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Amazon広告とは?特徴や種類、始め方と成功のコツ&注意点を解説!

世界最大級のECサイトとして知られるAmazonは、広告ビジネスにも力を入れています。

「Amazon広告」はAmazonが力を入れている広告を含むプロモーションツールで、今後はGoogleやFacebookにも並ぶ主要広告媒体になるのではないかと予想する声もあるほどです。

成長を続けるAmazonは、EC事業者であれば一度は思いつく存在。しかし、競合も多いため単に出品するだけでは売り上げを延ばすことはできません。そこで、Amazon広告を活用し、売れる軌道に乗せる必要があります。

本記事では、Amazon広告のメリットや種類、重要性、成功するためのポイントなどについてご紹介します。


この記事でわかること
・Amazon広告のメリットや特徴
・Amazon広告のフォーマットと、ターゲティングの種類
・なぜAmazon広告が注目されているのか、その重要性
・Amazon広告で成功するためのポイントや注意点

こんな方におすすめ
・Amazonでの売り上げをあげたい
・Amazonを活用し自社商品の認知を広げたい
・Amazon広告を運用してみたい

1. Amazon広告とは

Amazon広告とは、世界最大級のECサイトであるAmazonが提供する、広告などを含んだプロモーションツールの総称のことを指します。

Amazon広告を活用すれば、数え切れないほど膨大な数があるAmazon商品の中から、ターゲットとするユーザーに自社商品を見つけてもらいやすくなるなど多くのメリットがあります。

1-1. なぜAmazon広告が注目されているのか?

ネットショップ担当者フォーラムがまとめた「アマゾン日本事業の売上高は約2.5兆円、ドルベースで230億ドル【Amazonの2021年実績まとめ】」によれば、Amazon日本事業の2021年の売上高は、円ベースで2兆5378億1000万円。円ベースでの伸び率は前期比15.9%増と、大きく伸びています。

グローバルの販売状況では、広告サービスが311億6000万円で前期比57.6%増。アメリカではAmazonへの広告費が急増しており、日本国内でもAmazon広告の勢いは今後増していくと予想できます。

2. Amazon広告のメリット・特徴

ここからは、Amazon広告のメリット・特徴をご紹介します。

2-1. 購入につながりやすい

Amazon広告が他の広告と違うのは、「知りたい」ではなく「買いたい」という気持ちで検索するユーザーが非常に多い点です。

通常、消費者が商品を買うまでには「Attention(認知)」「Interest(興味)」「Search(検索)」「Action(購買)」のステップを踏むといわれています。

しかし、Amazonを訪れるユーザーは基本的に「何かを買いたい」と思って検索することが多く、購入意欲の高い状態のため、購入につながりやすいのです。

また、Amazonユーザーは、ログインしていれば決済情報を新たに入力する必要がなく、簡単な操作で決済を完了できます。自社ECサイトに比べて購入までの距離が近く、費用対効果が高い点もメリットです。

2-2. 細かなターゲティング設定ができる

世界最大級のECサイトであるAmazonは、膨大な顧客データを保有しています。このようなデータをターゲティングに活用すれば、購買意欲の高いユーザーに効率的にリーチ可能です。

自社ECサイトの場合、初めて利用するユーザーの情報はゼロであり、好みがわかりません。一方、Amazonの場合は普段どんなものを購入しているかデータから把握できるため、自社商品を買ったことがない人でも、その人の好みを予測して広告配信ができます。

2-3. 「Amazonで売れる軌道」に乗りやすくなる

Google検索のように、Amazonにも「A10」と呼ばれる独自のアルゴリズムがあります。Amazonのアルゴリズムで検索上位になるためには、主に以下の5つが重要とされています。

・販売件数
・レビュー
・顧客対応
・CVR
・納期

新しくAmazonに出店する場合、このような評価がない状態から始めることになりますが、Amazon広告を使えば、新規出店の場合でも「Amazonで売れる軌道」に乗りやすくなるのです。

