株式会社交通タイムス社(以下、交通タイムス社)は、最先端の自動車情報を70年にわたり発信し続けてきた歴史ある出版社です。自動車愛好家から一般ユーザーまで幅広い層に有益な情報を提供する「WEB CARTOP」をはじめとするメディアを運営しています。「WEB CARTOP」ではノウハウや工数の不足により収益化に課題を抱えていましたが、当社グループである株式会社フォーエムの支援により、収益が向上しました。これにより、定期的なPMP獲得が実現し、さらにノウハウ共有を通じて社内のリテラシーも向上しました。今回は交通タイムス社の斎藤氏に、取り組み実施前の課題から施策実施の効果、そして今後の展望についてお伺いしました。
・アドネットワークに関する知識の不足
・アドネットワーク広告収益の停滞
・アドネットワーク分析を行う時間がない
・AnyManagerの導入
・ポストCookieやPMP(Private Market Place)獲得にむけたデータの活用
・アドネットワークに関するリテラシーの蓄積による施策実行スピードの向上
・アドネットワーク広告の収益向上
・定期的なPMP案件の獲得による収益向上
斎藤 充生
WEB・アドネットワーク広告担当
親身でわかりやすいサポート
フォーエムとの取り組みが始まったきっかけや当時の課題を教えてください
2020年までは、他社からアドネットワークに関してご支援をいただいておりました。当時の状況としては、出版社が運営しているWebメディアの一つですし、当時の私は雑誌広告とイベントの出展企業募集業務を兼務していたため、アドネットワークに関する知識も経験も不足していました。
そのため、各社と取り組む中で、長所や短所が見えてくるのですが、各社のご提案やレポート内容を十分に理解しきれませんでした。
収益パフォーマンスに関しても、「もう少し上げられるのでは?」「最近提案内容が乏しくなってきたな」などと考えるようになったため、以前一度だけやりとりさせていただいたフォーエムに現状をみてもらうことにしました。
そうしたら目から鱗といいますか、改善提案の内容が理解しやすく、問題点も明確で分からないことがあってもレスポンス早く親身に答えてくださり、これは乗り換えるしかないなとすぐに思いましたね。
たまたま身近な方が運営しているサイトもフォーエムとの取り組みがあり、その方に相談したところ太鼓判を押されたことも、支援をお願いすることへの後押しとなりました。
Web、ITといってもヒトとヒトのお付き合いですからね。
評判やこちらの要望に対しての受け答えは重要だと思います。
他にフォーエムを選択された決め手はありましたか?
フォーエムという会社が、デマンド側、媒体社側に寄り添った形で事業を進めていると、当時の営業担当者さんが熱心にお話しされていたことが印象的で、そこも決め手のひとつです。
AnyManagerに関しては、ご提案いただいたタイミングでデモ画面も見ていたと思うんですが、当時の自分には分析力があるわけでもなく、また分析や知識のキャッチアップにかける時間も日常業務の中では取れていなかったので、「高機能だけどシンプルな設計だな〜」くらいには思いつつ、「とりあえず触って覚えていけば良いか!」と楽観視していた記憶です。
たぶん、親身なフォーエムならなんとかしてくれるだろうと(笑)。
実際に使ってみたら、直感的に操作できるので聞くまでもなくて分かりやすかったです。
フォーエム支援により定期的なPMP獲得を実現
実際にフォーエムからの支援が開始されて、どの程度まで当時の課題を解決できたと感じていますか?
出足から好調でした。
私も包み隠さず学び直すつもりで「不勉強なもので、もう一度初心者に教えるつもりで、基礎から教えてもらいながら改善を進められませんか?」とお願いしていたのが功を奏したのか、本当に分かりやすくステップを踏んで教えてくださり、実際にパフォーマンスも改善してくれました。
ちょうど担当いただいた「WEB CARTOP」も好調にPVを伸ばしている時期でもありましたし、そこでしっかり稼げる基盤を作っていただいたことは今でも感謝しています。
フォーエムからの支援で印象に残っているものはありますか?
