今回は、ECプラットフォーム「Shopify」が半年ごとにリリースする「Shopify Editions」の最新アップデートについて詳しくご紹介します。
1. そもそもShopify Editionsとは?
日々アップデートを重ねているShopifyですが、半年毎にShopify Editionsと呼ばれる大規模な機能・製品のアップデートを行っています。 Shopifyを利用している、もしくはこれから利用開始を検討している企業にとって要注目の情報が多数含まれますので、その内容をご紹介します!
2. SHOPIFY EDITIONS | SUMMER ʼ24の概要
公式サイト: href=”https://www.shopify.com/jp/editions/summer2024″>https://www.shopify.com/jp/editions/summer2024
公開日:2024年6月24日
3. 主要なアップデート内容のご紹介
それでは、以下に主要なアップデート内容のご紹介をいたします。
広告配信関連の機能強化
Shopify Audiences
利用可能日:リリース済み(Plusユーザー)
利用可能地域:USA&Canada
アメリカ・カナダかつ最上位プランであるPlusユーザーのみが利用可能なオーディエンスリストの作成ツールです。Googleなど外部広告プラットフォームでのリターゲティング広告配信の際に、リターゲティングリストとして利用できます。
参考URL:
https://www.shopify.com/jp/editions/summer2024#audiences-retargeting
Google、Metaを対象としたShop Campaignsの強化
利用可能日:リリース済み(Plusユーザー)他プランでは早期アクセス
利用可能地域:USA&Canada
現在アメリカとカナダのみで利用可能な、Shop Campaigns関連のアップデートです。Shopifyアプリ上からGoogle、Metaへの3rd party配信を行うことが可能です。
参考URL:
https://www.shopify.com/jp/editions/summer2024#shop-campaigns-external-ads
Shopify ExpertsのAnyMind Group株式会社へのご相談はこちら:
お問い合わせ | AnyMind Group
B2Bビジネスに対する機能強化
B2Bストアでの手動支払い
利用可能日:6/24(全プランで早期アクセス可能)
利用可能地域:グローバル
B2Bストアにおいても、銀行振込・小切手・国際電信送金など、チェックアウト時に手動による支払い方法を提供することが可能になりました。
参考URL:
https://www.shopify.com/jp/editions/summer2024#manual-payment-methods
ヘッドレスB2BストアフロントとHydrogenテンプレート
利用可能日:リリース済み
利用可能地域:グローバル
Storefront APIでB2Bストアもサポートされたことにより、B2Bストアでもヘッドレス対応・Hydrogenテンプレートを利用可能になりました。
参考URL:
https://www.shopify.com/jp/editions/summer2024#headless-b2b
利用可能日:リリース済み
利用可能地域:グローバル
卸売販売ストア向けにデザインおよび最適化されたテーマです。
全ユーザーが利用可能ですが、Plusユーザーであればより高度なカスタマイズが可能です。
参考URL:
https://www.shopify.com/jp/editions/summer2024#trade-theme
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グローバル販売
関税込みの価格設定機能
利用可能日:全プランでアーリーアクセス
利用可能地域:USAのみ
製品価格に関税や輸入税等を含めることが可能になります。 これにより、「いざ注文しようとしたら、関税込みのトータルの金額が思ったより高かった」といったギャップを減らすことができます。
参考IURL:
https://www.shopify.com/jp/editions/summer2024#duties-included-in-prices
UPS
利用可能日:リリース済み
利用可能地域:USAのみ
UPSでの海外配送のオプションとして関税を前払いすることができます。
参考URL:
https://www.shopify.com/jp/editions/summer2024#ups-rates-and-duties
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新規API・アップデート
Exchange APIs(近日公開予定):返品に交換商品を追加すると、それらの商品が割引され、返品の送料と返品手数料が適用されるなど、返品・交換関連のAPIが公開予定です。
参考URL:
https://www.shopify.com/jp/editions/summer2024#exchange-apis
Shopify POSでの割引機能のサポート:Shopify 割引機能を通じて作成された割引を Shopify POS で活用できるようになり、よりオムニチャネルにディスカウントを実施できるようになりました。
参考URL:
https://changelog.shopify.com/posts/discount-functions-support-on-shopify-pos
Branding APIのアップデート:チェックアウト画面でのカラースキーム、新しいヘッダー・フッターの位置などが追加されました。
Storefront Cart API :配送先住所、希望する配送方法、受け取り場所などの事前に収集した購入者の情報を、チェックアウト時に自動的に入力することができるようになります。
Customer Account API metafields(開発プレビュー中):顧客情報を保存およびアクセスし、ログインした顧客が自分自身に関する情報を更新できるようになります。
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Shop Pay関連のアップデート
Salesforce Commerce Cloudへの統合 利用可能日:リリース済み
利用可能地域:グローバル
Salesforce Commerce Cloudで決済方法としてShop Payを利用できるようになります。
BOPIS(Buy Online, Pickup In Store)機能
利用可能日:リリース済み
利用可能地域:グローバル
Shop Payコンポーネントに対してBOPIS機能が追加されます。
Shop Payを導入しているオンラインストア上で購入を行い、実店舗で受け取りができる機能です。
参考URL:
https://www.shopify.com/jp/editions/summer2024#shop-pay-component
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shopify Magic
コマースに特化した生成AIであるShopify Magicの各種機能の紹介です。
参考URL:
https://www.shopify.com/jp/editions/summer2024#shopify-magic
メディアエディター 利用可能日:リリース済み
利用可能地域:グローバル
商品画像やストア図たい、Eメールなどあらゆるメディアの作成・編集に、shopify Magicを利用することができます。
参考URL:
https://www.shopify.com/jp/editions/summer2024#media-editor
製品分類
利用可能日:リリース済み
利用可能地域:グローバル
4. 見解
今回のShopify Editionsでの主要なポイントは下記の通りです。 1 コマース特化のAI: 既にリリース済みのShopify Magicを中心に、AIアシスタントであるSidekickのリリースなど、AI関連の新機能・機能強化が進んでいます。 現状、日本語には対応していない機能に関しても、いずれ利用できるようになると予測できますので、今のうちから情報収集しておくことをおすすめします。 2 B2Bストアへの機能強化: 卸売などB2BのビジネスにおいてもShopifyが更に利用しやすくなりました。 B2B向けのテーマや、在庫管理・配送・決済などにおいてもB2Bに特化した機能がリリースされています。
5. まとめ
AnyMindはShopifyの公式パートナーとして、これらの新機能を最大限に活用し、貴社のビジネスを支援いたします。詳細な情報や導入に関するご相談は、お気軽にお問い合わせください。
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