど使用でき、水切れもよく、節水にもつながるとご好評をいただいています。これまで多くの方々の口コミに支えられてシェアを広げてきました。特に「へたらず長持ちする!」というレビューや、「カラーバリエーションが豊富でインテリアに合わせやすい」という声をいただいています。




AnyMindとの取り組み前に抱えていた課題と、取り組みを開始したきっかけについて教えてください。

元之 氏
4人という少人数体制で製造から販売、出荷まで一貫して行い、限られたリソースの中で全力で走り続けてきました。しかし、少人数のため中々手が回っていない部分もあると感じていました。

会社を引き継いだ当初は、電話・FAXを中心に商品を販売していました。自社ECサイトも果敢に参入しましたが、20年間ほとんど反応がありませんでした。ようやくオンライン販売が一般化し始めた約10年前、楽天市場への出店を皮切りに、その後、Amazonにも出店しました。販売チャネルを広げることは容易だったのですが、正直なところ、ECモールの運用までは十分に着手できていないという課題を感じていました。

雄哉 氏
当時は、ECモールごとにパートナー企業が異なっていたため、楽天市場用、Amazon用といった打ち合わせを週に何度も実施する必要がありました。本来であれば、生産の強化や小売での販路拡大にも取り組みたかったのですが、リソースを消耗する日々が続いていました。

そんな時に出会ったのがAnyMindでした。全モールを一気通貫するEC戦略と運用体制をご提案いただき、私たちの課題を解決する大きな糸口になると感じました。


取り組み後は、どのような目標を掲げて施策を実施していきましたか?

雄哉 氏
各ECモールで状況は異なりますが、共通の目標は「売上の向上」です。

楽天市場では、支援開始前からスポンジランキングで上位に入っていたため、さらなるシェア拡大を目標にご提案いただきました。

Amazonに関しては、売上は伸びつつあったものの、明確な戦略に基づいた運用ではありませんでした。その中で特に市場シェア拡大に向けた施策がやりきれていない状態でした。そのため、情報の整理や広告運用の見直しを進めると同時に、世界的なECモールであるAmazonにおいてベストセラー獲得を1つの目標として掲げました。結果的にAnyMindの運用開始後、すぐにベストセラーを獲得でき、市場シェアでもトップになりました。競合に負けない運用体制を構築したことで、運用開始から1年たった今でも順調に売上が伸びています。

またAnyMindは、EC運用だけでなくインフルエンサーマーケティングにも豊富な知見とノウハウをお持ちだったので、Amazon向けに施策を実施していただきました。インフルエンサーの投稿を通じて、70万以上のリーチを獲得し、その結果、サービス導入前と比較して指名キーワードの検索ボリュームが約2倍に増加しました。それにより、認知度の向上だけでなく、施策後にはモール内での販売も増加し、非常に良い施策を実施できたと思います。

Yahoo!ショッピングは、AnyMindからご提案を受けて出店を開始しました。新規顧客の獲得を目指し、費用対効果の高い広告設計を行い、ベストセラー獲得という目標を掲げました。SNSとの連携を強化するといった新たなコミュニケーション設計も実施していただきました。



1年間、AnyMindと一緒に取り組みを進めてみていかがでしたか?

雄哉 氏
2023年10月からの1年間で、ECでの売上は前年比120%に成長し、販売個数は年間200万個以上を販売することができました。各ECモールごとの目標も達成し、楽天市場だけでなく、AmazonとYahoo!ショッピングの両方でベストセラーに選出されました。

1年前は楽天市場からの購入が中心でしたが、現在ではAmazon経由の購入が楽天市場と同等の水準に達しています。さらに、新たにスタートしたYahoo!ショッピング経由での問い合わせも増加し、非常に成果の多い1年となりました。


AnyMindとの取り組みの中で一番評価いただいている点はどこになりますか。

雄哉 氏
全てのECモールに関する業務を一気通貫で行っていただけた点が非常に良かったです。AnyMindはEC領域における豊富な知見とノウハウを持っており、安心してお任せすることができました。

その結果、これまでEC運用に多く割いていたリソースを生産の強化に活用することができました。発注が増えたことで生産体制を強化し、より多くの注文にも対応できる体制を整えることができました。

この1年でオンライン販売だけでなく、大手百貨店や小売店での販路拡大も進めることができました。具体的には、前年比300%以上の店舗数での商品取り扱いを実現し、当初からやりたかった取り組みを推進することができたと感じています。

幸祐 氏
運用と同時に、AnyMind独自のECマネジメントプラットフォーム「AnyX」を活用することで、全チャネルの売上推移や在庫の予測など、これまで複雑化していたフルフィルメントの管理を一元化できたのも大きいと思います。

今後、AnyMindに対して期待していることを教えてください。

幸祐 氏
引き続き、オンラインでの販売強化に加え、物流に関してもご一緒する予定です。先日、AnyMindのグローバル物流プラットフォーム「AnyLogi」を導入しました。現在はAnyMindが提携する倉庫を利用し、配送業務もご支援いただいています。発注量が増加している中でも、お客様にスピーディーに、安心・安全に商品をお届けできる体制を強化していきます。

最後に、今後の展望について教えてください。

雄哉 氏
今後はオンライン販売だけでなく、オフラインでの販売にも力を入れていきたいと考えています。まずは「日本で一番愛されるスポンジ」を目指し、国内での認知を広げていきます。

今年は海外の展示会にも出展しました。国ごとに文化の違いはありますが、世界でも国によっては需要がある可能性を少しずつ感じています。私たちは、スポンジ界のニューノーマルとして、食器洗い用固形洗剤の販売強化もかけ合わせながら、億劫な食器洗い時間を楽しい時間に変えられるようなスポンジブランドを目指していきたいと思っています。


ダイニチ・コーポレーションについて


ダイニチ・コーポレーションは、1973年、先代の吉田雄一が創立した「大日化成株式会社」を前身として、50年にわたって食器洗い用固形洗剤やキッチン雑貨を作ってきた会社です。その後、息子である元之が経営を引き継ぎ、その息子も加わって、「暮らしを、知的に素敵に快適に」をモットーに親子3代にわたる家族経営で商品を提供しています。

ブランドストーリー:https://prtimes.jp/story/detail/bAv774ijkZB

ブランド:
▪️Sunsun Sponge(サンサンスポンジ)
洗い物に費やす時間に“ときめき”を
https://dainichi-corp.co.jp/


▪️ao(アオ)
人と地球に寄り添う、
肌にも環境にも優しいキッチンブランド
https://ao-lifestyle.jp/


▪️TEILE(テイレ)
食器洗いを「お手入れ」に
ミニマルに、日常生活や旅先で
https://teile.co.jp/

【会社概要】


会社名:株式会社ダイニチ・コーポレーション
本社所在:〒158-0082 東京都世田谷区等々力3-33-25
電話番号:03-6432-1789
代表者名:吉田元之

資本金:1000万円
設立:1973年12月
公式サイト:https://dainichi-corp.co.jp/
公式オンラインショップ:https://dainichi-corp.co.jp/collections/sunsunsponge

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