【連載:AI in Action #2】D2Cブランドの撮影費を98%削減。D2C/EC事業部が変える、AI時代のブランドクリエイティブ
Jul 31, 2026
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E-commerce & D2C
emole株式会社が運営するショートドラマアプリ「BUMP」は、ショートドラマやアニメを提供するアプリとして成長を続けています。
サービス成長に伴い、2023年9月比でデイリーインプレッションが約30倍に拡大するなど、広告トラフィックが急増する中で、広告収益性の向上と、ユーザーが安定して広告を視聴できる環境の両立が重要なテーマとなっていました。
フォーエムは、メディア・モバイルアプリグロースプラットフォーム「AnyManager」を活用し、「BUMP」の広告配信データや収益データを可視化・分析。国別の広告需要や単価水準、広告ネットワークごとの配信傾向を踏まえた運用改善を継続的に実施しました。
その結果、急激なトラフィック変動下でも、広告リクエストに対して広告ソースからレスポンスを受け取った割合を示す「広告マッチ率」95%以上を維持しながら、リワード広告の国内CPMが同期間で2.5倍に成長しました。
「BUMP」は、スマートフォンで多彩なジャンルのショートドラマやアニメを楽しめるアプリとして、ユーザー数および広告インプレッションを拡大してきました。
Sensor Towerの「2026年版 ショートドラマアプリ年鑑」によると、世界のショートドラマアプリ市場では、主要アプリに加えて新規参入アプリも利用者数を伸ばしており、競争が激化しています。また、広告収益を中心とするサービスとアプリ内課金を中心とするサービスが存在するなど、収益化の構造はアプリごとに異なります。
こうした中、ショートドラマアプリには、コンテンツの魅力だけでなく、ユーザーが継続して利用しやすい視聴体験と、サービス特性に合った収益化設計が求められます。特にリワード広告では、広告単価の向上に加え、ユーザーが視聴したいタイミングで広告が安定して表示される状態を維持することが重要です。「BUMP」では、サービス成長に伴って広告リクエストが急増する中、広告収益性と配信品質を両立する運用体制の構築が課題となっていました。
フォーエムは、「BUMP」の広告収益性向上と配信品質の維持に向けて、AnyManagerを活用したデータ分析と運用改善を継続的に実施しました。
AnyManager上で広告配信データや収益データを統合的に可視化し、国別・広告フォーマット別の需要や単価水準、広告ネットワークごとの配信傾向を分析。さらに、フォーエムが350以上のアプリ支援を通じて蓄積してきた広告収益化データや運用知見をもとに、ウォーターフォール運用ロジックの見直しや、配信状況のモニタリングを行いました。
主な取り組みは以下の通りです。
サービス成長に伴い、「BUMP」ではデイリーインプレッションが2023年9月比で約30倍に拡大しました。
一般的に、広告リクエストが急増する局面では、ユーザー構成や広告在庫、国・地域別の需要、広告ネットワークごとの配信バランスが変化し、広告単価やマッチ率が不安定になりやすくなります。特にリワード広告では、広告単価の向上だけでなく、ユーザーが広告を視聴したいタイミングで広告が配信される状態を維持することが重要です。
こうした環境下において、フォーエムはAnyManagerを活用したデータ分析と運用改善を継続。広告ネットワークごとの配信状況や単価水準を把握しながら、トラフィックの変化に応じて運用ロジックを調整することで、広告収益性と配信品質の両立を支援しました。
その結果、「BUMP」では、リワード広告の国内CPMが2023年9月比で2.5倍に成長する中でも、広告マッチ率95%以上を維持しました。
この成果の水準を示す参考情報として、Google Ad Managerのショートドラマ関連事例では、リワード広告において70%超のマッチ率が成果として紹介されています。個別事例のため単純比較はできないものの、「BUMP」において高いCPMを維持すると共に広告マッチ率95%以上を維持したことは、急激なトラフィック変動下における広告配信の安定性を示す指標の一つといえます。
「BUMP」は、ショートドラマをより多くのユーザー様に楽しんでいただくために、広告を活用した視聴体験の設計にも注力してきました。
サービスの成長に伴い広告インプレッションが急増する中でも、フォーエム様には広告収益の最大化だけでなく、ユーザー様が安定して広告を視聴できる環境づくりまで支援いただいています。
AnyManagerを活用したデータ分析や運用改善を通じて、高い広告マッチ率を維持しながら、リワード広告において高いCPMを実現できたことは、当社にとって大きな成果です。今後もユーザー様の体験を大切にしながら、「BUMP」を通じて新しいエンターテインメント体験を提供してまいります。
ショートドラマをはじめとするコンテンツアプリ市場では、ユーザーを獲得するだけでなく、継続的にコンテンツへ投資できる収益基盤を構築することが、事業成長の鍵となっています。
ただし、広告収益の最大化を優先しすぎると、広告配信が不安定になったり、視聴体験が損なわれたりすることで、ユーザー離脱につながる可能性があります。特にリワード広告では、収益性とユーザー体験を両立しながら、サービスの成長に合わせて広告運用を継続的に改善していくことが重要です。
今回の「BUMP」における取り組みは、急速にトラフィックが拡大する環境においても、データに基づく継続的な運用改善によって、広告収益性と配信品質を両立できることを示す好例になったと考えています。
フォーエムは今後も、広告収益の最大化だけを追求するのではなく、メディアやアプリ事業者がユーザー体験を維持しながら、持続的に成長できる収益基盤づくりを支援してまいります。
会社名:株式会社フォーエム
所在地:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー31F
代表者:代表取締役 綿本和真
事業内容:メディアプロダクト事業/メディアパートナー事業/テクノロジー支援事業