なお、現時点では「販売件数」が最も影響を受けやすいといわれています。

その販売件数に繋げるために大きな役割を果たすのが「レビュー」「納期」で「CVR」向上に繋がり、そのレビューでの高評価を獲得するために「顧客対応」が重要です。

2-4. 購入されるほど上位表示される

Amazonでは販売件数が上位表示の条件の一つとなっており、商品が購入されればされるほど、上位表示される仕組みです。また、一度Amazonに「人気商品」と認識されると、上位表示の状態をキープしやすくなります。

購入件数が増え、レビューが増えればさらに商品が売れるため、好循環を生み出しやすいという特徴があります。

2-5. 競合商品のページに自社商品の広告を表示できる

Amazonには膨大な数の商品があり、その中には数多くの競合商品も存在します。

リスティング広告では競合名での出稿はNGになりやすいものの、Amazon広告では、競合商品のページに自社商品を掲載することも可能です。これは、他のサイトには見られない特徴です。

リスティング広告では競合名での出稿はNGになりやすいものの、Amazon広告では、競合商品のページに自社商品を掲載することも可能です。これは、他のサイトには見られない特徴です。

2-6. 広告レポートを活かし広告の最適化が可能

Amazon広告のレポートを活かせば、広告の成果だけでなく今後の課題や、改善点も読み取れます。継続的にレポートをチェックしながら改善を繰り返すことで、常に広告の最適化を図れるでしょう。

たとえば、Amazon広告の一つである「スポンサープロダクト広告」のレポートでは、自社広告の掲載位置と割合、費用対効果が確認可能です。

3. Amazon広告の種類

Amazon広告には大きく分けて、Amazon内部に向けた広告とAmazon外部に向けた広告の2つがあります。基本的に、内部広告の方が直接的な効果が高く、内部広告のみを利用しているケースが多いです。

【内部広告(スポンサー広告)】
・スポンサープロダクト広告
・スポンサーブランド広告
・スポンサーディスプレイ広告

【外部広告】
・Amazon DSP
・動画広告(AmazonOTT、オンライン動画)
・音声広告(β版)

ここからは、Amazonの内部広告である「スポンサープロダクト広告」、「スポンサーブランド広告」、「スポンサーディスプレイ広告」に絞ってご紹介していきます。(この3つはまとめて「スポンサー広告」と呼ばれます)

スポンサー広告はすべてクリック課金であり、手頃な料金で手軽に始めやすいのもAmazon広告のメリットです。

スポンサーブランド広告とスポンサーディスプレイ広告の場合は、Amazonブランド登録(自社ブランドを保護できる施策。商標を登録することで有効となる)が必要となります。

3-1. スポンサープロダクト広告

スポンサープロダクト広告は、設定したキーワードが検索された際に表示される広告です。

ユーザーがキーワードで商品検索を行った際、検索結果ページに表示されるため、広告らしさが薄く、抵抗感なくクリックされやすいという特徴があります。

最も一般的なAmazon広告で、広告のクリエイティブはAmazonに登録している商品情報で自動生成されるので、Amazon広告が初めての人も簡単に始められます。初めてAmazon広告を利用する場合は、まずはスポンサープロダクトから始めるのがおすすめです。Google広告のリスティング広告(検索連動型広告)と類似しています。

3-2. スポンサーブランド広告

スポンサーブランド広告は、Amazonで検索した際、検索結果の上部の目立つ部分に表示される広告です。「商品+ブランドロゴ」を表示できるため、ブランドの認知向上にも役立ちます。

広告をクリックすると、複数商品のページか、登録したストア(Amazon内で作成できるブランド独自のページ)に飛びます。

3-3. スポンサーディスプレイ広告

スポンサーディスプレイ広告(旧:商品ディスプレイ広告)は、設定したターゲティングに基づいて、さまざまな場所に商品バナーを表示できる広告です。

特定の商品やユーザーの興味・関心に基づいてターゲティングでき、競合他社の商品詳細ページを見ているユーザーを自社商品ページに誘導することも可能です。

認知拡大したい商品や、売れ筋商品に絞って使われることが多いようです。

4. Amazon広告のターゲティングの種類

Amazon広告は大きく分けて、「オートターゲティング(自動ターゲティング)」と「マニュアルターゲティング(手動ターゲティング)」の2種類があります。

マニュアルターゲティングは、そこからさらに「キーワードターゲティング」「商品ターゲティング」「興味・関心ターゲティング(オーディエンスターゲティング)」の3つに分けられます。

