FORENCOS｜老舗韓国コスメブランド「FORENCOS」の日本での販売支援。「AnyX」と「AnyTag」を活用したデータドリブンなマーケティング施策により、日本市場におけるEC売上2.3倍を達成！ベトナム展開も開始

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AnyMind Japan株式会社 Global E-commerce事業部 山本 愛
FORENCOS CO.,LTD 理事 ソン・グァンミョン　氏
FORENCOS CO.,LTD 代表取締役CEO チョン・チュンヒ 氏
AnyMind Japan株式会社 Brand Commerce Marketing事業部 須﨑 有咲

FORENCOS CO.,LTD は、1988年に誕生した韓国のビューティーコスメティックブランド「FORENCOS」を展開しています。FORENCOSは日本でのさらなる販路・認知拡大を実現するために、2024年５月にAnyMind Group（以下、AnyMind）と日本におけるオンライン独占販売契約を締結しました。AnyMindは輸入対応からEC販売、マーケティング、顧客配送、カスタマーサポートまで包括的に支援しています。

今回は、日本市場でのブランド認知度向上に向けた戦略や、AnyMindとの取り組みについてFORENCOS社の代表取締役CEO チョン・チュンヒ 氏と理事のソン・グァンミョン 氏に、お話を伺いました。

【日本での主な支援内容】
販売チャネル管理
ECマネジメントプラットフォーム「AnyX」で各種ECモールや公式サイトのデータを統合・分析。データと活用し、販売・在庫管理や販促施策の最適化を実施

物流
グローバル物流プラットフォーム「AnyLogi」や日本でのネットワークを活用し、日本への輸入対応から国内流通までサポート

マーケティング
87万人以上（2024年12月末時点）のインフルエンサーのデータが蓄積されているインフルエンサーマーケティングプラットフォーム「AnyTag」やAnyXで統合・分析したデータを活用し、データドリブンなマーケティング施策の立案・実行

カスタマーサポート
各種ECモールやメッセンジャーアプリと連携している会話型コマースプラットフォーム「AnyChat」を活用した顧客対応

日本はコスメの品質や機能性に対する消費者の目が非常に厳しい市場

まずは日本進出を決めた理由と、日本市場をどう見られているかを教えてください。

チョン氏
日本市場への展開を決めた理由は、K-Beauty（韓国製化粧品）への関心が高まっていることです。日本は美意識が高い方が多く、老舗の国内コスメブランドが数多く存在するなど、美容市場は非常に成熟しています。そのため、品質や機能性に対する消費者の目が非常に厳しい市場であると考えています。

こうした環境の中で、日本の皆さまに信頼される商品を提供できれば、私たちのブランドの価値をさらに高め、K-Beautyの魅力を日本の消費者に届けることができると確信しています。そのため、日本市場への進出は私たちにとって非常に重要であり、積極的に取り組んでいます。

日本での展開を進める中で苦労した点や課題などはありましたか？

チョン氏
日本での展開を進める中で、特に苦労した点は、日本の消費者ニーズに寄り添いながら、ブランドの認知度を高めるための効果的なマーケティング施策を実現することです。単に商品を提供するだけではなく、ブランドの魅力をしっかりと伝え、消費者の共感を得ることが海外展開を成功させるために重要だと考えています。

そのため、FORENCOSブランドを自社ブランドのように大切に扱い、かつ日本市場に精通したマーケティングスキルとノウハウを持つ信頼できるパートナーの存在が必要だと思い、AnyMindをパートナーに選びました。

AnyMindと取り組みを進める上でどのような目標を設定しましたか？

ソン 氏
日本市場における私たちの目標は、「ブランドの認知度を拡大」「より多くの消費者にFORENCOSの商品を届ける」ことです。特に「日本市場におけるK-BeautyのNo.1ブランドになる」というビジョンを掲げています。

日本市場に精通した効果的なインフルエンサーマーケティング施策により、EC売上が2.3倍に！

改めて当社AnyMindの支援内容についてお話いただけますか。

ソン 氏
AnyMindには、日本市場での販売業務を全面的にサポートしていただいています。具体的には、輸入対応から始まり、ECモールでの販売、マーケティング戦略の立案と実行、顧客配送、カスタマーサポートまで幅広い業務をお願いしています。