コンサル領域に関しては、不慣れな担当者に対してもキメ細かく丁寧にご説明いただけることです。
当然皆さんはその道のプロですから、専門知識は山ほどお持ちだと思うのですが、それを初心者にも分かりやすく噛み砕いて説明したうえで、理解を得るところまで持っていける方って決して多くはないと思うんです。
それがフォーエムの場合、担当者が変わったとしても一貫して初心者に優しい!
まぁ本当は私を含めた弊社側が成長し、追いつかなければいけないのですがね(笑)
いつも助かってます!
担当業務が多岐にわたる弊社側のことをよく理解してくださり、提案書類なんかも私が少し口頭で補足するだけで上司に理解してもらえる精度で作ってくださるので、楽をさせてもらっています。
もちろん私も弊社の担当者として任されている以上は、いくら収益性の高い内容であっても、ユーザビリティやサイトのブランディングにそぐわない内容であれば、問答無用にお断りすることもあります。
だからこそ、そこを含めて納得するまでお互いが意見し合える環境を作ってくれているフォーエムの対応は、素晴らしいと感じます。
PMP領域に関しては、弊社のサイトを熱心に売り込んでいただいているのが、常日頃から伝わっています。
おかげで、コンスタントに高単価なPMP案件の獲得ができており、収益を底上げしていただいています。
掲載可否の確認についても、想定impや掲載フォーマット、申込み単価が明確になっていることが多く、こちらとしても判断しやすくて助かっています。
またフォーエムで検証を進めているデータクリーンルーム *¹への参画を早々にお声がけいただいたことで、クッキーレス時代のプログラマティック広告に向けた対策と、それに伴う広告主からさらに高まるであろうPMPへの需要に対策ができているなと感じています。
*¹:データクリーンルーム:プライバシーを保護しつつ複数の企業がデータを安全に共有・分析できる環境。
今後の展望について
最後に今後の貴社の展望と、その中でどのような支援をフォーエムに期待しているのかをお伺いできればと思います。
アドネットワークの平均相場がなだらかな下降線を描いている今、これまでのようにメディアの広告枠を売るだけでは、到底満足のいく収益は得られない局面にきていると思います。
その中でフォーエムからは、ユーザーデータ活用戦略、アドネットワーク広告に依存しない収益確保など、さまざまなご提案をもらいながらご支援いただいています。
特にPMPへの注力ぶりは目を見張るものがあり、今後ますます弊社事業の支えになっていただけるのではないかと期待しています。
ーありがとうございます。今後も、より読者の方にも喜ばれるWEB CARTOPを作るべく、収益面を中心に支援させていただきます。引き続きよろしくお願いいたします!
交通タイムス社について
株式会社交通タイムス社(以下、交通タイムス社)は、最先端の自動車情報を70年にわたり発信し続けてきた歴史ある出版社です。「WEB CARTOP」をはじめ、EV専門の「THE EV TIMES」、自動車文化発信の「AMW(AutoMesseWeb)」、アウトドア情報の「ソトラバ」など、豊富なウェブメディアを展開しています。最新のデジタル技術を駆使し、自動車愛好家から一般ユーザーまで、幅広い層に有益な情報を提供しています。伝統のある月刊誌「CARトップ」や専門誌の発行、毎年約20万人を集客する自動車イベント「大阪オートメッセ」の開催など、出版とイベント事業も併せ持つマルチメディア企業として、オンラインとオフラインを融合させ、常に時代の先を行く情報発信で、自動車産業とユーザーをつなぐ重要な架け橋となっています。
WEB CARTOPについて
1968年創刊の月刊の自動車情報誌である『CARトップ』のWeb版です。新車の試乗記事やクルマの性能を比較する「ライバル比較テスト」など、独自の視点で分析した自動車コンテンツが人気です。 そのほか、メンテナンスやカスタムのお役立ち情報、購入時のお得情報などが豊富で、読者の充実したカーライフを応援しています。