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TikTokで”欲しい”がその場で買える時代に。TikTok Shopの基本と可能性

「TikTokを開いていたら、気づいたら30分も経っていた。」そんな経験、ありませんか?

全世界で月間十億人以上のユーザーが利用し(*1)、今やX、インスタグラムに次ぐ最大級のSNSとして普及しているショート動画SNS”TikTok”。

最近、そんなTikTokに「動画を見たその瞬間にその場で買い物ができる機能」が追加されたのをご存知でしょうか?それが、今回ご紹介する”TikTok Shop”です。

「TikTokで買い物するの?」と驚く方もいるかもしれません。しかしこれは、今タイやインドネシアをはじめとしたアジア地域で既に当たり前に行われている、新しいECのかたちなんです。

本記事では、そんな新しいショッピングの形であるTikTok Shopとはそもそも何なのか、買う側、売る側の両方の視点から優しく解説していきます。

「EC担当だけどTikTok Shopって何ができるの?」

「現時点でもうSNSを使って情報発信はしているけど、どうやって”売る”につなげられるの?」

そんな疑問を持っている方は、是非最後までご覧ください。

*1:「TikTok、日本における経済効果を発表」(https://ads.tiktok.com/business/ja/blog/tiktok-socio-economic-impact-report-02?utm_source=chatgpt.com

動画で見た商品をその場で購入?TikTok Shopの仕組みとは

TikTok Shopとは、”アプリ内で見て気になった商品を、そのまま買える”を実現した新しいショッピング機能です。企業やクリエイターはショート動画やライブ配信で商品を視聴者に対して直接紹介することができ、視聴者はおすすめされたコンテンツを視聴し、そのままアプリ内でタップして購入することができます。外部のECサイトに飛ぶ手間も、カートに入れてからまた戻るストレスもなく、決済までシームレスに完了できます。

たとえば、人気の美容インフルエンサーが新作コスメを紹介していたとします。 「これ、気になるな」と思ったときには、動画の下に表示された商品リンクをタップ。 そのままTikTok内で購入完了まで進むことができます。

さらにライブ配信中であれば、配信者にリアルタイムで質問したり、実際の使用感を確認しながら購入の判断ができたりと、よりリアルに近いオンライン上での買い物が可能になります。

つまりTikTok Shopは、動画を見る、欲しくなる、買うという一連の買い物の流れがスムーズにつながっていて、この身近さやリアルさが、今多くのブランドやクリエイターから注目を集めている大きな理由になっているのです。

欲しいと思った“その瞬間”に買える──買う側のメリット

「この人が着てる服かわいい、どこで売ってるんだろう?」

「このコスメ良さそう!」

TikTokを見ていて、そんなふうに思ったことはありませんか? TikTok Shopの利用者にとって最大の魅力は、気になったアイテムをその場で購入できること。

買いたい気持ちが最も高まった瞬間に、動画やライブ配信の下にあるリンクからそのまま購入に進めるので、買うためのハードルがぐっと下がります。

さらに、ライブ配信中の買い物ならもっと便利です。実際に商品を使っている様子がリアルタイムで見られるだけでなく、「サイズ感はどんな感じですか?」「在庫は後どれくらいですか?」など、気になることをその場で質問できてしまうんです!

このTikTok上でのいつもの視聴がショッピングにつながっていることは、まさに今の時代ならではの買い物体験と言えるでしょう。

「みてもらう場所」が「売れる場所」に──売る側のメリット

TikTok Shopには、買う側だけでなく売る側にとっても多くのメリットがあります。これまでECといえば、集客はSNSや広告、販売はECサイトと別れていたのが一般的でした。しかしTikTok Shopでは、その境界がなくなります。

動画の中で紹介したアイテムに興味を持った視聴者が、その場ですぐに購入できる導線が作れるため、「視聴→購入」の流れがとてもスムーズになるんです。

また、視聴データや売上、クリック数といったユーザー行動のデータを取得できるので 「どの動画が売れた?」「どこで離れた?」といった分析が可能。 それをもとにコンテンツの見せ方や商品選定を改善できるのも、TikTok Shopならではの強みです。

さらに魅力的なのが、TikTokのアルゴリズムによる「拡散力」。

TikTokでは、フォロワー以外のユーザーにもおすすめ動画が表示されやすく、検索していない層=潜在顧客にもリーチできるのが大きな特徴です。 これにより、まだブランドを知らない人にも商品が届きやすくなり、新規顧客獲得やブランド認知の拡大にもつながるという、今までのSNSやECにはなかったチャンスが生まれています。

TikTok Shopって誰に向いてるの?クリエイターもブランドもチャンスあり

ここまで読んで、「TikTok Shop気になるかも」と思った方も多いのではないでしょうか。では、実際にどんな人や企業に向いているのか、幾つかのタイプをご紹介します。

まず、インフルエンサーやクリエイターの方です。

すでにフォロワーがいる方であれば、普段の動画やライブ配信を通じて自然に商品を紹介し、コンテンツの一部がそのまま収益化の手段になるという点で相性が抜群です。特に美容、ファッション、ガジェットなどのジャンルでは、購買行動とエンタメ体験の距離がとても近くなっています。

また、D2Cブランドやメーカーにも非常におすすめです。

理由はシンプルで、TikTokの持つ“拡散力”によって、新しいお客様と出会える可能性があるからです。従来のECモールでは競合が多くて埋もれてしまうような商品でも、TikTokという“動画の場”で魅力を伝えられれば、しっかりと認知・売上につなげていくことができます。

さらに、SNSをよく使っている企業担当者や、マーケティングに日々向き合っている方にもTikTok Shopは大きな武器になりえます。

海外のTikTok Shop市場では、実際に大きな成功を収めている企業が数多く存在します。例えば、当社、AnyMind Groupが支援しているインドネシアの大手食品・飲料メーカーIndofood社のグループ会社であるIndofood CBP社は、ライブコマース施策により、TikTok Shopでの売上・認知拡大を達成しています。

インドネシア代表のサッカー選手をゲストに迎えたライブ配信では、配信当日の売り上げが通常比4.2倍という大きな成果を記録しました(*2)。 まだ日本国内では導入初期フェーズだからこそ、今から取り組むことで一歩先を行くチャンスがあるのです。

*2:AnyMind Group「インドネシアの大手食品・飲料グループのIndofood CBP社|インドネシア代表選手とのライブ配信でTikTok Shopでの売上が4倍に!」(https://anymindgroup.com/ja/case-study/indofood-ramadan-package


日本は今がチャンス。TikTok Shopで一歩先を行くために


TikTok Shopは、まだ日本国内では始まったばかりの新しいショッピング体験です。そのため、仕組みや活用方法が一般化する前の今こそが、先駆者として成果を上げる大きなチャンスでもあります。

特にショート動画やライブ配信との親和性が高いファッション、美容、ガジェットなどのカテゴリでは、既に一部のブランドやクリエイターによって活用が始まっています。 とはいえ、日本市場全体をみてみると、まだまだ本格的な導入、活用は進んではいない状況です。

だからこそ、TikTok Shopを知り、使ってみることは、これからのマーケティングやEC施策を考える際に、一つの重要な選択肢になりうるかもしれません。

既にTikTokを使って情報発信をしている方も、ECでの新たな販売チャネルを探している人も、まずは小さな一歩を踏み出すことで、将来に向けた学びと可能性が得られるでしょう。 是非この機会に、TikTok Shopという新しい価値を体験してみてはいかがでしょうか。


📩TikTok Shop支援に関する資料請求・ご相談はこちら

URL:https://anymindgroup.com/ja/contact/

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