5. Amazon広告を始めるための3つのステップ

ここからは、Amazon広告を始めるための3つのステップをご紹介します。

5-1. ステップ1:Amazon広告の出稿条件を確認

Amazonのセラー登録方法には「大口出品」と「小口出品」がありますが、小口出品の場合はスポンサー広告の利用自体ができません。

また、販売形態でも制限があり、卸売りの場合は「スポンサープロダクト広告」のみ利用可能です。一方、自社製品を販売するメーカーの場合は、3種類のスポンサー広告全てが利用できるため、施策の幅が広がります。(スポンサープロダクト広告以外はAmazonブランド登録が必須)

5-2. ステップ2:アカウント登録する

出稿条件をクリアしたら、Amazonのセラーセントラルのアカウント登録をしましょう。その後、出品や出店を行います。

アカウント登録時は、「セラーセントラル」か「ベンダーセントラル」のいずれかを選択する必要があります。

「セラーセントラル」とは、Amazonの販売システムを借りて直接販売を行う方式で、「大口出品」「小口出品」の2種類があります。(小口出品はスポンサー広告利用不可)

「ベンダーセントラル」はAmazonに商品を預け、『販売元:Amazon』として商品を販売してもらう方式です。

5-3. ステップ3:商品詳細ページを作成する

続いては、商品詳細ページ作成です。商品詳細ページは、広告のランディングページとなるため、しっかりと作り込みましょう。

中でも、「商品名」は特に重要です。商品名は検索の際に最も重要視されるため、「商品の名称」だけでなく「スペック」「メーカー名」などもわかりやすく書く必要があります。

6. Amazon広告で成功するためのポイント・注意点

ここからは、Amazon広告で成功するためのポイントや注意点をご紹介します。

6-1. 検索結果の1ページ目に表示させる

Amazon広告で成果を出すために最も重要なのが、「検索結果の1ページ目に表示させること」です。そのためには、「商品名」「商品画像」「商品説明」を充実させ、商品詳細ページを最適化する必要があります。

商品画像もクリック率に大きな影響を及ぼすため、「写真を6枚以上掲載する」「テキスト入りの画像を使用する」「人が実際に商品を使っている写真(イメージカット)を充実させる」なども有効です。

6-2. 検索クエリを有効活用する

Amazon広告運用では、検索クエリの有効活用も重要な施策です。レポートや管理画面から確認できる検索クエリを商品キーワードとして登録すれば、検索時に広告が表示されやすくなり、売り上げアップが期待できるでしょう。

6-3. 広告出稿できない商品もある

Amazon広告では掲載が制限・禁止されているものもあります。以下の商品は広告を出すことができません。

・アダルト商品
・中古品
・再生品
・銃刀類やその他の危険物
・タバコ、電子タバコ
・医薬品・医療機器・医療サービス
・その他Amazonの利用規約で禁止されている商品

7. Amazon広告で自社商品の認知・売り上げアップ!

Amazonで売り上げるためには、検索結果の1ページ目に自社商品を表示させることが重要です。Amazon広告を利用すれば、出品したばかりの商品でも上位表示が可能で、商品の認知向上にもつながります。

Amazonで売り上げを伸ばしたいと考えているのであれば、Amazon広告の出稿を検討してみるといいでしょう。

自社にEC運用や広告運用に精通する人材がいない場合・リソースが不足している場合は、商品開発、生産、EC、物流、マーケティングまでブランドビジネス全体をサポートする「AnyMind Group」にお任せください。

AnyMind Groupが提供する「AnyX」では広告配信の運用をサポート。データと実績に基づき、ストアや商品ページを最適化します。

また、「AnyX」では複数ECチャネルの一元管理も行えます。多店舗展開が常識となりつつあるEC運営は複雑化しがちですが、ツールを使えば手間を省くことができ、誰でも簡単に運営が可能です。まずはお気軽に資料ダウンロード・お問い合わせください。

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