AnyMindは、独自のプラットフォームを持っているだけではなく、日本市場のトレンドや消費者について非常に詳しく、リップティントをはじめとした複数の商品において、デジタルマーケティングやインフルエンサーマーケティングを活用した戦略的なアプローチを提案し、サポートしてくださっています。

その結果、日本の消費者とのエンゲージメントを深めることに成功し、支援開始前に実施されたQoo10「メガ割」*11位を獲得した際の売上を超え、EC売上2.3倍*2と、非常に大きな成果を上げることができました。

^*1：年4回開催されるECプラットフォーム「Qoo10」最大級の割引イベント
^*2：AnyMind支援開始前のQoo10メガ割実施月の売上との比較。FORENCOS社調べ

230%増加を達成できたポイントはどこだったとお考えですか？

ソン 氏
FORENCOSの商品力とAnyMindのマーケティング戦略が相乗効果を生み出した結果だと確信しています。特に、ティントの売上は非常に好調で、2024年8月に日本で発売した16色展開のリップティント「Soak Tatoo Tint（ソーク タトゥー ティント）」は、日本市場でも広く認知されるようになりました。

AnyMindからは、リップティントのプロモーションにおいて、ターゲット層である20～30代の女性を中心に、日本のインフルエンサーとのコラボレーションを強化する提案をいただきました。AnyTagを活用したデータドリブンな施策に基づいており、納得性の高い内容でした。

具体的には、InstagramやTikTokなどのSNSプラットフォームを活用し、ターゲット層に共感を呼び起こすビジュアルやストーリー性のあるコンテンツを展開しました。特にインフルエンサーに商品を試していただき、その使用感や効果をリアルに伝える投稿が大きな反響を呼び、フォロワーとのエンゲージメントを深める結果となりました。これらの施策により、商品に対する関心が高まり、ブランドの認知度が一層拡大したと感じています。

さらにリップティントは、季節ごとに新しいカラーバリエーションを展開することで、消費者の皆さんに継続的に関心を持っていただくことができ、販売促進にもつながりました。

■「Soak Tattoo Tint（ソーク タトゥー ティント）」

タトゥーのように落ちにくく*3、高発色で長時間美しい仕上がりを保ちます。まるでつけたてのような最初の発色が持続するのが特徴です。ウォータリーテクスチャーにより、自然なツヤ感を与え、唇を快適に保ちます。活気に満ちたカラフルなカラースペクトラムで、さまざまなシーンにぴったりなカラーをお楽しみいただけます。

^*3：FORENCOS調べ。着用100時間を想定した場合において。効果には個人差があります

SNS広告運用についてはどうでしょうか？

ソン 氏
広告運用においては、過去のデータ分析を基に、SNS広告のターゲティング精度を向上させ、広告のクリック率やコンバージョン率を最大化しました。この戦略的アプローチにより、リップティントだけでなく、FORENCOSブランド全体が日本市場で急速に認知され、売上向上を実現することができました。

今後の日本市場や海外展開に関する展望について教えてください

チョン 氏
こうした成功体験をさらに積み上げ、日本市場での存在感を高めていきたいと考えています。具体的には、リップティントを中心とした主力商品のプロモーションを加速させたいと考えています。

やはり、コスメとSNSは親和性が高いと考えていますので、これからもインフルエンサーマーケティングを活用し、幅広い層にFORENCOSの魅力を届けていきたいです。日本市場に合わせた季節ごとの限定商品や特別カラーの開発や商品化を進め、より多くの消費者に受け入れられるブランドへと成長させていきます！

AnyMindには2024年の11月より、日本に加え、ベトナム市場の販売支援もお願いしています。AnyMindとともにグローバル展開を加速し、K-Beautyの人気が急上昇している東南アジアやインドなど、新たなマーケットへの進出を目指していきます。

■「FORENCOS(フォレンコス)」について

FORENCOSは1988年に誕生した創業36年目の韓国のビューティーコスメティックブランドです。ロッテ百貨店、新世界百貨店といった韓国国内の百貨店で販売を開始。2018年からはリップティントが人気を集め、「ティント名家」「国民ティント」として呼ばれMZ世代の女性に愛されている、韓国を代表するコスメティックブランドに成長しました。