2025年3月、eギフトサービス「AnyGift」などを展開するAnyReachが、AnyMind Groupにジョインしました。そして4月初旬、両社メンバーが集う歓迎会とあわせて、AnyMind Group CCOの小堤 音彦(おとさん)と、AnyReach CEOの中島 功之祐(中島さん)によるトークセッションを終業後に開催。AnyReachがAnyMindにジョインした背景や、両社の事業シナジーについて語られたセッションの様子をお届けします。
インターンはカナダでの飛び込み営業、新卒でメルカリで新規事業のPMへ

おとさん:まずは自己紹介がてら、中島さんのこれまでについて教えてください!
中島さん:AnyReachの中島 功之祐と申します。大学は神戸大学で、在学中はほとんどインターンばかりやってました。
メルカリに新卒で入社して、車のCtoC売買などの新規事業にPMとして携わったりしてました。その後、音声アプリを開発する企業に転職して、1年ほどプロダクトとグロースを経験。その後、2021年にAnyReachを創業しました。
おとさん:インターンのとき、カナダで飛び込み営業してたって話もあるそうですね?
中島さん:はい。カナダの語学学校向けの旅行パッケージの営業をしていました。当時、私の語学力はTOEIC400点程度で、気合いと根性だけで乗り切りました(笑)。
eギフトを軸に3つのサービスを展開

おとさん:改めて、AnyReachってどんなサービスを展開しているかも説明をお願いします。
中島さん:現在は3つのギフト事業を展開しています。
「AnyGift」は相手の住所を知らなくても贈れる機能で、ノーコードで自社ECサイトに簡単に導入できるサービスです。
あと、懸賞やプレゼントキャンペーンの住所取得・配送などをデジタル化できる「AnyCampaign」や、結婚式の引き出物を紙袋で渡す代わりに2次元コード付きのカードを配り、ゲストがその2次元コード自分でギフトを選べるサービス「AnyGift Wedding」があります。
売上の9割以上をAnyGiftが占めていますが、これから他のサービスもどんどん拡大していきたいと思ってます。
AnyMindと社名とサービスが似ているのは偶然?

おとさん:すごい、気になっていることがあって…AnyMindとAnyReachって社名がとても似ているんですが、偶然ですか?(笑)
中島さん:よく聞かれますが、本当に偶然です(笑)。創業当時は何をやるかも決まってなかったので、「あらゆる価値を届ける」という意味を込めてAnyReachと名付けました。でも、ベンチマークというか、尊敬する会社の一つにAnyMindがありましたので、その影響も少しはあったかもしれません。
おとさん:創業のきっかけは何かあったんですか?
中島さん:最初は起業に興味はなかったんです。でもメルカリで新規事業を経験する中で、ゼロから作るおもしろさに惹かれていきました。あと、新卒の同期がどんどん起業していって「自分にもできるかも」と思ったのが大きかったです。

おとさん:AnyMindにジョインするきっかけは何だったんですか?
中島さん:VCさんのポッドキャストにCEOの十河さんが出演されている回を聴いて、お会いしたいと思い、昨年の夏に連絡したのが最初のきっかけです。お話の中で語られていた事業展開のスピード感や、プロダクト起点での成長戦略に、強く共感し、AnyReachが展開する複数のサービスとも高い親和性があると感じました。
そこからCFOの大川さんも含めて何度か食事を重ねて、10〜11月くらいにジョインの話が進み、年末頃に正式に決まりました。
おとさん:夏に初めて会って、年末には話がまとまっていたというのは結構スピーディーですね。うちのCFOの(大川)敬三さんはいつも冷静に質問責めしてくるんですけど、、、怖くなかったですか?
中島さん:え…!とてもニコニコされていたので、怖さは全く感じなかったです(笑)。
社員の誕生日を祝うギフトの会社ならではのカルチャー

おとさん:AnyReachを象徴するようなカルチャーはありますか?
中島さん:ギフトの会社なので、社員の誕生日をお祝いする文化があります。全社定例会のあとにケーキを買ってきてみんなで食べたりします。先月は誕生日の社員が多くて、3〜4回ほどケーキを食べました。社員が多くなると大変だなと思いますが、AnyMindにもこの文化を定着させたいです!(笑)
おとさん:社員の皆さんの雰囲気とかマインドはどんな感じなのでしょうか?
中島さん:スタートアップですので「気合いと根性」です!3月末に私たちのオフィスがあった京橋から、AnyMindのオフィスがある六本木まで、全ての荷物を社員で手分けして電車で運んできました(笑)。
おとさん:えー!全ての荷物を?!
中島さん:はい。もともとオフィスに備え付けの家具や備品も多かったので、「これくらいなら手で運んだほうが早いし安いかな?」って感じで、みんなで気合いと根性で引っ越ししました!(笑)
ギフト領域の可能性を、国内からグローバルへ

おとさん:今後、AnyMindと一緒にどんなことをやっていきたいですか?
中島さん:ギフト市場って、日本国内でもまだ開拓余地が大きいんですが、やっぱり海外展開が鍵だと思っていて。AnyMindのネットワークを生かして、海外展開を進めたいです。
また、新規事業にもどんどんチャレンジしたいです。AIなどの新しい領域も含めて、プロダクト起点で価値を生み出していきたい。将来的には、そうした事業が小会社化していく未来もあると思っています。
中島さん:ギフトって「売る」だけじゃなくて、その周辺のサポート、例えばラッピングや配送、お客様対応も含めて価値を作るものだと思っています。そこに強いのがAnyMindさん。プロダクト起点で価値を作る私たちと、リアルのオペレーションまで支えられるAnyMindさんが一緒になることで、お客様への提供価値をぐっと広げられると感じています。
おとさん:インフルエンサーマーケティング、広告、EC支援といったAnyMindのサービスと、AnyReachのサービスが自然につながる部分がすごく多い。一緒にやれることは無限にありますね!
中島さん:まだジョインして間もないですが、すでに多くの方に声をかけてもらって、とても温かく迎えていただいています。これから一緒にどんどんおもしろいことをやっていきたいですね!
おとさん:僕は基本はシンガポールにいるので、シンガポールでもお待ちしています!
中島さん:来週にでも行きたいです!(笑)
AnyReachとAnyMindのシナジーから生まれる新たな価値を、日本からアジア、そしてグローバルへ。これから一丸となって事業を推進していきます!